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黄泉比良坂の名探偵  作者: 如月いさみ


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黄泉比良坂の父親

巳湖斗は首を振ると

「いや、俺は…その有栖川さんの子供と友達で」

と告げた。


女性は「そうなの?」と言い

「有栖川さんの会社は南方の駅近のドサンビルの一角にあるコズミックプログラムっていうIT会社よ」

と応えた。


巳湖斗は頭を下げると

「ありがとうございます」

と応え、火無威と共に団地を後にして駅前のドサンビルへと向かった。


考えれば平日の木曜日だ。

会社勤めなら働いているだろう。


ドサンビルは駅の周辺に3つほどあり、1号館から3号館と場所も分かれていた。

巳湖斗は「三つに分かれていたんだ」と呟き

「三つで良かった」

と安堵した。


これがもっとあれば「どれなんだ!?」となるところであった。


火無威は冷静に

「じゃあ、1号から調べていくか」

と告げた。


巳湖斗は頷いて駅でも傍に流れる淀川に近い場所にある1号館へと向かった。

極々普通のビルで様々な会社が入っている。

だけでなく一階には飲食店もあった。


火無威はエレベータ横の会社一覧を見て

「ここではなさそうだが」

雑居ビルという風体だな

と呟いた。


ビルの大きさもそれほど大きくはなく6階建てのビルの中に14くらいの飲食店や会社が入っている。

空白の部分もあるので全部で18くらいは入るようである。


2人は次に線路を挟んだ向こう側の2号館へと向かった。

そこも同じ形態で5階にコズミックプログラムという名前の札があった。


火無威は巳湖斗を見ると

「ここだな」

と告げ、エレベータの前に立った。


その時、エレベータが開き一人の男性が乗っていた。

巳湖斗は目を見開くと

「有栖川優一!」

と指をさした。


それに火無威は彼と有栖川優一を交互に見た。


有栖川優一は驚いて

「き、君は誰だ?」

と聞いた。


巳湖斗は口を押えて

「やべっ」

と呟いた。


思わず本人が乗っていて叫んでしまったのだ。

優一は怪訝そうに二人を見ると

「…まさか」

友田の

と呟き

「残念だがたった今仕事を辞めてきたところだ」

確かに金は欲しい

「だが犯罪に手を染めることは出来ない」

と足早に歩き出した。


巳湖斗は慌てて横を抜けかけた優一に

「あ、違います!」

俺、美玖さんの知り合いで

と呼びかけた。


優一は振り返り

「美玖の?」

と目を見開いて巳湖斗を見た。


巳湖斗は頷いて

「はい、美玖さんと少し知り合いで」

と言い

「あの、先ほど言っていた友田…というのは」

と聞いた。


『犯罪に手を染める』というのは聞き捨てならない。

それこそ彼の命に関わることに繋がる可能性が高い。


有栖川優一…彼は死ぬ運命にある。

しかも、これまで止めてきた内容から考えて犯罪がらみで殺されるパターンが多いのだ。


優一は戸惑いながら

「あ、いや」

それは言えない

と視線を下げた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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