#04
教室の窓からは、さえぎるものない空と連なる山の影が一体となって見えた。
「ねぇねぇ、すーくん」
けだるい空気が流れる五限後の教室。
都会とはかけ離れた田舎の景色に背を向け、俺が自分の席で後ろの長谷部とだべっていると、リリが声をかけてきた。
淡い栗色の癖っ毛が揺れる。すこし垂れ気味の優しげな瞳が細められ、実に楽しそうな笑みを浮かべていた。一目でこいつが上機嫌だとわかった。
「今週の日曜って、なにか予定ある?」
と、いきなり聞いてきた。
「……なんで?」
長谷部の視線があったので、俺はいつも以上にぶっきらぼうに答えてしまう。
「みやみやがね、すーくんたちと一緒に遊びに行かないかって」
「みやみや? 誰だよ」
「もぉ、クラスメイトでしょっ」
リリが頬を膨らませると、そのとなりにもうひとり女子が並んだ。
背はリリよりもすこし高い。スカートからすらりとした足が伸びている。なにか運動部に入っていそうな感じの溌剌とした少女だ。
たしか名前は――篠原美耶。
そういえば、よく教室でリリと話している姿をよく見かける。おそらく女子のなかではとくに仲がいいのだろう。
「ほら、こないだ国道沿いに新しくアウトレットモールができたでしょ。行きたいねって凛理と話してたんだ」
篠原が俺にそう説明したが、
「いや……知らないけど」
「え、うそ」
篠原は大げさに目を丸くする。
「貴峰転校してきたばっかだから、知らねーんだろ」
うしろから長谷部が勝手にフォローを入れた。
たしかに、俺がこのあたりに住んでいたのは、もう十年近く前のことだ。
新しくできた商業施設のことを知らなかったのはそれも関係しているが、本当のところ、俺がこのド田舎にそもそも娯楽を諦めているからだろう。
いくら多少自然が豊かだからといって、それで交通の便の悪さと帳尻が合うわけではない。近くに都会とちがって若者が遊べるような繁華街は存在しないここでは、高校生が休日に遊びに行くとすれば、郊外にある馬鹿でかいショッピングモールだとかレジャー施設くらいしかないのだった。それですら何駅分も電車やバスを乗り継いで行かなければならない。
「どう? ……つ、ついでに長谷部も」
篠原が俺のうしろの長谷部を一瞥して、なぜか妙に堅い声で言う。
「ついでかよ」
長谷部が顔をしかめる。しかし断りはしない。
いつの間にか自分が頭数に入っている空気に、俺は困惑した。
「いや……でも、俺とくにいま欲しいものあるわけでもないし……。それに、もしかしたらバイトが入るかもしれないから」
バイト、と俺は言葉を選んで言った。
その実態は、シュミット・エクストラという会社の社員である久世間から依頼されている、開発中の新作VRゲームのテストプレイヤーとしての仕事だ。
実際にそれで金を(しかも破格の額を)もらっているので、バイトと言って間違いはない。ただし彼らからは守秘義務を約束させられているので、詳しい内容を周囲に口外することはできないのだが。
ちなみにそのバイトは、事前に決まったスケジュールで行われることもあれば、急に呼び出されることもあった。契約を交わす際に、そういったことも書面上で了承させられていた。
勝手だとは思うが、もらっている額が額なので、これまで文句を言ったことはなかった。
「そういえば、貴峰くん一人暮らししてるんだっけ?」
「ああ、だから悪いけど……」
断ろうとしたとき、長谷部が俺の首に腕をまわして引っ張った。
「っ……なんだよ」
「まーいいじゃん、行こうぜ。オレも日曜は部活休みだし」
長谷部が人懐っこい笑みを浮かべながら、声をひそめて言う。
「いや、つうか、こういう場合の男の役割ってだいたい――」
「それに貴峰だって、弓月さんとデートできるだろ」
「――――は?」
まったく予想外の単語が出てきて、俺はぽかんとした。
「いや……なに言ってんだよ」
「え、だって付き合ってんだろ?」
「てねーよアホ。俺とあいつは……そういうんじゃないから」
「マジで?」
「……ああ」
俺がそう答えたにもかかわらず、長谷部は意味深に目を細めた。
「はーん……」
「なんだよ。わかったような顔しやがって」
「いや、わかった。おまえがわかっていないことがわかった」
「はぁ? だからマジで――」
「さっきから、なに話してんの?」
待たされたままの篠原が、じれたように言った。
そのとなりでリリは、あいかわらず無邪気に微笑んでいる。
「すーくん。いいでしょ? いっしょに行こうよ、ねっ?」
さらに長谷部と篠原も、俺に期待に満ちた視線を向けた。
この状況を切り抜くのは、かなり面倒だ、と感じた。
「……まあ、べつにだめじゃないけど」
あいにく、断るほどの明確な理由は存在しなかった。
*
日曜日。俺と長谷場、リリと篠原の四人は、電車とバスを乗り継いで例のアウトレットモールにやって来ていた。
学校がまるまる三つくらい入りそうな広大な敷地に、馬鹿に広い駐車場と、城壁のようにでかい二階建てのテナントが建っている。テナントには一区画ごとに専門店が入っており、色々なブランドのロゴが飾られていた。できたばかりなのでとにかく真新しい印象だ。
休日ということもあって、かなりの客で賑わっていた。ぱっと見たところ、七・三くらいの比率で女が多い。
「無駄に広いな……」
俺は地上部分から両脇に立つ店舗の多さに軽く辟易した。服屋だけで何店舗あるのか。雑貨やスポーツ、アウトドア関係の店まで入れたら、五十店舗以上はあるかもしれない。
しかし女子ふたりは、すでにテンションが上がっているのが聞かずともわかった。
弾む足取りで先行するリリと篠原が店に入って出てくる度、やつらが手にした紙袋がひとつずつ増えていく。
そしてそれは、まるで自然の摂理であるかのごとく俺と長谷部の手へとスライドし、身軽になった女子たちはふたたび店へと入っていくのだった。
しだいに俺(は最初からだが)と長谷部の顔が曇っていく。
「あのー……おふたりとも。もしかして、オレたちがここにいるのって、荷物持ち的な……?」
「そんなことないけど。でも持ってくれるでしょ? 男子なんだから」
「なんだよその理屈は……」
長谷部は唖然としていたが、こういう状況を端から予想していた俺はため息だけで我慢した。
二時間ほど(主に女子のための)ショッピングに歩き回ったあと、俺たちはいったんモール内のカフェで休憩を入れた。
俺と長谷部はすでに飽きはじめているが、女子ふたりはまだまだこれからが本番、といった様子で次に行く店を話し合っている。
「――そういえば、凛理と貴峰くんって、幼なじみなんでしょ?」
ふいに篠原が、俺とリリを見て聞いた。
「うん、そうだよ。すーくんとはね、小学二年生のときまでいっしょだったんだ。でもそれからわたしが引っ越ししちゃったから、しばらく会ってなかったんだ。ねっ?」
リリが俺に同意を求めるように言う。
だが俺がここに来るまでにいた児童養護施設のことには触れない。その気遣いに、俺はわずかに鬱陶しさを感じてしまった。
べつに俺は隠したいとは思っていない。聞かれれば答えるだけだ。
そんな俺の機微など知るはずもない篠原は、
「いいなぁ。なんかそういう関係って憧れる」
「そうかぁ?」
長谷部が注文したフローズンコーヒーをすすりながら、胡乱げに聞き返す。
俺も無言でコーラの入ったグラスを手にとる。
「でも、よくまたこっちに戻ってくる気になったよね」
手が止まった。
俺はゆっくりと篠原の顔を見た。
いま自分は、ひどく間抜けな顔をしているかもしれない。
だが、俺が驚いたことに驚いたように、篠原は目をまたたかせた。
「だって田舎だしさ。貴峰くんって頭いいし。いまの成績なら、もっと都会の高校とかも行けたんじゃないのかなーって」
俺はまだ呆然としたたま、その言葉を自分のなかで繰り返した。
それは――そのとおりだ。
こちらに戻ってくることを選んだのは、ほかのだれでもない、俺だ。
なぜ戻ってきたのか。
自分では故郷だとも思っていないような、こんな場所に。
その理由はおぼろげに俺のなかにあったが、それははっきりとした意思というものではなかった。まして、他人に話すようなものではない。
黙り込んだ俺を見て、篠原がすこし慌てる。
「あっ……ごめんね、あんまり貴峰くんのうちの事情とか知らないのに、勝手にしゃべっちゃって。変なこと聞いたかな……?」
「いや……べつに、そういうんじゃないから。……まあ、いまの学校が偏差値的にちょうどよかっただけだから」
俺はその場で思いついたことを答えた。
空気が微妙に重くなる。
それに気を遣ったのか、リリが
「そ、そういえばみやみや、次行きたいところあるって言ってたよね? さ、さきに行ってきててもいいよっ。わたしまだ飲み物残ってるし」
早口気味に言った。
なぜか、篠原だけでなく長谷部のほうもちらちらと視線を向けていた。
「あ……う、うん。そうだね。……は、長谷部さ」
「んー?」
「ちょっと、付き合ってよ、買い物」
「まだ行くのかー……って、え、オレだけ?」
「うん……。荷物持ち……だから」
「ちょ、なんで貴峰はいいんだよ」
「それは、だって……。た、貴峰くんはさっき、みんなの分の飲み物運んできてくれたでしょ? だから」
「はぁー……? まあ、いいけど」
長谷部が不承不承、篠原に連れていかれる。
俺は他人事なので、適当に手を振ってふたりを送り出した。
これですこしのんびりできるな、と思っていたのだが、
「わ、わたしたちも行こっか」
突然、リリが妙なことを言い出した。
予想外のその発言に俺は戸惑ってしまう。
「行くって……篠原たち、待ってなくていいのかよ?」
「い、いいから、行こっ」
リリがやや強引に、俺の腕を引っ張った。
こいつがこんな自分勝手なことを言うのはめずらしい。
リリは、せっかくだから俺の服を選んであげると口にした。
ガキじゃあるまいし、そんな必要ないと反論したものの、リリは聞く持たない。結局、無理やりメンズファッションの店舗のひとつに連れて行かれた。
リリが勝手に服を選び、「これかわいい」だのと、勝手に俺の身体に合わせてくる。
若い店員は、こちらに声をかけるタイミングを伺っているようにときおり視線を向ける。なぜか、長谷部たち四人で行動していたときにはなかった気恥ずかしさのようなものを感じた。
「すーくん……おっきくなったね。いまさらだけど、すごいびっくり。だってすーくん、身長とかわたしとあんまり変わらなかったのに」
「いつの話してんだよ。つうか、いいよ選ばなくて。おまえの選ぶやつって……なんていうか、女々しいんだよ」
「ご、ごめん」
やや言葉が刺々しくなったのは羞恥心のせいだが、実際、リリのセンスは俺とはあまり合っていなかった。俺は自分でシンプルなデザインのシャツやボトムスを選ぶことにした。
「……すーくん、ごめんね」
「もういいって」
「そのことじゃなくて……」
「じゃあなんだよ」
「実はね、最初から、みやみやと長谷部くんだけにしてあげるつもりだったんだ」
唐突にリリが言った。
俺は手を止め、リリを見た。
またしても、俺は間抜けな顔をしてしまったかもしれない。
「あのね、みやみやから頼まれて……。その、今日のどっかで、できたら自然な感じでふたりきりにしてあげるって、約束してて」
「なんで……」
それがどういう意味なのか、俺はしばし真剣に考えてしまった。
だが、答えはしごくわかりやすいものだ。
唖然とした。
「あのね、絶対ほかのひとに言っちゃだめだよ? 内緒だよ?」
「あ、ああ……」
つまり、どうやら篠原は長谷部に気があるらしい。
それは実に意外なことだった。
だからどうした、という話だが。
「うまく、いくといいよね……」
「……」
俺はなんと返せばいいかわからず、黙りこんだ。
たしかに長谷部とは気の合うクラスメイトだが、かといって親友というほどでもない。
べつにあのふたりの仲がどうなろうと気にはならない。
だが、リリはちがったようだ。
露骨にそわそわしている。ふたりのことが気になって仕方ないのだろう。強引に俺を連れてきたのは、時間を稼ぐためという以外に、じっと待っていることができなかったというのもあるのかもしれない。
他人の幸福を一緒になって喜び、不幸を一緒になって分かち合う。
リリはそういう人間だ。
よく知っている。
こいつは、小さいころから変わっていない――
「つうか、ぜんぜん自然じゃなかったけどな」
「えぇ~~~そうかなぁ……」
ショップを出て、俺とリリはしばらくぶらぶらと歩いた。
やがて、大きなふたつのテナントを結ぶ大きな空中回廊に出る。
大きな道路沿いでたいして景色がいいわけではなかったが、紫雲がかかりはじめた夕どきの空は広く、気持ちのいいものだった。
「すーくん、写真撮ろっ?」
リリが携帯を手にしながら言った。
「なんで」
「もぉ、思い出でしょっ」
リリがすこし怒ったように言いながら、回廊の手すりを背にして俺の横に並ぶ。
手を伸ばして携帯のカメラを俺たちに向けるが、なかなかシャッターを切らない。どうも角度が悪いらしく、いい構図にならないようだ。
本人の前では言えないが、リリの腕はあまり長くない。
「貸せって」
俺はじれったくなって、リリの携帯を奪い取った。腕を伸ばして上手くふたりが収まるように携帯を遠ざけ、適当なタイミングでシャッターを押した。
リリに画面を確認してもらうと、その顔がぱっと明るくなる。
写真には、日差しのまぶしさから仏頂面で目をほそめた俺と、正反対に屈託のない笑顔を浮かべるリリが写っていた。
「すごい。すごいよく撮れたよっ!」
リリは、まるで子供のようにはしゃいでいた。
いったいなにがそんなに嬉しいのか。
しかし、無邪気に喜ぶリリの姿を眺めているのは、決して悪い気分ではなかった。
むしろ安心する。
ふと、俺はさきほどの篠原の問いを思い出した。
ああ、そうか。
俺が戻ってきた理由。
それはきっと、こいつと――
「あのね、本当にうれしいんだ」
リリがはにかみながら言った。
すこしうつむきがちなその表情は――強い西日を受けたせいだろう――赤みががかって見えた。
「すーくんとまた会えて。またこんな風に、いっしょにいられて」
「……ああ」
「み、みやみやたち、うまくいってるといいね」
「まあ大丈夫じゃないか。知らないけど」
「そ、そうだね……」
リリがそれきり、急に黙り込む。どうしたのかと、不思議に思いはじめたところで、
「あ、あのねっ! すーくんもその、そういうこととか、興味ある――」
リリがなにかを言いかけた、そのときだった。
携帯が鳴った。
リリのものではない。俺の方だ。
携帯を取り出し、表示を見る。
相手は――シュミット・エクストラの久世間だった。
俺は迷わず応答した。
「はい」
『やぁ、休日にすまないね。いま大丈夫かな? 急な件で申し訳ないんだが、またきみに協力してほしいことができたんだ』
俺はこちらを見つめるリリを一瞥してから、
「……はい、大丈夫です」
要件はだいたい予想通りのものだった。
プロト・イェーガーのテストプレイヤーとして、いくつかのクエストをこなすこと――主には猟機という人型兵器に乗って、登場する戦車などの敵と戦うというものだ。
通話を終えた俺は携帯を仕舞い、リリに向き直る。
わずかな逡巡が生じたが、それを振り切って告げた。
「悪い。ちょっと用事ができた。さきに帰るから」
「えっ……」
「例のバイトだよ。長谷部たちにも言っておいてくれるか。悪いな」
「す、すーくん? あのっ……」
俺はそのまま立ち去ろうとして、ふと思いとどまった。
このままただ帰ったのでは、長谷部たちに、そしてリリにも申し訳ないかもしれない。
それなら。
「ほら、これ」
俺は財布から一万円札を二枚取り出し、それをリリに押し付けた。
自分もなにか買うかもしれないと思って、一応持ってきていた金だ。自由に使える小遣いとしては、施設にいた頃なら考えられない大金だが、いまはバイトのおかげで懐に余裕があった。
いまの俺なら、こういうことだってしてやれる。
あの頃にはできなかったことだ。
だけど、これからは。
「好きに使えよ。せっかく来たんだから」
リリのことだ。おおげさに喜ぶかもしれない。
だがその反応は、俺の予想とはまったくちがうものだった。
「なに、これ――」
リリはさきほどの笑顔から一転、頬をこわばらせ、戸惑った様子で俺を見つめていた。
まるで、見知らぬ他人を見るように。
「なにって……」
「なんで? なんで、こんなことするの?」
きわめて珍しいことが起きている、と俺は悟った。
リリが怒っている。
口調こそ落ち着いているが、すこし垂れ気味な目じりをわずかに釣り上げ、まるで俺を責めるような視線を向けていた。
リリの怒りがいったいどこからきたのか、その不明さと事態の珍しさに、俺は不意をつかれて動揺してしまった。
だがやがて、俺のなかにも反発的に同様の感情が生まれる。
「いらない。わたし、こんなの欲しくないよ」
「……そうかよ」
いったいなにが不満なのか。
俺はリリの手から金を奪い返した。
そのまま無言で背を向ける。
出口に向かって歩き出すと、背中にあわてたような声がかかった。
「ちがっ、ちがうのすーくん! あのねっ、そうじゃなくて、わたし……!」
リリは自分でもはっきりと言葉がまとまらないのか、苦しそうに言いよどんだ。
俺は首だけ振り返りながら、しかしこれ以上は聞いてはいられなかった。
八つ当たりなんて最低の行為だ。
そう、わかっているはずなのに。
「……もう行くから」
それだけ言って、俺はその場から離れた。
帰る間も、俺はずっと考えていた。しかし今度の答えはすぐに出なかった。
わからなかった。
リリがどうして怒ったのか。
自分のこの苛立ちが、いったいだれに対してのものなのか。
非常に更新が遅くなってしまい申し訳ありません……!!
一応予定通り、プロト・イェーガーの更新をお届けします。
遅くなったことに加え、しかも実はアイゼンの方の次の更新もまだお待ちください……という誠に恐縮な状況なのですが、先にこのままこちらの第3話まで更新できれば、と考えています。
本編とちがいこのプロト・イェーガーは、笑いもなく、爽快感もなく、陰鬱なオーラのただよう、エンタメとしては中々どうなんだろうという作品です。
……なのですが、アイゼン・イェーガーという物語をお伝えする上で、
貴峰守皇という少年のことを、彼の身になにが起こったのかということを、どうしても語らねばならないのです。
どうか、最後までお付き合い頂けたら幸いです!
また話は変わりますが、アイゼン・イェーガーについては、
近いうちに、ひとつ良いお知らせができるのではないかと思っています。
それではどうぞよろしくお願いいたします。