割れた……。
愛用していたロイ・カーカムのマグカップが割れた。
なにかもう、いろいろへこみました。
日本ではあまり出回ってないんですよ、ロイ・カーカム。割れたマグカップは、イギリス土産で。ハーブの絵がついているものでした。日本で見かけるのは大概、ルドゥーテの薔薇の模様なので、素朴な感じが気に入っていたのですが。
割れた。落としてもいないのに割れた。いきなり割れた。(T_T)
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ティーカップやマグカップですが、紅茶を良く飲む地域のものは、紅茶用に気を使った作りになっています。
基本的に陶器ですが、紅茶用のカップは、口に触れる部分が薄く焼いてある。
茶の味は繊細なので、器の持つ土の味が混ざらないように、との配慮なのだそうです。コーヒーを良く飲む地域のカップを見ると、口に触れる辺りが、分厚く焼いてある事が多い。コーヒーは土の味に負けないぐらい味が強いので、分厚くてもOKなのでしょう。
日本産のマグカップも、ほとんどが分厚い。
割れたマグカップは、イギリスで作られただけあって、口に当たる部分が薄く作られていました。……だから割れやすかったのかな……。
ちなみに、海外作のカップは、持ち手が大きめに作られている事が多いです。日本人より大柄な人たちが持つから、当然と言えば当然ですが。
そうして私はとりあえず、練り石鹸を作りました。つながりは全然ありません。材料余ってて、ずっと、何とかしないとなと思ってたんです。ちょうど良いかと、ひたすらこねまくりました。
粘土をこねる感じで、ストレス解消になりました。
※ロイ・カーカム
30年前に創業したイギリスの陶器メーカー。窯自体は18世紀から続くものを使用しており、職人の技術は高い。ルドゥーテの薔薇を描いたシリーズが有名。
※ルドゥーテ(ピエール・ジョゼフ・ルドゥーテ)
バラの画家として名高い、十九世紀の宮廷画家。ナポレオンの妃ジョゼフィーヌの薔薇園に出入りを許され、バラ図鑑他、植物の博物画を描いた。
※練り石鹸
……と、呼んで良いのかどうか。石鹸素地を細かく砕いたものに、ハーブの抽出液を加え、ねりねりして形を整え、乾かしたもの。子どもでも簡単に作れる石鹸。ただし、香りなどは、精油などを加えない限り、ほとんどない。
今回は、ペパーミント、ヒソップに、古くなったフレーバードの紅茶を混ぜてみた。やっぱり香りは飛んでしまった。けれど紅茶のタンニンが反応して、石鹸がベージュっぽいピンクになった。面白かったので良しとしよう。
2010年 04月06日




