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黄泉比良坂の名探偵  作者: 如月いさみ


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39/96

黄泉比良坂の同期生

武士は凍り付いたまま「ん」とも「あ」とも言えなかった。


巳湖斗は息を吐き出し

「その、本当のところは分からないけど」

朔と満月の間に1人平坂を歩く人を助けないと彼女が死ぬかもしれないんだ

と告げた。

「それで今回見たのが松浦蓮子だったんだ」


武士は暫く固まったままグルグルと思考の渦を作っていたが、暫くして

「…そ、か」

と言い、大きく息を吸い込み深く吐き出すと

「わかった」

巳湖斗を信じる

と告げて

「力になるぜ」

と笑みを浮かべた。

そしてこっそりと

「美玖ちゃんと会う時があれば誘ってくれ」

と囁いた。


巳湖斗は「そこかーい」と心で突っ込みつつも信じると言ってくれたことが嬉しかった。


武士は笑顔で

「先ずは松浦蓮子の話を片付けないとな」

と告げた。


巳湖斗は頷いた。


その時、火無威が入ってきて二人に紙を出した。

「色々分かった」

そう言い

「両親は大阪でそのまま暮していて、田口浩一郎は病気療養で新潟に姉の勝子と一緒に移転したという事だ」

大阪も乗り物が多くて田口浩一郎は乗り物が乗れなくなったらしい

と告げた。

「それでは働くことは出来ないし元々性格は真面目でそのジレンマで心が病んだらしい」


巳湖斗も武士も顔を見合わせて

「そうなんだ」

「ひでーな」

と呟いた。


火無威は息を吐き出して

「確かにな」

と言い

「新潟の療養施設に入ったのが先月らしい」

と告げた。

「もし、その関連だとすれば田口浩一郎の入院が切っ掛けになったのかもしれないな」

そして松浦蓮子を襲うのは被害者ではなく近親者だろう


巳湖斗も頷いた。


武士は巳湖斗を見て

「どうするんだ?」

と聞いた。


巳湖斗は武士を見ると

「松浦蓮子が何時襲われるかはわからないんだ」

取り敢えず彼女の家に行って話をして身を守ってもらう

と告げた。


武士は「信じるか?」とぼやいた。


巳湖斗は笑顔で

「信じないと思うけど」

最善を尽くしたい

と言い、時計を見て

「まだ昼だから途中で帰ってなければ学校にいるし」

と告げた。


武士は笑むと

「掴まえるか」

と告げた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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