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4F


 当たり前の事だが、依頼という物は常に安定しているという物ではない。

 良い依頼程競争率は高く、悩む間もなく誰かが先に持っていく。


 特に、短期間で大金を稼ぐ場合はその傾向は顕著であると言えるだろう。

 

 故にクリスは困り悩んでいるのだが……リュエルは内心ほくそ笑んでいた。

 むしろ、最高のタイミングでトラブルが起きてくれたとさえ言える。


 彼女の……いや、彼女達の計画を実行に移す、最高の……。


「クリス君。あのさ」

「うぃ?」

「知り合いからの依頼で、出来高制の依頼があるんだけど、どう?」

「それって、五十万稼げそうなの?」

「クリス君次第」

「リュエルちゃんは、私で出来ると思う?」

 クリスはそっと目を閉じ、そして信念を込め頷いた。

「――確実に」

「ならやろう。何でもやるよ? 冒険者だもの」

 そう言って、クリスは微笑む。

 冒険者として失格と言われたのは少しだけ悲しかった。

 だからこそ、クリスはその覚悟を持っていた。




 そうして決意を心に依頼を受けて、クリスは今――ぬいぐるみに囲まれていた。

「……これはちょっと……予想外だなー」

 しゃべるぬいぐるみとして可愛らしい女性や子供達にきゃーきゃー言われながら、クリスはニコニコ笑顔で手を振る。

 その様子を彼女は後方で腕を組み微笑みながら頷いていた。


 彼女の名前はルルクレア。

 

 このファンシーショップ『ふぁんふぁんふぁーふぁー』通称フォーエフの店長であり、そしてクリスの熱心なストーカーである。

 つまるところ、この状況は全て彼女の企みによる物であった。


 あの日、魔王城から出て来たクリスを見てルルクレアは衝撃を受けた。

 それは愛と呼ぶ程悲しい物ではなく、恋と呼ぶ程淡い物でもない。

 言うなれば、運命。

 そう、ルルクレアはクリスを見て、運命を感じたのだ。


 彼こそが可愛さの頂点に到達した存在であると――。


 彼女はこれまであらゆるぬいぐるみを手にしてきた。

 可愛い物があると聞けば世界中を旅し、可愛いと思えたらあらゆる物を作り、そして同志にその気持ちを伝え続けて来た。

 そうして可愛いの伝道師として今日まで生きてて来たルルクレアだったが、それでもクリスより可愛い物は見た事がなかった。


 いつの日か……我が店に引き入れぬいぐるみに混じって貰おう。

 そう思い今日まで学園の傍にこまめに通って彼をストーキングしていた。

 そして今日、ついにその野望が叶った。


 ニコニコ顔のルルクレアだが、腕を組んだまま恍惚とした表情で鼻血を出していた。


「それでも……これで良いのかな本当に?」

 クリスは困った顔で首を傾げる。

 一週間で五十万オーロ稼がないといけない。

 だというのにやってる事は臨時店員という立場のままぬいぐるみに混じって『いらっしゃいませ』とだけ言って、後は手を振ったりのファンサだけ。

 収益的にも店員的にもこれじゃあ駄目だろう感がむんむんだった。


「大丈夫だと思うよ」

 そう言って奥から現れたリュエルの方にクリスは目を向ける。

「あらあら。めっちゃ可愛いね。似合ってるよ」

 そう言ってクリスが微笑むと、リュエルは頬を赤らめ照れ笑いを浮かべた。


 彼女の着ている衣装はディアンドル風の物だった。

 メイド服やウェイトレス服の様にふんわりと広がる赤いスカートに、清潔感ある白いブラウスにエプロンを合わせた様なデザイン。

 藍色の髪には、ピンクほど派手ではない桜色のリボンが程よく馴染んでいる。


 ルルクレアが彼女の為だけに用意した特別な制服は、これでもかと可愛らしく仕上がっていた。


 店の奥でルルクレアはグッと親指を立てリュエルの仕上がりに満足げさを表す。

 ルルクレアは可愛い物が大好きである。

 であるならば当然、高身長無口っ娘系後輩リュエルちゃんの事も大好きだった。

 特に、店の常連でありこの契約の同盟者でもある同志であるのだから、その感動も一塩である。


 そう……これはルルクレアとリュエルが共謀し生み出した夢の空間。

 クリスをこのフォーエフに呼び寄せ可愛い姿を存分に堪能するその目的の為に、彼女達はあらゆる手段を講じた。


 そして同時に自分達だけの野望ではなく、依頼という形でもうまくやれるという自信もあった。

 一週間で五十万を稼ぐ依頼。


 そんなのは楽勝な話でしかないと彼女達は考える。

 確かに、フォーエフはカリスマ的ファンシーショップだが小規模店舗である為依頼相手に五十万も渡す程儲けるのは無謀に等しい。

 それでも、出来る自信があった。

 クリスの可愛さを利用すれば。


 ルルクレアとリュエルの自信は確信さえ近かった。

 というか、自分が買う立場として考えたら間違いなく貢ぐ。


 ホスト如きが貢がれるのだ。

 それより可愛いぬいぐるみみたいなクリスきゅんならもっと稼げるに決まっている。

 そう思う位には、彼女達は狂信に染まっていた。




「……駄目ね」

 ルルクレア店長はクリスを見て、ぽつりと呟いた。

「何が駄目です? ルルクレア店長」

「ルルで良いわクリス君」

「うぃ。それで、何が駄目な感じですかるる店長」

「クリスきゅんの制服よ。……何時も私はビビっと来て仕上げてるわ。ファーストインプレッション重視なの私。その私が……くっ! 何も思いつかないなんて……。実力不足を感じるなんて何年ぶりかしら。同志リュエル! 君の意見を聞こう!」

「ごめんなさい店長。……クリス君なら何を着てもと思う自分しかいないわ」

「私もよ。……とりあえずこれでお茶を濁しながら考えるわ」

 そう言ってクリスはピンク色のリボンを耳に付け、狩猟祭時のマント装備にして冒険者っぽい恰好にしておいた。


「……いや、別に良いけどこれで稼げるんです?」

「現段階で君達のお給金は二万位かしらね」

「まだ三時間くらいなんですが……。いや詐欺じゃないです? 私店の中で手を振ったり微笑んだりしただけだよ?」

「それで十分集客してるのよ。もちろんリュエルちゃんもね」

 これは彼らを気遣ったり自分の金銭を払って彼らに施している訳でもなく、純利益から去しい引いた金額でそれだけ出せるという概算である。


 彼ら二人の集客率が良いのもそうだが、元々この店はファンシーグッズ好きにとってはカリスマ店と言われている程人気のある店である。

 彼らに十二分な利益を用意する事など造作もない事だった。


「とは言え……現状のままだと厳しいのも確かね。ほぼ確実に五十万届かないわ」

「何故です?」

 クリスはきょとんと首を傾げた。

 クリスは商売はわからない。

 だから時間割でも単純計算で五十万超えるはずなのに駄目というその理由が皆目見当つかないのだが……。


「お店の中、見て頂戴」

 その答えは、案外簡単な物だった。

「……ひろびろしてるねー」

 この店はそう大きな店ではなく、窮屈な印象があった。

 それは通路が狭くなるほどぎっしりと商品が陳列しているからという理由も大きい。

 だが今はそういう事がない。

 特に大きなぬいぐるみという売れる個数が少ない高額商品が軒並み売り切れていた。


「初日の今日でさえ、午後の内に売り切れ店を閉める事になるわね」

「現状だとどの位貰えるか聞いても良い?」

「一週間で?」

「うぃ」

「そうだね。……現状のままで、少なく見て……二人で三十かな。後半大分失速すると思うから」

「なるほど。いや、ぬいぐるみのお店で一週間アルバイト三十万ってとても凄いと思うけど」

「と言う訳で対策を取りましょうか」

「あるの?」

「あるわよ。売れすぎて困っているなら商品足すだけだし。というよりもう動いてるわ。明日からは三倍の量仕入れられる様にしてる」

「流石るる店長」

「ありがと。でもそれだけで上手く行くとはあまり思ってないの。五十万必要な状況でギリギリ五十万準備出来る状態ならトラブルで台無しになる。いっそ倍稼げる状態にしてこそ可愛いの伝道師である私よ」

「おおー。素晴らしいプライドなんよ」

「と言う訳でクリス君も同志リュエルも午後店を閉めた後は作戦会議するから付き合って」

 クリスはひょいっと手をあげ、リュエルは小さく頷いた。




 その事実を彼ら自身には言うつもりはないが、彼らならではの問題も発生していた。

 まず、クリスの場合。

 こっちは単純な話で、クリスを欲しがる人が続出した事である。

 とは言え当然と言えば当然の事だ。

 この可愛さで動いてしゃべるのだ。

 欲しがらない訳がない。

 ルルクレアだって貰える物なら欲しい。

 全財産をかけたって後悔しない価値がある。

 その所為で泣いた子供も居たし、不満から店を出て行った人もいる。

 盗もうという人も後を絶たず、クリスが気にしてなかったというか気づいてもいなかったが、実際女性に抱きかかえられ連れ去られようとしてた。

 だから、その対策もまた今回の会議でする必要があった。


 もう一つ、リュエルの方の問題だがこっちはもうどうしようもない。

 なにせリュエルに可愛い服を着せたらナンパ男が店の中に入ろうとするなんて内容なのだから。


 元々リュエルの容姿レベルは高い。

 彼女本人が勇者候補という地位であった事に加え、無表情かつ他者に無関心で拒絶する態度を取り続けていた為、その問題は表に出ていなかった。

 だが、可愛いに関しては右に出る者がいないルルクレアの特別制服を見に纏い、クリスの傍で表情の柔らかくなり、ついでに剣を持ってない状態のリュエルは男を魅了するに十分過ぎてしまった。

 他の店員も皆可愛いけれど、それでもやはりリュエルの人気は少しばかり飛びぬけていた。


 これもまあしょうがない事なのだが、ファンシーショップ店長としては、商品に興味のない野郎には来て欲しくはない。

 可愛い物が好きなら男女問わず受け入れるし買い物ついでに一言声をかける程度ならイチャモンを付ける気もない。


 問題なのは店に全く興味がない男性も入り込んで来て店の空気を悪くして、最悪営業妨害レベルの邪魔をするという事である。

 その所為で女性が入れなくなったら本末店頭だし、かといって女性限定にするのは彼女の道理に反する。

 可愛い物を可愛いと愛でるのに性別なんて些事なのだから。


 とりあえずは現状は店長の観察眼にて客以外は追い出しているが、どこまで通用するかわからない。

 今日は何とかなったけれど明日以降増える事は想像に容易く、そしてこれ以上増えると処理が追い付かず客の邪魔になってしまうだろうし、最悪ストーカーまで誕生する。

 ストーカーなんて害悪以外の何物でもない犯罪者に彼女を晒させる訳にはいかない……なんてどの面でという事をルルクレアは本気心配する。


 そんな問題を考える事を後回しにして、ルルクレアはクリスの衣装を二人と相談していた。

 これは彼女達の人生において、頂点に位置する優先順位事項であった。


「これはどう?」

 タキシード風のクリスの姿にリュエルは悶えた。

「売って下さい」

「テスト用は全部あげるわ。それじゃあ、次はこれでどう?」

 執事風の服装にリュエルは頷いた。

「素晴らしい出来です」

「じゃ、これでどう?」

 黒いマント鋭い牙……というか八重歯。

 つまり吸血鬼風である。

「吸われたい。全ての血を吸って貰いたい……」

「わかるわ。……次はワイルドに……」

 毛皮っぽくして狼風にしてみたけれど、色位しか違いはなかった。

 良く考えたらそりゃそうだ。

 わんこのぬいぐるみみたいなクリスに狼のぬいぐるみを被せて大きく変わる訳がない。


 微妙に気まずい沈黙の中ルルクレアは知恵を絞って改良し……。

 何故か狼風はカピバラ風になってしまっていた。


「……ワイルドさはないけど……これはこれで丸っこくて安心するデザインです。カピバラにクリス君が喰われている様にも見えますが」

「ありがとう。元の良さに救われた。じゃあ次はこれでどう?」

「小悪魔風! いじわるな笑みを浮かべて! ウィンクをして! キュン死にしそう!」

 着せ替え人形になりながら、きゃっきゃとはしゃぐというか壊れる二人を前に、クリスは困惑する。


 ここまでリュエルはおかしな子だったのかと今更に危機感を抱いていた。


「最後にこれはどうかしら?」

 そう言ってルルクレアはクリスに制服を着せてみる。

 ただし、この店の女性用の制服を。

 リュエルは真顔になり、そしてじっと見つめた。


「……ありかなしかで言えば……あり……ですね。新境地と言っても良いでしょう。店長は天才です。可愛いの天才です」

「ありがとう。……でも、まだ表現しきれてない気がするの」

「あの……私の服装って、そんな重要?」

 二人は何を言っているんだみたいな目をクリスに向けた。

「当たり前でしょう! むしろそれ以上に重要な事はないわ!」

「同意です。クリス君。これは依頼達成における最重要課題だよ」

「う、うぃ。わかったんよ」

 腑に落ちないけれど、彼女達の勢いに負けクリスは同意を見せた。




 真剣に、彼女達は真剣に悩んでいた。

 着せ替えの度に表情を変え、時折鼻血を出したりしてたけど、本人達的には真剣そのものだった。

「でも……店長の言う事もわかる気がする。どれも可愛いけど……しっくりとは……」

 リュエルはそう呟く。

 何か……何かが足りないと感じる。

 だけどその何かがわからなかった。

「そうよね。そう、似合うは似合うけど……これだという感じが……クリス君らしさは出せているはずなのに……」

 二人はそんな事を真剣に悩む。

 そんな時、ごとっと、二人の背後で物音がした。

 ルルクレアは慌てて振り向くが、そこには誰もいない。


 その代わり、小さなアタッシュケースが地面に転がっていた。


「……これ、君達の?」

 ルルクレアの言葉に、リュエルは静かに首を横に振る。

 クリスも違うと言おうと思ったが、そのケースには見覚えがあった。

 というかクリスのサイズに合わせて作ったクリスの為だけのケースだった。

「たぶんだけど私の物。開けてみて」

 良くわからない言い回しに首を傾げながら、ルルクレアはケースを開く。

 その中に入っていたのは……黒い、衣装だった。




 黒に染め上げられたその服装は、極めて無駄のないデザインで、どこか威圧的な印象を与えていた。

 精緻な金糸の刺繍が施され、肩には格式高い飾緒が飾られ、反対側は漆黒のマントがその身を隠している。

 帽子もまた黒に染められており、つばのある威厳と格式を感じさせる、いわゆるピークドキャップ。

 つまるところそれは、軍服と呼ばれる代物だった。


 将官が身に纏うであろう軍服。

 黒一色で可愛さなど欠片もなく、そして小さなサイズであっても威圧的と感じる様なしっかりとした作りの代物。

 そんな物クリスに似合う訳がない。


 そのはずなのに、不思議な程にぴったりと合致していた。


「どうかな?」

 身に着けしゃきーんとかっこいい顔を見せるクリス。

 ルルクレアはその場で倒れ伏せる。


 威圧的な黒がギャップとなり、凛々しさが可愛さのスパイスとなり、つまるところ……しっくりと来ていた。


「負けた……。私が……可愛さで負けた。……なんちゅう、なんちゅうもんを作ってくれたんや……」

 だくだくと涙と鼻血を流し恍惚とするルルクレア。


 そこまでではなくともリュエルも微笑み頷いていた。

「うん。すっごく似合ってる。本当に」

「ありがとリュエルちゃん」

「でも、その服どうしたの? クリス君の私服……な訳ないよね。軍服だし」

「……え、えっと……」

 クリスは何と答えようかおろおろと悩む。


 元の服装を小さくしたとは言えないし、そもそも誰が作ったかも言えない。

 そもそもこんな服用意してた事さえクリスは知らない。

 ただ、誰が作ったかはわかっている。


 ヒルデだ。

 元の服もそうだし、元々クリスの不思議骨格に合わせた服を作れる人はそう多くない。

 合わせの衣装でもぱっぱと作れているルルクレアが特別天才であると言えるだろう。

 その上で、この何時ものと言える位の着心地が出せるのは彼女だけ。

 これが出来るのはヒルデだけだとクリスは知っていた。


「……こ、こすぷれ的な?」

 かなり苦しいクリスの言い訳を聞いて、二人は真剣な顔で頷いた。

「……素敵な趣味ね。大切にして頂戴」

「クリス君。今度は私も付き合うから……」

 ぐっと両手で握りこぶしを作り、リュエルはそう決意を新たにした。

 誤魔化す事に成功したが、新しい問題が生まれた様な気がした。


「……んでさ、ちょいと衣装に夢中になり過ぎてお願いするの忘れてたんだけど、クリス君一個お願い聞いてくれない?」

「うぃ? 何でするる店長」

「……えとね、君のぬいぐるみを作らせて欲しいって言ったらどう?」

 それはルルクレア第二の野望。

 可愛い物を作りたい。

 そして皆に見せたい。

 その為だけに店を作ったルルクレアが、至高の可愛さを見つけそれを願わない訳がなかった。


「うぃ? 別に構わないんよ」

 微笑み、クリスはそう答える。

 その瞬間だった。


 空気が、変わった。


 それは、クリスが戦場の空気と勘違いする程剣呑な物だった。

 それもこれまで経験してきた騒動に匹敵……いや、それ以上。

 かつて黄金の魔王とし対処する事となった事態に匹敵する、その位の鋭い空気だった。


 だが、それが勘違いだと気付く。

 それは、ルルクレアから放たれた気であった。

 ただ真剣なだけの表情。

 それなのに、人を射殺せそうな程その顔は険しく鋭かった。


「リュエルちゃん。図って」

 そう言って、ルルクレアはメジャーを投げる。

 リュエルは彼女の命令に無意識で従い、クリスの採寸を始めた。


 それにクリスは見覚えがあた。

 自分が使う指揮の、それも人を操る方の軍隊式の指揮である。

 それに限りなく近い、命令した相手を意のままに操る能力をルルクレアは持っていた。


「……世界は広いんよ」

 そう、クリスは実感する。

 もしも彼女が可愛い物ではなく世界を愛する様だったら、きっと自分の良きライバルに……いや、自分を殺してくれる様な好敵手に……。

「クリス君。動かないで」

 クリスはびしっと直立不動になり、思考さえも停止させた。



ありがとうございました。

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