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ステータス・スキル

仕事の都合で投稿が遅くなりそうです。

お読み頂いている方がいらっしゃいましたら申し訳ありません…。

また、話の内容も後からちょくちょく修正が入ると思います。。。

ステータス画面自体は、「開く」や「開きたい」等と念じると開くことが出来た。


ステータス画面はよくみるRPGゲームのそれと同等だった。

画面には「レベル」「体力」「魔力」「力」「敏捷」「知識」「運」と並べて表示されており、レベル・ステータスは数字で表示されるシステムになっているらしい。わかりやすいね。

簡単に表すと↓のような内容である。


ステータス

==============================

 名前:リョータ

レベル:1

 体力:10

 魔力:10

  力:10

 敏捷:10

 知識:10

 幸運:10

==============================


名前もRPGよろしくカタカナ4文字にまとめられていた。


「レベルが1だからステータスが全部10なんですかね…?」

全部最低値じゃないですかーやだー…。

どれか一つくらい突出したステータスがあるかなぁなんて期待していただけに急に不安になり、女神様に尋ねた。


「そうですね。基本的には魔物を倒し、経験を積むことでレベルが上昇します。レベルの上昇に合わせて各種ステータスが少しずつ強化されていくことになります。」


「ラノベとかによくあるような『す、ステータスがオール99999だとぉ!?レベル1のお前が何故…!!!』みたいなことはないんですかね…。」


「らのべ?というものがよくわかりませんが、ステータスは基本的にレベルに依存する形となっていますね。」


「そうですか。」

俺はガックリと項垂れた。


「そ、それよりもスキルです!スキル欄を確認してください!」


俺はステータス画面に目線を戻し、スキル欄を確認する。


スキル

==============================

全属性抵抗 小

体力強化  小

魔力強化  小

力上昇   小

敏捷上昇  小

知識上昇  小

幸運上昇  小

武器攻撃  小

攻撃魔法  小

補助魔法  小

回復魔法  小

スキル成長 極小

==============================


スキルについては聞いていた話だと、かなりの数がもらえたらしい。

ステータスも小ではあるが全てに補正が掛かっているようだし、武器・魔法も一通り使える認識で合ってそうに見える。


「女神様、各種ステータス強化・上昇はその名前の通り、ステータスに補正がかかる認識であってますか?」


「はい…その通りです。ステータスに上昇補正が入ります。」

なんだか女神様の元気が無くなったような?『神々の祝福』で大量に魔力を消費したのだろうか。

そうだとしたら大変申し訳ない限りだ。


「武器攻撃というのは?」


「剣や弓などの各種武器の扱いが上手くなり、武器を使用した攻撃力が上昇するスキルです。たとえば剣を使用したことがない方でも、そのスキルがあれば経験者のように自然に扱うことが出来るようになります。大抵は『剣攻撃』や『槍攻撃』など、一つの武器に限定されてスキル習得されるものなのですが、これはかなりレアスキルですね。」


「なるほど…。」

先ほどまで一般人だった俺が急に剣を装備したところで、魔物とまともに戦えないであろうことは目に見えているので、このスキルはとてもありがたそう。


「攻撃・補助・回復魔法に関してはそのスキル名の通りです。攻撃・補助・回復魔法が扱えるようになります。攻撃はそのまんまの意味、補助は身体能力の向上や武器の硬度を上げる、などがあります。回復もそのまんまの意味で自己や他人を回復する魔法が使用できるようになります。それぞれの魔法は個人やレベルによって使用できるものが異なってきますので、実戦の前にどのようなものが使えるか試すことをお奨めします。」


「ステータスの『魔力』とも関係があるんですか?」


「そうですね。『魔力』は魔法を使用するためのエネルギーのようなものであると思って頂ければ問題ありません。魔法を使用するごとに『魔力』は減っていきます。『魔力』を使用しすぎると『魔力切れ』状態となり、物凄い脱力感や倦怠感に襲われますので最初のうちは様子を見ながら使用されることをお勧めします。休息を取るか、ポーションなどで『魔力』は回復することが出来ます。また、攻撃魔法の威力はステータスの『知識』によって上昇します。『知識』が高いほど強い魔法が放てると思ってください。」


「わかりました。」


「本来は攻撃・補助・回復のいずれかしかスキルが付与されないことが多いのですが、『武器攻撃』に続いてとても幸運ですね…。」


「おぉ…、やったね。」


「そして最後のスキル成長ですが…。」


女神様の表情がみるみる曇っていく。

スキル名を見た感じでは、各スキルが成長する速度に関するスキルで『極小』となってはいるものの、スキルの成長が早まるとかそんな感じだろう。

何を悲しがることがあるのだろうか。


「スキル成長は…その名の通り、スキルの成長に関するスキルです…。」


「このスキルを持っていると他のスキルの成長が早くなるとかそういう感じですよね?」


「そうです。ただ、貴方の場合は…」

女神様が言いよどむ。


「極小でもないよりはいいのでは…?」


「結論から言わせて頂くと、デメリットスキルになります…。」


「えぇ!?なんでですか!」


「世間一般的に『スキル成長』スキルはほぼ全員が持っています。ですが、大抵の方は『小』なのです。」


「俺の成長が他の人より遅いとかそういうことですか?」


「そうなります。具体的には常人の約100倍遅い計算になります…。」


「え?すみませんもう一度おっしゃっていただけますか?」


「常人の方の約100倍スキルの成長が遅い計算です…。」



俺は無言で空を仰いだ。

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