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黄泉比良坂の名探偵  作者: 如月いさみ


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黄泉比良坂の自殺志願者

八重子も隣に座り

「通勤できるのって確かに」

と告げた。


パソコンで検索を掛けると直ぐにヒットした。

東上輸入商会株式会社であった。


本社は松江の方にあるが輸入倉庫は出雲の方ある。

巳湖斗はホームページを見ながら

「本社は松江市で倉庫自体は稲佐の隣の大社にある」

と告げた。


武士はそれに

「そうなんだ」

と答え、立ち上がって隣から覗き込むと

「色々、輸入してるみたいだな」

と告げた。


八重子も同じように

「そうね」

と答えた。

「でも、深夜まで仕事って大変ね」


巳湖斗は頷いて

「だよな」

と応え、う~んと腕を組むと

「けどさ、朝から深夜まで会社で仕事をしているとして」

何かする時間ってあるかなぁ

と呟いた。

「まあ、本当に深夜までしていたとしたらだけど」

今までの傾向から事件がらみの可能性が高いから取り敢えずは鈴木さんからお兄さんの履歴を詳しく聞きつつ

「会社内でトラブルがないかも探らないとな」


武士は冷静に

「まあ鈴木からお兄さんの履歴は聞けると思うけど」

例えば過去に罪を犯していたとしても…いうかなぁ

と顔を顰めた。


八重子はそれに

「ちょっと、待って」

と言うと携帯を取り出して

「留美子に聞いてみる」

と告げた。


それに巳湖斗も武士もギョッと彼女を見た。


八重子はにこっと笑って言外に「任せて」とピースをした。

そして、鈴木留美子が応答に出ると

「留美子、今ひま?」

と聞いた。


彼女は少し長い間を開けて

「ごめん、ちょっと」

と低い声で告げた。


八重子はそれに

「もしかして、お兄さんのことで何かあったとか?」

と慌てて聞いたのである。


留美子は疑惑増し増しの口調で

「何で、それ」

と呟いた。

「昨日も兄のことを聞いてきたけど…まさか変な噂流そうと思ってないよね?」


八重子は首を振り

「違う違う」

と言い、ちらりと巳湖斗を見た。

巳湖斗は頷いた。

何かあったのだと分かったからである。


彼女は頷き返して

「実は…留美子信じられないかもしれないけど」

出雲都市伝説あるでしょ?

「平坂の話」

と告げた。


留美子はそれに

「は?…うん」

と返した。

「途中で振り返ったら死人が見えるってやつでしょ?」


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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