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読んでいただき、誠にありがとうございます!
文章書くのって難しいですね笑
読みにくいところも多々あるかと思いますが、温かく見守っていただければ幸いです。
「前に2匹、後ろに1匹……」
「ハァハァ…囲まれてしまいましたね」
「ど、ど、ど、どうしようぉ…」
「今度こそ一掃してやる!ルー・メシ"シュ"…………うぅ〜ごめんよ〜…」
「……な、何回目ですか…」
「クレアさん、後ろお願いします!残りの2匹は何とかします!」
「わかりました!私たちが倒すまでにギリギリまで体力削っててください!」
後方のモンスターの攻撃にクレアが対応。重たい一撃に膝を崩されるも何とか耐え、わずかな隙を生じさせた。
「今です!レイさん!物理耐性強化を!」
「は、は、はい!………」
!!!グググギャアアア!!!
「おぉ?モンスターが麻痺したぞ!レイ!よくやった!」
「あ、あれ?なんで???」
「ケニーさん!今のうちにゆっくり詠唱を!」
「わかった!…ルー・メシスド・ファルムー・ウェイプ!ファルム・リーピ! おぉ!言えた!」
麻痺で動けなくなったモンスターを、燃え盛る炎の柱が覆い焼き尽くした。
「はあぁぁーっ!…うっ!………ハァハァ………」
2体のモンスターと交戦しているアイリー。頭では理解しているものの、あと少しで体が動かなくなり、互いに消耗戦となっていた。
「待たせたにゃ!アイリー!」
「だいぶ削りましたね!あとは私たちに任せてください!」
「(…物理耐性強化……今度こそ…)……お願い!」
アイリーを庇うように構えた盾に、2匹のモンスターの爪が同時に襲いかかったが、びくともしなかった。
「レイさん、今度はちゃんとできていますよ!」
(…や、やった!ようやくちゃんとできた!)
「クレア!やっちゃえ!」
モンスターが怯んでいる隙に懐に潜り込んだクレアが、2匹に最後の一撃を放った。
「は〜、にゃんとか倒せたにゃ〜」
「ケ、ケニーちゃん!ちゃんと魔術出せたね!」
「まあにゃ〜!レイもちゃんと祈れててすごいぞ!」
「た、たまたまだよ〜」
「…みんな、ごめんね」
「なぜ謝るのですか?アイリーがモンスターを引きつけてくれたおかげで倒せたんです。感謝してますよ」
「そうだそうだ!ケニーにゃんてどんだけ噛んだことか!」
「わ、私もみんなの足を引っ張ってばっかりで…」
「とにかく、もう少し連携がうまく取れるように鍛錬するしかありませんね」
「…そうだね。みんなありがとう」
「そういえば戦士って盾で守って剣で倒すだけにゃのか?もっとこう、どかーん!とかみたいにゃのにゃいのか?」
「どかーん!はちょっと分かりかねますが、盾にも剣撃の要領で耐久性等を上げることはできます。私はまだ上手く扱えていませんが」
「にゃーんだ!クレアもできにゃいことあったのか!」
「しゅ、修道者から戦士に変えて、日も浅いから無理ないよ。そ、それなのに戦いながら私たちに指示出してくれるなんてすごいよ!」
「いえ、まだまだです。アイリー、また鍛錬に付き合っていただけますか?」
「もちろんだよ!」
戦士も剣士と同様に、剣撃の要領で盾の強化をすることができる。耐久性の向上、衝撃吸収・反転、比重増加等がある。また、剣を装備することにより、攻守両方を行うことができる。しかし、剣と盾の強化タイミングのスイッチは難しく、実戦経験に大きく左右される。
それぞれの職種について共有し、課題が少しずつ明らかになってきた。意気込みを新たに、課題の克服に励みつつ、森の踏破を目指す一行だった。
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筆者は大いに喜びます笑




