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黄泉比良坂の名探偵  作者: 如月いさみ


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黄泉比良坂の子供

巳湖斗が飯島元気と言う少年を探しているころ有栖川美玖はマネージャーの黒川達治に連れられてホテルに缶詰めにされていた。


達治は息を吐き出し

「…何とか抜け出せたから良かったけど」

大変だったね美玖ちゃん

と告げた。


美玖は首を振り

「いいえ、私の方こそご迷惑をおかけしてすみません」

と頭を下げた。


達治は笑って

「いやいや、どちらも人気があるってことだから」

それに会社の方で手を打つから美玖ちゃんは年末年始忙しいから仕事に専念してくれればいい

「ただ言動には気を付けて」

『お友達です』で通してくれればいいから

と告げた。


美玖は頷いて

「はい」

と答えた。


同じ時、同じ東京でも離れたホテルの一室で同じように辰見政次もマネージャーから注意を受けていた。

清原聖子と言う女性マネージャーである。


彼女は笑顔で

「向こうも友達で通すからこっちも同じように対応するわ」

政次君も良い?

「君と美玖ちゃんの気持ちも分かるけど今は大事な時だからね」

と告げた。


それに政次は息を吐き出すと

「清原さん…本当に友達なんです」

とトホホと答えた。


聖子はそれに目を見開くと

「え?」

と政次を見た。


彼がデビューしたころから知っているのだ。

政次が美玖を好きなことは百も承知であった。


そして、知らぬふりをしていたが25日に告白したことも。


聖子は少し考えて

「まさか、だよね」

と呟いた。


政次ははぁ~と息を吐き出し

「俺、振られました」

と答えた。

「美玖ちゃん好きな人がいるって…多分、あのペンダントを送った奴だと思うんだけどな」


聖子は目を瞬かせながら

「そうなの…だったらそう言う?」

と呟いた。


政次はそれに

「それはちょっと止めておいて」

多分、一般人じゃないかなぁって思うんだ

「だったら、今それを言ったらもっとすごい騒ぎになって」

下手するとアイドル生命に問題が出るから

と告げた。


聖子は腕を組み

「確かに、辰見君と美玖ちゃんは共演も多かったし好意的な目が多いからね」

でも

と言いかけて、政次にチラリと見らえると

「なるほど、好きな子は守りたいんだ」

辰見君は良い男だね~

「美玖ちゃんも勿体ないことを」

と告げて

「わかったわ」

と返した。


政次は窓の外に視線を移し

「一つ心配なのは…その相手に誤解されてなければ良いけどな」

いや少しだけ…誤解しててほしいかな

と小さく笑んだ。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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