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第四話 Start Training

資格を取る試験やら学年末テストやらで小説がなかなか書くことが出来ませんでした。

グダグダな脳みそで一生懸命書きました。

しかし見学はつまらないな。ただ見てるのにはもう飽きてきた。はやく原因解かんないかな…

などと考えている間に授業が終わってしまった。

教室に戻ろうとしていると、

「おい。お前。」

なんか聞こえたが気のせいだろう。

「そこのお前だよ!無能力者!w」

さすがに今のwには苛立ちを感じ振り返る。

「なんだよ?」

「なんでいつまでもここに居るんだよ?無能はさっさとここから出て行ったらどうなんだよ?w」

俺は無能力者ではあるが、無能では無い。気が長い方ではないため、ついつい喧嘩を売ってしまった。

「あーあ、何処の世界にも居るんだよな。自分を棚に上げて自分より劣って居る奴を平気で見下す奴が。こんな醜いやつが居るからいつまで経っても世界は綺麗になりゃしない」

喧嘩を売ってみたものはいいものの、実際に自分が劣っていることを今思い出してしまった。

「なめた口きいてんじゃねぇよ!雑魚が!」

どうやら相手はパイロキネシスだったらしく炎が目の前に飛んできた。これはあったら軽い火傷じゃすまじゃないな、と、本気で焦ったとき、

  ドォン!

なんかすごい音が聞こえた気がしたが、いまはそんな場合じゃない!必死に醜い姿になった後の生活をどう過ごすか一生懸命考えていたら、

「…………ん?なんも飛んでもない?」

恐る恐る顔を上げてみると、

「お前は確か…転校してきた新入りじゃねぇか。これはどういうつもりだ?」

俺の目の前には転入してきたばかりのヴェルラだった。ヴェルラは俺の前に立って同じ炎で相手の炎を消し飛ばしたようだった。

「ふん。いい年こいて弱いものいじめか?まったく、貴様のような低脳な人間が考えることはよく分からんな」

今度はヴェウラが挑発をしていた。

「なんだと!」

すっかり血が頭に上りきってしまっていた相手は炎を飛ばしてきた。

「ふん」

ヴェウラはやれやれといったような感じで、気だるそうに相手に同じ大きさの炎の玉を飛ばして相手に突っ込んで行った。

炎の玉は見事に相手の玉に当たり爆ぜた。

「ゴホッゴホッ、何処行きやがった?」

相手はあからさまに玉を飛ばしまくっていた。

「いったいお前は何処を見ている」

そう聞こえたときにはもう遅い。ヴェウラは相手の後ろに回りこみ、関節技を決めていた。

「な!?いつのmいででででで」

「能力に頼りきっているからこうなるんだ。これに懲りたら弱いものいじめなど止めるんだな」

そういってヴェウラは相手を解放してやった。

「くそっ、覚えてろよ!」

そんな今は誰も言わなさそうな捨て台詞を吐いて走って何処かへ行ってしまった。

「ふー、助かった。ありがとうなヴェウラ」

「貴様も貴様だ。力が無いなら無いなりに体を鍛えたりしたらどうなんだ?」

「ごもっともです…」

「貴様が無能力なのは聞かないでおくが、まあ、精々頑張るんだn」

な、と言おうとしたときにヴェウラがふらついた。

「おい、大丈夫か?」

「ふん、心配は無用だ」

そう言ってヴェウラは去っていった。

本当に大丈夫なのだろうか…心配だ。それにしてもあいついいやつだったな…最初の会話では冷たかったが、アドバイスまでしてくれて…うん。アイツはいいやつだ。


それから俺は地道にトレーニングを始めた。


     ◆


「はぁ…はぁ…」

ヴェウラはふらふらになりながら椅子に腰掛けた。

「なんて無様な姿だ。もう限界とはな…」

ヴェウラは息を整えて自室へと戻っていった。

ヴェウラが想像の人物と違うやつになってしまった…

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