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黄泉比良坂の名探偵  作者: 如月いさみ


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32/96

黄泉比良坂の同期生

武士は腕を組むと

「巳湖斗、お前さ」

といつもと違う口調で言うと

「先月からすっげぇ変」

何があったんだ?

と反対に聞き返した。


あの、映画を見に行った頃からおかしい。

明らかにおかしい。


長い付き合いである。

分かるのだ。


巳湖斗はドキッとすると視線を少し泳がせた。


武士は巳湖斗がすぱっと話す様子がないのに息を吐き出すと

「…まあ、いいか」

と仕方無げに巳湖斗を見て

「話してくれるまで待つか」

しゃーねぇなぁ、もう!

と言い

「実はこれは噂なんだけどな」

彼女が関連しているかもわからないけど

と告げた。


巳湖斗は武志を見つめた。


平坂の出来事を言っていいのか。悪いのか。

それ以上に信じてくれるかどうかなのだ。


武士は巳湖斗に

「4か月くらい前だったかなぁ」

高校上がって少しした頃に痴漢事件があってさ

「被害者はC組の松浦だったんだ」

と告げた。


巳湖斗は目を見開くと

「マジか」

と告げた。


武士は頷いて

「ああ」

まあ俺らは徒歩だからそう言うの全く関係ないから耳に入りにくいけど

「それはそれで…その後に女子の間でその痴漢事件が実はその女子が中学の友人とした痴漢遊びで冤罪だったって話が流れたんだ」

と告げた。


巳湖斗は更に

「マジか」

とドン引きした。


武士は腕を組むと視線を斜めに動かして

「その冤罪だって話は三笠が教室で話してるのを俺がチラ聞ぎしたんだけどな」

いやいや女子って怖ぇって思ってさぁ

と告げた。


巳湖斗は少し離れた廊下側の席に座って他の女子と話をしている三笠八重子を見た。

「聞くべきか」

聞かざるべきか


中々ナイーブな…というかインセンティブな話である。

だが、もしそれが本当でも嘘でも事件で痴漢となった人物が恨んでいたら復讐と言う可能性はある。


もっとも、全く違う理由もあるが…調べて損はない情報である。


巳湖斗は立ち上がると

「ちょっと三笠に聞いてくる」

と行きかけた。

が、武士は慌てて

「おいおい!」

それって藪から蛇っていうか

「そんなの直球で聞いてどうするんだ!!」

下手すりゃマジ

「女子敵に回すぞ」

と手を掴んだ。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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