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覇者  作者: 朱音
5/10

第五章

 『時が やってきた・・・・』





 千羅は確かに、誰かの声を聞いた。

 意思の強そうな、それでいて澄んでいるとても美しい声で、確かにそう言ったのだ。

 人の心を揺り動かすように、聞いたことも無い声で・・・・


 「きゃあっ!!」

 ことりの叫び声で、千羅は現実に引き戻された。

 目の前には神社のような建物がある。

 「ここ、何処・・・・?」

 ことりは不思議そうに辺りを見回す。まるで神社そのものを見たことが無いかのように。

 「なんだろう、これ・・・・何だか、懐かしい」

 神社の賽銭箱に触れながら、ことりは小さく呟いた。

 辺りを見回すと、大きな桜の木があった。千羅はその桜を見た瞬間、ひどく頭が痛んだ。

 「なっ・・・」


















 ―『千羅君・・・・・』

 ざあぁぁぁぁぁぁぁああ・・・・

 大雨のように降り注ぐ桜の花弁の中で、小さな女の子が呼んでいる。心底嬉しそうに笑って、こちらに手を差し伸べている。顔はもやがかかっていて、よく見えない。

 だが、相手の顔が見えなくとも心が温まるのを感じた。


覚えのある景色・・・・・・

 そしてそれは、

 今自分が目にしている景色・・・・・・



















 「思い出した!!」

突然千羅が叫ぶので、ことりは驚いて飛び跳ねた。

 「なっ何!?どうかしたのッ!!?」

 千羅はことりを見て、本当に懐かしく感じた。




 『千羅君・・・・』




 耳に心地よく響いたソプラノの高音は、今となっても何ら変わりなく心に響く。

 あの時、この場所で聞いた、綺麗な声。

 千羅がまだ、幼かった頃の事。

 

更新ホント遅くてすみません><

皆様こんばんは☆お待たせ致しました。第四章で御座います。

って、短ッ!!短いよ!何コレ!?

こんな筈では。。。orz

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