表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黄泉比良坂の名探偵  作者: 如月いさみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

33/96

黄泉比良坂の同期生

巳湖斗は武士を見て

「あ」

と呟いた。


武士は大きく息を吐き出し巳湖斗を見つめた。


その時、チャイムが響き微妙な空気のまま2人とも席に座るとタブレットを開き勉強を始めた。

が、武士は立ち上がるとタブレットを落として巳湖斗の手を掴んだ。

「こいよ」


そう言って驚く巳湖斗をこれまた驚くクラスメイトの視線を受けて歩き出したのである。


2人の仲が良いことはクラスでは既に知れ渡って折り誰もが出て行く二人を見送ると

「神蔵君と浅見君喧嘩したの?」

「アイツらの喧嘩珍しー」

などなどザワザワとざわめきが広がった。


武士は巳湖斗を屋上に連れて行くと

「理由はお前が言うまで聞かない!」

けど

「冷静になれ!」

と怒った。


巳湖斗は武士を見ると

「俺さ、あの映画の日に平坂で死人を見たんだ」

と告げた。


…。

…。


武士は「へ?」と一瞬意味が通じないと巳湖斗を見た。


巳湖斗は真っ直ぐ武士を見ると

「あの日の逢魔が時に坂の途中で振り返ったんだ」

そうしたら人が現れて手を掴んだら消えたんだ

と告げた。


武士はじっと巳湖斗を見つめ

「…担いでるのか?」

人が真面目に話をしている時に

と意味が分からないという風に顔を顰めた。


巳湖斗は視線を伏せて

「それで…昨日の平坂でC組の松浦を見たんだ」

彼女は死ぬ

と告げた。


武士ははぁ~と息を吐き出すと

「巳湖斗~そんなことあるわけないだろ」

あれは都市伝説で

「マジでナイナイ」

お前の気にし過ぎというか

「今のお前ちょっと怖い」

と踵を返すと立ち去った。


巳湖斗は一人ぽつんと屋上に立ち

「彼女を救わないと…彼女が死ぬんだ」

と独り言のように呟いた。


空では急速に雲が広がり何処からか遠雷が響いていた。


巳湖斗が教室に遅れて戻ると武士の姿はなかった。

巳湖斗は息を吐き出すと肩を上下に動かして

「しょうがない」

と言うと興味深そうに見ているクラスメイトの一人である三笠八重子を見て

「あの、三笠さん」

と声を掛けた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ