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黄泉比良坂の名探偵  作者: 如月いさみ


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黄泉比良坂の自殺志願者

巳湖斗は嫌そうに

「観察日って…」

と言いながらも

「28日から」

と答えた。


朔の日である。


武士はそれに

「中日だな」

と言い

「見たら教えてくれ」

と告げた。


八重子もまた

「うんうん、協力するからね」

と付け加えた。


三人は立ち上がるともうすでに人気のなくなった教室を後に自宅へと向かったのである。


校門のところで分かれ、武士は手を振って坂を登っていく巳湖斗を見送り八重子に

「俺は、巳湖斗は美玖ちゃんが好きなんだと思うんだけどなぁ」

とぼやいた。


八重子はそれを見て

「いいの?ファンなんでしょ?」

と返した。


武士はそれに

「まー、ファンとしては悲しいけど」

でも巳湖斗って両親のこともあって恋愛を業と見ないふりしているところがあるからな

「美玖ちゃんも最近凄く変わったし」

巳湖斗の頑張りが原因ならうまくいってほしい

「それだけあいつ頑張ってる」

と笑顔で告げた。


八重子は微笑むとそっと武士の手を握りしめ

「本当にそう言うところ好きだよ」

優しいね、武士は

と告げた。


巳湖斗は家に帰り玄関口で見かけない靴を見て目を見開いた。

「あれ??」

穴川さんの靴じゃないよな


編集者の穴川大樹は時々来るが、靴が違っていたのである。

黒くきっちりとした高そうな革靴である。


巳湖斗は「ただいまー」と靴を脱いで上がるとリビングダイニングへと姿を見せた。

そこに火無威と背の高い凛とした男性が向かい合って座っていたのである。


男性は立ち上がって振り向くと

「君が巳湖斗君か」

こんにちは

「御手洗禊です」

と微笑んだ。


男前である。


巳湖斗にしても火無威にしても美形である。

ただどちらかと言うと線の細い美形である。

が、御手洗禊はガシッとした美形男前であった。


巳湖斗は「ああ」と声を零すと頭を下げて

「初めまして、色々お世話になってます」

と慌てて良い

「あの、凄く感謝してます」

と答えた。


御手洗禊は笑顔で

「いやいや、君が色々事件を未然に防いでいるので俺としても助かっている」

事件は起きると不幸になる人が出るし多くなる

「それを止めるための力になっているのならこちらこそ感謝しなければ」

と答えた。


出来た人である。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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