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黄泉比良坂の名探偵  作者: 如月いさみ


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黄泉比良坂の自殺志願者

有栖川美玖の父親である有栖川優一を平坂で見て、彼女の父親を黄泉路から引き戻した。


叔父の火無威の新年拡大号の原稿はその有栖川優一のアシスタントもあり、ギリギリ間に合い落ち着いた日々が続いていた。


11月も下旬。

気付くと雪の日が増え高校へ行く途中にある平坂にも薄っすらと雪が積もるようになっていた。


同時に高校では二学期末テストが始まり、巳湖斗も友人の浅見武士も勉強に追われる毎日となっていたのである。


黄泉比良坂の名探偵 @黄泉平坂の自殺志願者


高校の授業はタブレットで自習学習に近いが、中間期末のテスト時には監視の教師2名ずつ常に教室内を巡回している。


テストは紙のテストではなくタブレットを利用したもので最初の画面に出題の内容がメニュー形式で表示され、そこをクリックしてそれぞれの回答を行っていく。


学校内WANでデータは学校内のサーバーに蓄積され基本的にはAIによる採点。

最終確認…特に文章による回答のみ教師がチェックしていくのである。


なので温情点などは全く無いのが辛いところであった。


期末テスト初日が終わり終了のチャイムと共に巳湖斗と武士も机に突っ伏した。

巳湖斗は震える声で

「まだ…初日」

なのにこの疲労感

と小さく呟いた。


武士も巳湖斗の方に向きながら

「同じく」

とハハッと乾いた笑いを零した。


その二人に席が離れているが良く集っている三笠八重子が何時ものように近寄ると

「あらあら、2人とも撃沈みたいね」

と笑って告げた。


巳湖斗は彼女に

「三笠さんはすっげぇ元気だな」

と返した。


武士は身体を起こすと

「俺は疲れただけで出来が悪いわけじゃないからな」

と言い、腕を上にあげて背筋を伸ばした。

「で、美玖ちゃんのお父さんは?」

巳湖斗の叔父さんのアシをしてたんだろ?


八重子はそれに

「神蔵君の叔父さん?」

叔父さんとも暮らしてるの?

と聞いた。


武士はそれに

「あー、八重ちゃんそれは」

と言いかけた。

が、巳湖斗はさっぱり

「俺、両親が両方とも再婚してどちらも引き取らないって言ったから叔父さんが引き取って育ててくれているんだ」

と言い

「有栖川さんのお父さんは東京のIT企業へ勤めるために大阪から神奈川へ引越しした」

有栖川さんとは今は会えないけど近くでそっと見守りたいって言ってた

と告げた。


武士は微笑むと

「そうか、良かったな」

だから最近美玖ちゃん凄く綺麗に笑うようになったんだな

と告げた。


巳湖斗は目を瞬かせて

「そうなのか?」

と聞いた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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