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黄泉比良坂の名探偵  作者: 如月いさみ


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黄泉比良坂の自殺志願者

火無威はそれに

「う~ん、アイツは俺の漫画家の矜持をへし折ってくるからなぁ」

とぼやいた。

が、続けて

「だが、一つだけ自信を持ってるのは」

アイツは俺の為にならない事はしないし

「俺もあいつの為にならない事はしない」

信頼しているし信頼に応えようと思っている

「それだけは間違いないな」

と微笑んで答えた。

「俺は、巳湖斗」

お前と武士君を見て本当に良かったと思っている

「親友を大切にしろ」

本当の親友は一生の宝だからな

「あの友田のように私益の為だけに裏切ったり利用したりする相手は親友じゃない」

厳しいことを言う相手でも本当にお前のことを考えてお前の為に動いてくれる相手が親友だ

「そういう親友にはお前も同じように応えて行かないとな」


巳湖斗は頷いて

「そうだね」

ありがとう、叔父さん

と答えた。


それから3日後。

巳湖斗はテストを終えて校門前で武士と八重子と別れて空を見上げた。

「今日…だよな」


月の姿は何処にもない。

朔である。


LINEで何時も有栖川美玖とやり取りをしている。

彼女は父親の件から今まで以上に前向きに色々取り組んでいるのがわかった。


昨日も

『今日は初めてダブルスに挑戦したよ(*‘∀‘)』

『前衛の子の頭にボールぶつけて(/ω\)失敗しちゃった』

『でもその次の試合には勝ったよヾ(@⌒―⌒@)ノ巳湖斗くんとも出来たら楽しいかも』

と撮影の話があった。


巳湖斗はそれを見て

『凄い!俺初心者だから前衛に候補するかな』

『絶対にぶつける自信があるから』

と返した。


彼女の返事は

『えー私もだよー(;’∀’)』

だった。


巳湖斗は思い出して小さく一人笑いをして気合いを入れると家に帰って直ぐに出た。

日入りが早いのだ。


つまり、平坂の逢魔が時も移ろい早くなる。


巳湖斗は坂を一度降りて登り、途中で振り返った。

太陽が沈む黄金の時。逢魔が時。


そこに一人の男性の後姿が現れた。


巳湖斗は目を細めて

「あの人だ」

分かる

分かるのだ

「鈴木…政一…38歳」

と呟き、男性が暫く下った先で消え去るのを見送ると踵を返して坂を登って自宅へと向かった。


家では火無威が待っており玄関口で巳湖斗を出迎えると

「いたか?」

と聞いた。


巳湖斗は頷き

「いた」

と言うと

「まったく知らない人だった」

鈴木政一って38歳の人

と答えた。


火無威も腕を組むと

「俺も聞いたことがないな」

と答えた。


巳湖斗は以前のようにオロオロと「どうしよう」とは言わず

「取り敢えず武士と三笠さんに聞いて」

後ネットで調べてみる

と答えた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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