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禁忌魔術師の後継者  作者: 赤鳥 異常
無知の血魔術師 ウィザー
2/12

禁忌魔術は突然に

どうもこの小説をが評価されていて発狂中にルームメイトに殴られた赤鳥です。


今回も文章が酷いです。

誤字脱字があれば報告して下さい。


異世界転生。昔そのような言葉を聞いた事はがある。異世界に転生してチート無双をする人もいれば、クラス全員で転生して異世界を冒険する。輪廻転生して成長しながらハーレムを築く者がいれば、勇者や魔王に成り上がる人々がいる。


それらをまとめて異世界転生または、チーレムと総称すると、昔誰かが言っていた気がする。しかし、その「誰」がそんな事を言っていたか思い出せなかった。


友人だろうか、それとも家族だろうか、それ以前に自分は何者だろうか。名前は家族は、年齢や職業は何か、それ以前に国籍はいったい何処だろう。


微かに残る過去の記憶は日本語だった。ならば僕は日本人のはずだが明らかに日本人には見えなかった。日本人の特徴的な黒髪黒眼、他にも少ないがあって茶髪までだ。


しかし、現在湖に写る僕の姿は日本人の特徴は一つも無い。身長程はある滑らかな白髪に深く暗い赤眼、顔つきを見る限り高校生だろうか。


明らかに日本人離れの外見のため日本人では無いだろう。ならば僕は留学生なのかもしれない。しかし、そうだとしても明らかに可笑しな箇所が存在した。


僕が着ている服がどう見ても男性用だった。灰色のブレザーに黒の学生ズボン。首に巻かれた赤色のマフラーは暑苦しかったから外した。


服装で分かるように僕が昔いた世界は冬だったらしい。それだけではない、僕はどうやら男装趣味があったらしい。いや、それとも異世界転生の一つの性転換だろうか。


いろいろな思考が僕の頭の中を堂々巡りして一つの答えに行き着いた。戸籍も記憶も力もなく、ましてはこの世界の知恵も無い。そのような状態でこの世界を生き抜くことはまず不可能だろう。先程僕の上空をドラゴンのような巨大生物が通過した。それを踏まえたらこの世界は明らかに安全な日本ではない。


そういえば異世界転生先はだいたい剣と魔法の世界が王道らしい。たしかに周りを見てもあるのは生い茂る草原と木々、そして血まみれの女性を鎖で繋いで引き摺るボロボロのローブを着た少年。


「貴様ここで何してんだ。用が無いなら消えてくれないか。俺は忙しいんだ」


かすれきった声で僕に忠告すると少年は湖の中に沈んでいった。いや、正確には湖が裂けて現れた階段を降りていった。


この状況は非常にまずい。ここでこの少年にこの世界について聞くのが妥当であるがどう見ても聞いて良いような人間ではない。

明らかに法を犯した危険な人間だろう。ここは見逃して次を待つべきだが、状況を見て考えは変わった。


「あのすいません。僕を弟子にしてくれませんか?」


「何を言ってるんだお前は気は確かか?」


僕は危険な道を歩んでみようとおもう。ここは一つ簡単にこの世界での立場を手に入れようと試みよう。この少年がいったいどのような人物か不明だが恐らく物語などの悪役のような人だろう。


ならば下請けの一人や二人募集しているだろう。募集していなかったら多分死ぬだろう。かなりの博打になってしまうが、この少年を見逃したら他の人に会えない気がした。


「もしかして貴様は俺の事を知っているのか?」


「えっと、それは...」


この状況はチャンスだ。もしかすると弟子入り出来るかもしれない。しかし、僕は彼の事を全く知らない。これでは弟子入りは難しい。なんとかしてあやふやにして弟子入りしなくては。


そんなこんなで、どうにかして弟子入りする方法を考えていると少年が何かを思い付いたような顔をして懐から一枚の古びた石板を取り出した。


「答えられない事情があるなら別に話さなくていい。これで試すまでだ。火の印章(シギル)『フレイムオーブ』」


少年が石板片手に何かを呟くと石板が光り、突如炎を纏った鮮やかに光る球体が僕目掛けて直進してきた。あ、これは死ぬは。


しかし、こんなところで諦めて死ぬわけにはいかないので何とかして抗ってみようと思う。このような場合はだいたい誰が助けに来てくれるのだかここは森の中。助けが来ることはそう無いだろう。ならば選択肢はただ一つ、なんか急に覚醒する。それに全てを賭ける。


「何でもいいから来い!」


すると突如僕の目の前に刃の大きい白銀の薙刀が現れ、その薙刀が球体に触れる前に球体が消失した。やはり、本当に覚醒は存在していた。または、ただ運が良かった。


「貴様それは、真坂本当に禁忌魔術を持っていたとはな。だったら貴様に資格位はあるだろう。ついて来い」


少年は突如現れた薙刀に一瞬驚いたがすぐにさきほどの無愛想な顔に戻り再び階段を降りていった。


「えっと、つまりどういう事ですか?」


「貴様は本当に物分かりが悪な。弟子にしてやるから来い」


「あ、有難うございます!」


僕は慌ててお辞儀をすると地面に突き刺さっている薙刀を抜いて少年な後を追いかけていった。命を失いかけたが僕は何とか異世界での立場を手に入れることに成功した。そして僕の異世界生活が始まった。

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