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ちょっとしたこと。~活動報告あれこれ。  作者: ゆずはらしの
日常の中にひそむ、やっちゃった~! な出来事。
18/60

ファイナルデータ劇場

こわれた。


HDD……。


なんのしれんですかわたしなにかわるいことしましたかデータとりだせないんですけどどうすりゃよいんだふっきゅうできませんかああああああああああああ。


と、慌てふためいた後。復旧のためにファイナルデータを購入することにしました。


データの救出に一晩かかった……。


壊れたHDDから、新しく購入した別のHDDへ、中身を検索してデータを探し、破損した部分を修復、復元して移し替えました。


ややこしい所のほとんどをやってくれたのは、わたしじゃなく、ファイナルデータですが。さすがに評価、知名度No.1の復元ソフト。ほぼ完璧な仕事をしてくれました。



が。



あまりにも完璧すぎて、破損したデータの復元の際、


データの痕跡やら何やらからも再生して下さったため、


一つのデータが山ほどコピーされたような状態に。……………この中から必要なもの探して、復元が完全かどうか、いちいち確認せにゃならんのか……………。


バックアップは大事だね(涙)。


救出したデータに何か不備があった場合、もう一度、やり直しして調べねばなりません。そしたら、また一晩かかっちゃうのかな?


……まあ……、勉強にはなるから良いけどさ。復元のやり方やら、手順やらの。



一つ気になっているのが。


壊れたHDD、持ち運びしやすいポータブルHDDで。実際、わたし、持ち運びしてました。


で、壊れた日。ネットカフェのパソコンに接続したら、いきなり壊れた。


………ウイルス?


なんだかそういう疑いが、そこはかとなく。生じて消えない。





念のため、壊れたHDDは隔離中。接続したうちのパソも、スキャンかけて調べておきました。一応、大丈夫でしたが……。


ファイナルデータは、そうしたウイルスにも対応して、駆除した状態でデータを復元するので、移し替えた方は大丈夫なはずです。そちらは心配してない。


でも壊れてる方がね……。


どちらにせよ、フォーマットしないと、どうにもならないんだけど。





持ち運びして、ネットカフェに接続させる媒体には、


壊れてもさほど影響のない物にするのが正解なんでしょうね。中身移すの面倒で、大容量のをそのまま持って行ったのが、そもそもの間違いでしたよ(*_*)


以下は、ファイナルデータ劇場です。



☆ ★ ☆



パソの中身吹っ飛んだり、HDD壊れたり、復元したり、セキュリティチェックしたり。


怒涛の一週間……。


精神へのダメージやらストレスやらで、


「おバカさんな話が書きたい(T_T)」


と、なっていた私って、何か終わっている気がする。他にやることあるだろう。他に。


そういうわけで、


復元作業しながら書いてました(←おい)。


ファイナルデータ劇場。


実際に何があったのかを、ふぁんたじー(一部えすえふ)風な小話にしてみました!(^O^)/(ヤケ気味)



☆ ★ ☆



ファイナルデータによる破損データ復元ドラマ

脳内劇場






どこにでもある、ごく当り前の、のどかな町(ごく普通に使用中のポータブルHDD)。


そんな町に、魔の手が忍び寄る。


治安を維持し、町を警護する部隊が外へ出(使用者が睡眠などで電源を落とし、席を外し)た隙に、それは起きた。




兵士A「隊長! 大変です。町(HDD)が、敵部隊に囲まれました(認識異常でファイルが開けない)!」


隊長「何ぃっ!?」




不意をついての敵国の侵入。


町は完全に包囲され、取り残された住民は、脱出が不可能。援護しようにも、中に入ることができない(ドライブ認識異常により、ファイルが開けない。中のデータを閲覧することも、取り出すこともできない)。




隊長「町(HDD)の中は、どうなっている……、住民データは。生きているのか?」


斥候兵「潜入(ファイル開示)を試みましたが、失敗しました(エラー)。町中の様子はわかりません」


隊長「だが、住民は生きているはずだ(データは残っているはずだ)」


通信兵「隊長! 本国(パソコン本体)より指令です。速やかに敵軍を攻撃、これを殲滅すべし!(フォーマットしてください)」


隊長「馬鹿な! あそこにはまだ、住民データが残っているんだぞ!?」


通信兵「治安維持のためには犠牲もやむなし(フォーマットして中身を全削除、パソコンで認識できるよう、新しく作りなおせ)、とのことです!」


隊長「従えるか! 住民はまだ、あの場所で生きているんだ(重要だから消せないデータなんだよ)!」




繰り返される、本国パソコンからの指令エラーメッセージ




通信兵「隊長、また攻撃命令です!(フォーマットしてください、のエラーメッセージが何度も)」


隊長「ここは電波が悪い。われわれは、その通信を受け取りたくとも受け取れなかったのだ。そういう事にしておけ!(いいえを押してキャンセルしました)」


副隊長「しかし、これからどうすれば」


隊長「友軍につてをたどろう(ネットの質問箱を検索)」




近くにいた友軍から、援護の兵士が(質問箱の解答に有益な情報を発見)。




援軍兵士「わたしは、斥候班に所属しております(ファイナルデータ無料お試し版)。町中の様子を探ってきます(開けないファイルの中身を検索可能)」




援軍兵士の活躍により(無料お試し版をダウンロードして使用)、町中に取り残された住民は、ほとんどが生存していることが確認された(開けないファイルの中身確認。破損はあるが、ほぼ残っている)。




援軍兵士「住民はほぼ、無事です。申し訳ありませんが、われわれにできることは、ここまでです(無料お試し版では、中身の検索はできるが、復元まではできない)」


隊長「いや、良くやってくれた。その情報が手に入っただけでも希望が見えた。ありがとう(とりあえず、データは消えてないって事がわかったのでちょっと安心)」


援軍兵士「よろしければ、助言をしても」


隊長「頼む」


援軍兵士「われわれは元々、傭兵団に所属しておりました。その本隊を、招くことを提案いたします」


隊長「どこの傭兵団だ?」


援軍兵士「レスキュー専門のスペシャリスト。いかなる事態においても、救助をあきらめない。ファイナルデータ傭兵団(データ復元ソフトファイナルデータ)です」




本国からの指令はまだ続く。




通信兵「隊長! 攻撃を開始しろと、命令がまた(フォーマットしてください、とエラーメッセージがひたすら出る)!」


隊長「無視しろ(キャンセル)。通信機器は、不幸にも事故にあったのだ。

よし。傭兵団に住民の救助を依頼しよう。費用は、わたし個人の私財から支払う(出費がとっても痛いけど、ソフト購入を決めました)」




傭兵団に、町の住人の救助を依頼(アマゾンに注文申し込み)。緊急の一言を付け加える(お急ぎ便で頼みました)。




隊長「敵軍の様子を監視。ただし、こちらからは手を出すな(破損したHDDを取り外す。ソフトが来るまで保管)」


通信兵「傭兵団より通信(アマゾンから発送お知らせメール)。できうる限りの速度でこちらに向かっているそうです(宅急便屋さんが、がんばってくれました)」




焦燥に満ちた一日が過ぎる。




通信兵「隊長! 傭兵団が到着しました!(ソフトが届きました)」


傭兵団の団長「いきなりだが、費用は前払いでお願いする(代引きで支払いました)」


隊長「ずいぶんな自信だな」


傭兵団の団長「われわれは、スペシャリストだ。可能な限り、住民の救出を行うことを約束しよう。

傭兵団ファイナルデータ、団長のナインだ(商品名、ファイナルデータ9.0+)。

住民救出に辺り、指揮権を譲っていただきたい。最後の住民が救出されるまで、われわれの指示に従ってもらう」


隊長「了解した。頼む」


ナイン団長「斥候兵。町の様子と住民の状態を探れ」




傭兵団斥候兵の帰還。




傭兵団斥候兵「住民の様子です」


ナイン団長「うむ。どうやらほとんどは無事らしい。

よし。では、住民を一時的に保護する場所を確保しろ(破損したHDDから復元したデータを移す場所を別に確保するため、新しいHDDを購入。パソコンに接続する)。救出班。頼めるか」


救出班「行って参ります」




救出に向かうが、失敗(通常の復元ではデータ抽出ができなかった)。




ナイン団長「もっと詳細な情報が必要だ。斥候兵。数名ずつ班を組んで町中に潜入。内側から探れ(高度な復元を試みる。クラスタスキャン開始)」


隊長「こんなに多くの兵士が、潜入できるものなのですか?」


ナイン団長「完璧に包囲されているように見えても、穴はどこにでもあるものです。われわれは、そうした穴を見つけ、利用することに長けている。

時間がかかります。あなたがたは、怪しまれぬよう、いつも通りに振る舞ってください(クラスタスキャン終了まで何もできない)」




四時間経過。




ナイン団長「斥候班が帰還した。これより、救助活動に移る(復元開始)」


隊長「無事な者は少ないな……ほとんどが負傷している」


ナイン団長「負傷者には医療班が、ただちに手当てを行います(データ復元)。われわれの医療班は優秀です。軽傷の者ならすぐに元気になりますよ(断片からでもデータ修復が可能)。

重傷者の場合は、完全には無理ですが(破損が激しい場合は、完全に復元はむずかしい)……命がありさえすれば、救助してみせます(少しでもデータが残っていれば、可能な限り復元)」




次々と、救助されてゆく住民。




医療班士官「負傷した住民の、破損した部位を補うため、細胞からのクローン培養を始めます(破損したデータの痕跡から、復旧を試みる)」


隊長「……団長。こんなに腕が必要なのか……?(断片からの修復のため、同じデータがどんどんコピー状態に)」


ナイン団長「最も適合する腕を本人につなぐため、細胞から培養しました」


隊長「しかし、一人に五本も六本も腕はいらないだろう……?」


ナイン団長「われわれの医療班は職人意識が高いので」




なぜか、負傷した住民データ一人に対し、腕や足(破損した部分の復元データ)が十

本以上培養されている。




ナイン団長「不必要と思われるものは、後でそちらで処理していただければ」


隊長「ええ~……このコピーがぽこぽこある状態から、よりわけるの……」




念の為なのかどうか知らないが、削除したはずのデータまで復元されている。すごすぎる。




医療班士官「緊急手術、完了しました」


ナイン団長「救助完了。われわれはこれで、撤収いたします」


隊長「うわ~……住民データがほぼ全員救助されてるよ……。ありがとう、感謝する」


ナイン団長「これがわれわれの仕事です。それでは!」




感動的な音楽と共に、傭兵団が去ってゆく。なぜか夕陽も沈んでいる。




隊長「ありがとう、ファイナルデータ!」


兵士A「よかったですね、隊長!」


隊長「ああ、だが、大変なのはこれからだ」




そうなのだ。




隊長「救助も大変だが、その後の復興にこそ、時間と手間がかかるものだ。そこに住むものにとっては。

救助された住民の様子を見て、必要ならば、カウンセリングや別の町への移住を検討せねば(無事なデータの全確認と、重要度の高いデータの保護その他……一晩じゃ終わらない)」


兵士A「あの、それで、……残されたあの腕や足の部分、どうしましょう」




クローン培養された腕や足が、そのまんま残されている(破損データから再現されたコピー状態の部分データが山ほど)。




隊長「うん、これもどうにかしようね……(涙)。誰かに使えるってわけでもないから、穴掘って埋めようか(一応中身を確認してから削除。時間かかる。とにかくかかる)」




その後、町を包囲していた敵軍は、本国からの増援により、一斉攻撃を受け、町ごと壊滅(フォーマットにより、中身全削除)。




いかなる状況においても救助をあきらめない、ファイナルデータ傭兵団。


東にドライブ異常で泣く者あれば、行って安心しなさいと言い、


西に間違えて削除してしまった者あれば、行ってまだ救助はできると言い、


南にしまった、フォーマットしちゃったよ! という者あれば、何とかしてやろうと言い、


北にパソコンが燃えちゃったという者あれば、それは業者に出せと言う。




行け行け、ファイナルデータ。負けるな、ファイナルデータ。


今日もどこかで、「やっちゃった~!」という悲鳴が響く。そんなあなたに頼もしい味方。



頼もし過ぎて、後始末が大変だったりもするけどね!






終わり。


クラスタスキャン中、やることなくて書いていた。最終的に徹夜だったんだよ……(+_+)




2011年 08月16日、2011年 08月20日、2011年 08月24日の記事より改稿






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