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黄泉比良坂の名探偵  作者: 如月いさみ


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黄泉比良坂の父親

巳湖斗は暫く見つめ

「もしかして、上手くいってないのかな?」

と呟き、大きく息を吐き出した。


もし仲が悪かったとしたら言いにくい。

だが、彼女の父親を救わなければ彼女も死ぬ。


巳湖斗は身体を起こし窓の外の暗雲広がる晩秋の空を見上げた。

「…言いにくいけど」

時間がないから

「ごめん、有栖川さん」


そう一人ひっそりと謝罪しながら

『今、お父さんと話しできる?』

と送った。


しかし、いつも仕事が終わった後のLINEの返答は早いのだがこの問いかけに関して美玖からの返事はなかったのである。


巳湖斗はベッドに寝ころびながら彼女の返事を待ってそのまま眠りについた。

翌朝起きてLINEを確認しても彼女からの返答は入っていなかったのである。


巳湖斗はベッドから降りて

「やっぱり何かあったのかなぁ」

とぼやき、部屋を出て洗面所へと向かった。


そこに徹夜明けの火無威が姿を見せた。

「おはよう」


巳湖斗は頷いて

「おはよう」

と応え

「有栖川優一って人、やっぱり有栖川さんのお父さんだったんだけど」

何か仲が悪いのか

「会わせて欲しいっていうと返事が無くなった」

と告げた。


火無威は少し考えて

「そうか」

少し聞いてみるか

と呟いた。

「恐らくエンタメ雑誌とかの記者なら何か知っているかもしれないからな」


巳湖斗は「ごめん、ありがとう」と告げた。


だが、美玖と家族の情報については武士の方が詳しかったのである。

武士は学校で巳湖斗から話を聞くとさっぱり

「当り前だろ?」

美玖ちゃんファンなんだからな

とビシッと告げた。


巳湖斗は「おお」と隣の席に座り感嘆の声を漏らした。


武士はタブレットを立ち上げながら

「と言っても週刊誌に載ってた話だから真偽までは分からないけど」

3、4年前くらいに美玖ちゃんの両親とプロダクションが揉めたらしいんだ

「所謂ギャラの話でな」

母親は浪費家で父親は仕事もしなくて借金がかなりあったらしいぜ

「それでその借金をプロダクションが立て替えて家族と手を切らせたって話」

と告げた。


巳湖斗は顔を顰めて

「そうだったんだ」

と言い

「それでお父さんに会わせて欲しいって送っても返事が無かったんだ」

と呟いた。


武士は巳湖斗に指をさすと

「それ美玖ちゃんファンの間じゃ地雷」

踏んだな、巳湖斗

と告げた。


巳湖斗は携帯を出すと

「謝っておく」

他の方法で彼女の父親の居所探す

と告げた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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