表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黄泉比良坂の名探偵  作者: 如月いさみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/96

黄泉比良坂の詐欺師

男性は高校生くらいの巳湖斗を見て

「そうか」

もしかしてあのアパートの近くの子?

と言い

「じゃあ、彼女もうすぐ引っ越しするから寂しくなるかもしれないけど」

と笑み

「実は春に彼女と結婚するんだけど…彼女、ほら老人ホームにお母さんが入るのにお金が必要なんだろ?」

そのお金を稼ぐのにスナックで働いていたらしいけど

「やめて欲しいって頼んだんだ」

そうしたらやめてくれて

「だからお母さんがホームに入るためのお金と生活費を渡したんだ」

と告げた。


巳湖斗は驚いて

「そうなんですか!?」

と告げた。

「あの、幾らくらいを?」


男性は頷いて

「入居費の初期費用に300万って言われて」

と告げた。

「俺もキツイけど結婚用に貯めていたから」


巳湖斗は俯いて

「そうか…」

と呟き

「あの、中川のお姉さんの住んでいるところ…行ったことあるんですか?」

と聞いた。


男性は笑って

「当り前だよ」

と言い

「新宿区6丁目の旭日アパートだろ?」

来年には取り壊しになるっていうし

と目を細めた。

「結婚する時期には良いかと思ってね」


巳湖斗は頭を下げて

「わかりました」

と答え

「あの、名前を聞いておいても」

と告げた。


男性は笑むと

「ああ、早川だ」

早川将司

「じゃあ」

と立ち去った。


巳湖斗は手を振って見送り振り返って近寄ってきた火無威を見た。

「凄い嘘ばかりだった」


火無威は腕を組むと

「その音声データを俺のパソコンに送っておいてくれ」

アイツに送っておく

と告げた。


巳湖斗は頷いた。


その後、二人は中川まゆりの本当にマンション前へと戻った。

巳湖斗は息を吐き出し

「先の男の人の話とお金の受け渡し…やっぱり詐欺って本当かも」

と呟いた。


火無威は携帯を手にすると電話を入れて

「あー、悪い」

メール助かった

「その調べていたと思うんだが、彼女の親のことは分かるか?」

と聞いた。


それに電話の相手は書類を見ながら

「ああ、彼女の両親は千葉で普通に暮らしているな」

と告げた。


火無威はそれに

「その彼女の両親か祖父母で老人ホームに入居するのに困っている身内はいるか?」

と聞いた。


電話の主は「いや?そう言う情報はないな」と答えた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ