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黄泉比良坂の名探偵  作者: 如月いさみ


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黄泉比良坂の父親

巳湖斗は頷くと

「でしたら、先の…友田っていう言葉と犯罪という言葉のことを教えてください」

もし犯罪に関わることになったら美玖さんが悲しむので

と優一を見つめた。

「俺はそれを止めたいと思います」


火無威は黙って巳湖斗を一瞥した。

小手先の言葉よりも巳湖斗の真っ直ぐな言葉の方が響くと思ったからである。

「恋愛でも同じだな」


漫画を描いている時でも、やはり、最後に響く言葉は美辞麗句なこねくり回した言葉よりは真っ直ぐな言葉なのだ。


心から発した言葉こそが人の心を動かすのだ。


優一は暫く考え二人を見ると

「先ほど辞めてきた会社は自社開発したプログラムを売っているんですが」

それが会社に誘ってくれた友田という友人が開発したプログラムの計画書と設計図のデータを共に他社に売り込みに行かないかと

「多額の報酬があるということでプロダクションへの借金返済ができますし」

会社に誘ってくれた彼への恩もあるのですが

「背任行為で会社から訴えられると罪になることは…主演女優賞を取って頑張っている美玖の足を引っ張ることになると思って」

と告げた。

「だから会社を辞めたらもう手を染めなくて済むと思って」


巳湖斗は「そうだったんだ」と呟き

「けど、友田って人は同じ会社の人ですよね?」

と聞いた。


優一は頷き

「はい」

と答えた。


巳湖斗は腕を組むと

「その、会社に何時頃誘われたんですか?」

と聞いた。


優一は「半年前です」と答えた。


火無威は目を細めて

「不味いか」

と呟いた。


巳湖斗は優一を見て

「もしかしたら」

元々その開発プログラムの計画書と設計書を転売する為に貴方を誘ったのかもしれないです

と告げた。


優一は驚いて

「まさか」

と呟いた。


巳湖斗は彼に

「彼は貴方に転売方法をどういってました?」

と聞いた。


優一は戸惑いつつも

「私にUSBにデータを落として持ってきてもらいたいと」

それで仲介の男性と一緒に会おうと

と告げた。


巳湖斗は頷くと

「だったら彼は知らぬふりを通せますよね?」

USBを持ち出したのも貴方ですし

「仲介の男性が金を友田って人に払ってその一部を貴方に入金すれば貴方がそのお金でUSBにデータを落として売ったと言い」

自分は知らなかったと言える

と告げた。

「指紋だって出てこない」


それで、有栖川さんのお父さんが死ねばそれを苦にした自殺になる。

もしかしたらそれで…この人が平坂に姿を見せたのかもしれない。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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