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黄泉比良坂の名探偵  作者: 如月いさみ


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20/96

黄泉比良坂の詐欺師

火無威は息を吐き出し

「わかった」

今から音声データと写真を送るから見てくれ

と告げた。


相手は「了解」と答えた。


火無威は巳湖斗の撮った写真と音声データを転送した。

「これで結婚詐欺を立証できるだろう」


巳湖斗は頷いて

「問題は…彼女の身をどうやって守るかだよな」

助けないと

と呟き

「俺、坂歩く人は見れるけどどうしてそうなるかを見れないから」

今回のダイレクトメッセージの人が中川まゆりって人を殺そうとしていても

「誰かわからない」

と告げた。


火無威は苦笑して

「確かにな」

と言い

「だが、この前の射場にしても死ぬ運命だったがそれが救われた」

そして犯人のあの男も二人も人を殺さなくて済んだ

「それはある意味救いにはなる」

と告げた。

「こういう例えはどうかと思うんだが」

サスペンスドラマでも辛いところは推理を解いても

「犯人を罪から救えなかったというところだ」


巳湖斗は火無威を見て

「そうか…そう言う考えもあるかも」

とにっこり笑い

「だったら苦労してその人のこと調べてこうやって死ぬのを止めるの悪くないよな」

と告げた。


火無威は頷いて

「ああ、俺はそう思う」

それに

「彼女もそれで未来へ生きていけるのなら良いと思う」

と告げた。


巳湖斗は笑顔で

「ありがとう、叔父さん」

と答えた。


その時、火無威はハッとすると

「そうか」

と言い

「顔…解るかもしれない」

と携帯を手にすると連絡を入れた。

「何度も悪いな」

先に行ってた

「田村元気の妹の田村初音という女性の写真とは手に入れれるか?」


相手は少しの間を置いて

「多分出来るだろう」

今回の音声と写真で彼女が本当に結婚詐欺の可能性が出たのなら

「警察に言って2年前の訴えの情報を貰える」

と告げた。

「急ぐのか?」


火無威は頷いて

「ああ」

と時計を見て

「今が1時だから…夜と言っていたとしたら」

5時くらいから注意だから

「それまでにくれ」

と告げた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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