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黄泉比良坂の詐欺師

帰宅して迷いに迷って…2日後に貰った携帯番号へ連絡を入れた。


緊張と。

動悸と。

手汗も出ていた。

なのに、勇気を出して掛けた応答は留守メッセージであった。


その日の夜。

巳湖斗は叔父の火無威に一冊の本を渡された。

「穴川さんに頼んで黄泉比良坂の伝承にまつわる話を調べてもらったら日本考古学の人から本を渡されたらしい」

興味があればインタビューに応えるということで

「これは古事記と日本書紀に書かれている定説の黄泉比良坂の内容とその後に何処に黄泉比良坂があるかを調べたものを纏めたものだ」

その中にそこの平坂もある

「どうやら老舗の酒店の蔵から風土古書が見つかってそこに平坂が黄泉比良坂だという内容が載っていたらしい」


巳湖斗は驚いて

「まじで!?」

と声を零した。


火無威は頷いて

「ああ、付箋してるから後で読めばいい」

と言い

「そもそも平坂は黄泉比良坂という名前だったらしいがその坂で日入りの瞬間に人が突然現れて歩いているのを見たという青年がいて、その歩いていた人物がその日に刺されて心拍停止で死んだらしいが急に意識を取り戻して三日後に突然倒れて死んだという話が広まって」

まあそれが不吉だというので平坂と変えたらしいな

「その話も書いている」


巳湖斗は固唾を飲み込み個人が作成した研究本を手に取り付箋の付いているところを開いた。


出雲市の平坂。

且つて黄泉比良坂と言われていたがある事件を切っ掛けに平坂と名前を変えた。

正に巳湖斗や火無威が体験した内容のモノであった。


黄泉比良坂の名探偵 @黄泉比良坂の詐欺師


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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