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禁忌魔術師の後継者  作者: 赤鳥 異常
無知の血魔術師 ウィザー
4/12

十二も禁忌魔術ってあるのか

どうも最近自分の文章力のなさに絶望している赤鳥です。

今回はかなり遅くなってしまいました。

しかも短いです。

今回も文章はかなり酷いです。

「そういえばお前、魔術って特異魔術以外に何が使えるんだ?」


「へ、特異魔術ってなんですか?」


二人そろって夕食を食べていると急にベインから全く知らないことを聞かれた。特異魔術って言ってたけどそんな痛い名前の魔術なんて僕知らないし。僕がこの世界に来て使ったことのある魔術と言えば血魔術位だし。いや、そういえば異世界生活初日に謎の武器を出現させたけどあれの事かも知れない。


「お前、自分の知らない魔術を使っていたのか...」


「もしかして、あの時の白色の薙刀の事ですか?」


「あの武器の名前ってナギナタって言うのか。変わった名前だな」


どうやらこの世界には日本の文化がないらしい。でも、一度お使いで町に買い物に行った時に団子を見かけたけど偶然一致したのかな。でも町も人も団子って言っていたし、もしかして僕以外にも転生した人がいるのかも知れない。その人が広めた可能性もある。


「とにかく、そのナギナタとやらを鑑定しても何の反応も示さなかった。この世界で鑑定できないアイテムなど一つしかない。魔術において一切全貌が明らかになってない特異魔術位だ」


「結局その特異魔術ってなんなんですか?」


「知らん。そのような謎に包まられた魔術の総称を特異魔術と言うらしい。そういえば共通点として必ず特異魔術専用の魔術道具を用いる必要があるらしい」


「じゃあこれも特異魔術の魔術道具なんでしょうか?」


そういって僕はあの時にように何もない空間に薙刀を出現させた。たしかにこの薙刀は謎に包まれていた。持つと空を掴むように軽いし、分解して中身を分析しようとしたけど傷一つ付かない程頑丈だった。どうしても中身が見たくてベインの新作、破滅の印章を最大火力で放ってみたが新品同様の白銀の薙刀が存在していた。これを使っても魔法なんて使えないから正直言って使い道がなかった。


「でも僕は特異魔術なんて使えませんよ。こいつの使う方なんて知りませんし」


「使わないほうが身のためだ。禁忌魔術なんて何があるか分からない」


「すいません、禁忌魔術ってなんですか?」


「お前、まさか十二禁忌魔術も知らないのか?前から無知だと思っていたがここまでとはな」


すいません、なんせ僕は異世界転生者ですからね。しかも、こんな社会から孤立した空洞で生活していたら異世界の知識なんて身に付きませんよ。町に入るのに身分証明書が必要なんて町に行くまで知らなかった。


「一から説明すると禁忌魔術は世界共通で習得および使用を禁止されている魔術の事だ。国一つを直接的おとび間接的に破壊する程の威力、または未知の可能を秘め制御の困難な魔術はすべて禁忌魔術に指定された」


「十二って多過ぎませんか?」


「昔は少なかったんだが百年前から急激に増加したらしい。たしか、媒体魔術、呪印魔術、改変魔術、疑似魔術、創開魔術、鏡映魔術、夢想魔術、遊戯魔術、偽神魔術、時系魔術、転移魔術、そして特異魔術だ。生憎詳しくは知らないんだ。それと、調べても無駄だぞ。禁忌魔術に関する書物は全て燃やされたからな」


「え、なんで僕が禁忌魔術について調べようとしてるって分かったんですか?」


「顔に出てた。そんなに目を輝かしながら聞いていたからな、もしかしてって思ったんだ。調べるんじゃなおぞ。町でその話をしてみろ、すぐに打ち首だぞ」


「意外ですね。師匠が僕の事を心配するなんて。それじゃあ僕は大魔術の研究をしたいので失礼します」


そう言って僕は薙刀片手に食堂から退出した。もう少しで血魔術の新たな使い道が誕生するだろう。そうなれば今までみたいに重い石版を持ち歩く必要がなくなる。何気にあの石版重くて肩が凝ってしまう。しかし、世の中はそれほど簡単ではなかった。


「血が、血が足りない...」


現在僕は死にかけていた。やはり自分の血液を常時消費するのは燃費が悪い。印章の場合は一度血を捧げるだけで魔法の行使には一切血を必要としなかった。しかし、現在僕が研究中の血魔術は一度使用するだけで血をしようしてしまい、試運転で死にかけては意味がない。何とか輸血用の小瓶があったため、なんとか死なずに済んだ。


休憩も兼ねて気分転換でもするべきだろう。ずっと研究室に籠るのは毒だと思い、久しぶりに外に出る事にした。湖の隠し階段から出ると外もう日は落ちており森は虫の羽音すら聞こえない程不気味だった。そこには輸血用の小瓶を吊るしたガードル台を引きずる僕以外に誰もいない、まるで僕だけの世界だった。

木の下に座って休憩していると、突然どこからか声がした。


「珍しいね、ここに人が来るなんて」


訂正、僕以外にもう一人いた。慌てて声の方向を振り向くとそこには月の光の反射で不気味いに輝く白黒の仮面を被った男がいた。一瞬盗賊の類を考えたが殺意などが感じられず、また服装は少し奇妙だが上等な服ばかりだったためお忍びの貴族だろうか。


「えっと、あなたは?」


「ごめんね、自己紹介がまだだったね。俺はレウス、君の名前を聞いていいかな?」


「ウィザーだけど、どうしてここに?別にここ、生き物も少ないしダンジョンなんかも存在しないよ。来る意味なんて無いと思うけど」


「別にここに思い入れはないよ。ここに来たのは偶然だよ。でも、君には興味が湧いたよ。血魔術師なんて初めて見たな」


こいつ只者では無い。おそらくこいつは何らかのアイテムで僕のステータスを盗み見たのだろう。こいつ何かがおかしい。普通知らない魔術を知っただけでここまで興味を示すだろうか。この世界にはまだ公になっていない魔術は多く存在する。知らない魔術師がいても普通なのだ。


それ以前になんでここに来た。ベインが説明してくれたが、この森は希少なアイテムなどは存在せず本当にありきたりな森らしい。来るメリットが一切存在せず人が来ることは絶対に無いと断言していた。これからベインの言葉はあまり信用しないことにしよう。


「何者ですかあなた?」


「もしかして、この仮面が気に入らなかったかな?」


どうやらこの人は盛大な勘違いをしているらしい。別に仮面の事なんて咎めていないのだが。しかし、外してくれるのならありがたい。正直言うと仮面などで顔を隠しているとはがし取りたい性格である。


「出来れば外してくれませんか。仮面とかあまり好きではないので」


「そっか、べつに俺は君がそこまで危険ではないみたいだからいいよ」


男はそう言って仮面を外すとその下には驚くべき秘密があった。僕の目の前には十歳にも満たないほど幼い茶髪の幼女が立っていた。どうやら最近の仮面は性別まで変えることが出来るらしい。


「えっと、見詰められると恥ずかしいんだけど」


声も先程の男性の声ではなく、弱弱しくてかわいい声だった。最近の仮面はここまで高性能らしい。次、町に行く機会があるなら僕も仮面を買ってみようと思う。やっぱり異世界では性転換はあたり前らしい。ところでどうやれば性別を変える事が出来るのだろうか?やはり、魔法だろう。


「隣、座っていいかな?血魔術について聞きたいんだ」


「どうぞ、お構いなく」


「ありがとう」


僕の隣に座るのは構わないけど着替えるつもりはないのだろうか。服もサイズは変わっておらずそのままであったため歩いている時にズボンの裾を引きずっていた。しかし、僕の隣に座ったけど着替える気配はなかった。


「この血魔術の魔導書、貸してくれないかな?」


いつ間にか彼女の手にはベインに借りた魔導書があって僕の鞄の中の魔導書がいつの間にか消えていた。これで二度目だが、この幼女は只者では無い。ステータスを盗み見たり、鞄の中の魔導書を一瞬で奪うなどやはり盗賊の類だろうか。


「ごめんね、すぐに返すから」


そう言って彼女は左手にあった魔導書を右手に複製すると片方を僕に返してくれた。今起こった出来事に僕の思考は一瞬停止した。いつの間にか魔導書が二つに増えたのだ、質量保存の法則などこの世界には存在しないらしい。そう言えば禁忌魔術の中に鏡映魔術という魔術があったが、こんな幼女が扱えるような魔術なのだろうか。


「これ鏡映魔術って言うんだけど禁忌魔術だから誰にも言わないでね」


どうやら禁忌魔術は幼女でも扱えるらしい。禁忌魔術はもしかしたら意外に身近な場所に隠れているのかもしれない。次、町に行った時に探してみよう。


「もしかして君は魔術研究で行き詰っているのかな」


「なんでそれを、僕そんな事言いましたっけ?」


研究の事ははベインにしか話していないし、行き詰っているなど誰にも話していない。もしかして憶測で僕が行き詰っていることを当てたのだろうか。


「その吊るしてある小瓶輸血用の小瓶だよね。研究中に血を使いすぎて死にかけたのかな」


「よく分かったね。よかったら助けてくれないかな」


彼女はいわゆる神童という類の人間だろうか。僕が研究内容について話すとすぐに答えを見出した。


「それなら自分の血を使う必要は無いよね。ジギルなんか他人の血は使えるでしょう」


「そうだよ、どうしてこんな簡単なことに気付かなかったのだろうか。別に自分の血を使う必要はないのに。ありがとう」


僕はあまりの嬉しさに彼女を抱きしめてしまった。だが、別に僕はロリコンではない。


「それはいいけどそろそろ離してくれないかな、迎えが来たんだ」


僕が彼女を離して辺りを見回したがどこにも人の姿はなかった。すると急に月の光が消えて辺りが暗くなった。慌てて上を見上げてみると上空にはいつの間にか巨大な島が浮遊していた。


「もしかして迎えってあの島の事?」


「そうだよ。それじゃあ、もうさよならだね。今日はありがとう、俺は楽しかったよ」


そういって彼女は浮遊していた島ともに姿を消した。いったい彼女は何者だったのだろうか。

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