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黄泉比良坂の名探偵  作者: 如月いさみ


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28/96

黄泉比良坂の同期生

巳湖斗は頷くと

「確かに」

と言い

「次の満月から朔への期間は30日から11月13日だったよな」

その間に誰かを助けて

「彼女の命も救う」

と告げた。


火無威は頷いて

「俺も協力する」

と言い

「あー、一応」

弁護士をしている親友には話しておいた

「力になってくれるだろう」

と告げた。

「今度こちらへ蕎麦を食べにくると言っていた」

御手洗禊という大学時代の悪友だ


巳湖斗は頷き

「ありがとう」

俺もこの前の礼を言う

と答えた。


翌日から巳湖斗は何時も通りに学校へ行き極々普通の日々を送った。

夜には時々入ってくる有栖川美玖のLINEをみて他愛無い遣り取りをしながら彼女の安否を確認したのである。


そして、一週間が過ぎ去り10月30日が来ると巳湖斗は固唾を飲み込み

「今日からだな」

と朝食時に呟いた。


原稿で修羅場の火無威は姿を見せていなかったがメモに

『夕食には姿を見せる』

『見たらすぐに帰ってこい』

と書いておいてくれたのである。


巳湖斗はメモを手に

「よし」

というと学校へと向かった。


タブレット授業を受けて武士と何時ものように門前で別れると意を決して家へと帰り、冬の早くなった日入りに合わせて家を出た。


坂道を一度下り、再びゆっくりと登り携帯に合わせた日入りのタイマーの音に合わせて途中で振り返った。


そこに一人の少女がフワリと浮かび上がり歩いているのが目に入った。

が、巳湖斗は目を見開くと

「え?」

と声を零した。


「あれって…C組の子じゃないのか?」

そう同じ学年の女子生徒だったのである。


巳湖斗は消えていく彼女を見つめ

「今回は相手が直ぐにわかって助かるけど」

彼女…事故で死ぬのか?

「それとも先の二件と同じで事件で死ぬのか?」

と小さく呟いた。


陽が完全に落ちて夜の闇が広がった。

その中を巳湖斗は一人ポツリポツリと歩きながら坂を登り切り自宅へと帰った。


戸を開けると火無威が既に一階のリビングダイニングにいて巳湖斗を見ると

「お帰り」

と言い

「?どうした…また今回も見なかったのか?」

と聞いた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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