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こよりデレ・シスター

「お姉ちゃん。恥ずかしいよぅ」

「駄目よ。迷子になるでしょ」

「ボクもう中学三年だよぅ」

「こよりはかわいいから誘拐されるかもしれないじゃない」

「ううう」


お姉ちゃんがデレた。


なんとなく原因はわかってる。夢の中で放ったダブルハンドサンダーだ。あれが隣に寝ていたお姉ちゃんにさく裂したらしい。


ダブルハンドサンダーとかカッコつけてるけど、両手でおっぱいをわしづかみしただけなのはここだけの秘密だよ。


ボクは神人かみとこより。性転換症候群トランスレーションに罹患し、男性から女性に性転換した。


その時に異能力を身につけてしまった。それも二つ。一つは媚薬効果のある誘惑フェロモン。女性がこのフェロモンを嗅ぐとメロメロでエロエロな気分になってしまう。


二つは触った女性を強制的に天国へ逝かせるハンドパワー。同じ性転換者や肉親に近いひとにはあまり効果がなかった。


ところが昨夜、ハンドパワーがパワーアップしたらしい。他人や肉親お構い無しになったかもしれない。学校でクリスに確かめないと。


結局、デレたお姉ちゃんは家から学校まで手を離してくれなかった。正門前で別れる時に襟を直すふりをして頬にキスした後に告げた。


「あんなことされたら、もうお嫁に行けない。責任とってね」


寝ているボクを玩具おもちゃにしたくせに。どの口が言うのやら。それに姉妹だからノーカンだよ。お姉ちゃん。


昼休み。ボクは屋上にこよりハーレム全員を集めて説明をした。


「ダブルハンドサンダー?なにその厨二病全開な技名」

「グサッ」


わかってるから傷をえぐらないで笹飾ささかざりねがいちゃん。


「素敵ですわ!」

「とても独創的です!こより様!」

「「カッコいいっす!」」


ありがとう帝さん、短冊ちゃん。そして土下座三人衆は黙れ。


「その新しい技をミーで試したいのだな、コヨリ」

「そうだ。今度は危険があぶないかもしれないぞ」

「構うことはない。カマーン」

「いくぞ、ダブルハンドサンダー!!!」


ドサッ


クリスが倒れた。


「完全に失神してるわね」

「あらま大洪水」

「クリスさんならきっと五分で復活しますよ」

「うっ、ミーは・・・」

「「早っつ」」

「コヨリ。やはりミーはユーにラブだ」

「知るか」


すると拳法部のA子とB子が隣にやってきてボクの手をつかむ。その手を自分の胸に押し当てようとした。


「「イキまーす」」


ペチン!主将とねがいちゃんが彼女たちの頭を後ろから軽くひっぱたく。


「やめときな」

「あのクリスが失神したのよ、危険すぎる」

「せめて手を繋ぐくらいにしときな」

「「イエッサー!!」」


ビクンビクン


手を繋いだとたん、A子とB子は倒れた。


「手を繋ぐだけでコレ?」

「もはや核弾頭ね」

「手袋でもするしか手はないのかなあ」


こうなったら野獣先輩に相談するしかないだろう。あの人なら何か良い案を考えつくかもしれない。


野獣先輩こと白百合さんは恋人の百合ちゃんのお姉さん。さっそくライムを送る。


はい異世界シニアです。


次のこよりの対戦相手は白百合さん。


さあどうなりますか。


次回こよりトランスレーション。こより◯◯(仮)


デュエルスタンバイ!!

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