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黄泉比良坂の名探偵  作者: 如月いさみ


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黄泉比良坂の自殺志願者

八重子は息を吐き出し

「それで昨日…留美子のお兄さんを見かけたって気にしてた子がいて」

それで電話したのよ

と告げた。


留美子は「うそ!」と声をあげて直ぐに小声で

「本当?」

でもあれって冗談でしょ?

とゴショゴショと告げた。


八重子は頷きながら

「私もそう思ったんだけど…やっぱり気になるじゃない」

知らない人のことじゃないし~

と告げた。


留美子は戸惑いながら

「…実は絶対に誰にも言わないでほしいんだけど」

実は兄が今朝になって会社を辞めるって言いだして

「しかももうお終いだ…って死にたいって」

それでお母さんお兄さんから目が離せなくて

と告げた。


八重子は「やっぱり、坂で見たのは本当だったんだ」と呟き

「あの、理由とかは?」

と聞いた。


留美子は泣きそうな声になると

「それが、分らなくて」

とにかく

「お母さんが兄を一人にしないように部屋にも行かさなくて」

と告げた。

「心配し過ぎかなぁと思うけど二人とも鬼気迫ってて私もお父さんも何も言えなくて」

お父さんなんか今日は休むと言ったんだけど

「お母さんがそんなことしたら余計に政一を追い詰めるからって」

私もどうしていいか分からなくて部屋からこっそり台所見てるの


八重子は困ったように

「そっか」

と呟いてチラチラと武士と巳湖斗を見た。


思った以上に異常事態だったのである。


巳湖斗は立ち上がると手を出して八重子から受け取り

「鈴木さん」

俺が実は坂でお兄さんを見たんだ

と言い

「それで心配になって三笠さんに頼んだんだ」

と告げた。


留美子は驚いて

「は?え?神蔵君?」

と呟いた。


巳湖斗は「そう」と応え

「絶対に目を離さないで」

本当に自殺する可能性はある

と言い

「それより原因を突き止めてお兄さんを安心させてあげることが大事だから君が気付いた範囲で良いから教えてほしい」

最初に会社を辞めたいって言い始めたんだよね

と告げた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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