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恋と野球と超能力と ー女子があふれてしまう物語ー  作者: 南蛇井


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23/25

瞑想・・・そして荒れる

「筋肉が足りねぇ!!」

練習中に津賀さんが急に嘆き始めた。

「どっどうした?」

「足りねぇんだ。筋肉が足りねぇんだ。なんだかみんなひょろっひょろで全然筋肉がねぇし」

「でも・・・ほら金将君とかいるじゃない?」

「あれしかない!他のやつらももっとバリバリ鍛えるべきだ!」

筋肉・・・でいうと確かにみんな鍛えてはいない。

だってもう筋肉いらなくない?

ほぼ超能力で勝ってるからいまいち野球そのものの練習には力が入らない。

むしろ全員グランドで瞑想している時間が長い。

今日もみんな瞑想をして超能力の力を高めている。

はたから見たらちょっと不気味かもしれないぐらいグランドで全員瞑想している。

「全然違う!!野球部らしく身体を鍛えろよ!!」

そういわれてもね・・・僕も津賀さんをなだめつつ瞑想に入った。

僕の能力の使いどころはいまだにわからないけども・・・。


「これはいったいどういう事かしら?」

「しらねぇよ。こっちが聞きてぇよ」

なんか不穏な会話・・・津賀さんと話をしているのは・・・生徒会長・・・飛竜院さん、何をしに来たんだ。

「4回戦を突破したらしいと聞いてどんなものかと様子を見に来てみれば・・・あれは何をしているの?」

「・・・いや何をしているんですかね・・・」

佐々原さんが困っている。

助けに行くべきか?

いやでも今は瞑想中・・・集中しなければ・・・というか飛竜院さんとはいまいち絡みたくはない。

「あのさあ集中力を高めてるんだよ。そんなこともわからないの?見なよ翔真なんて集中してるからこんなことをしても全然反応しないんだから」

そういうと椎奈が後ろからそっと抱きついてきた。

背中に管実胸の感触・・・。

やばい女子が急にあふれてしまっている。

身体は全然反応しているし完全に瞑想への集中はなくなっている。

「あっー何してんのよちょっと離れなさいよ」

佐々原さんが椎奈と僕の間に入ろうとする。

なんか別な意味で集中してきた。

完全に女子に集中してきている。

あー女子の圧すごいな・・・。

「・・・あなたたちは何をしているのかしら?そして、わたくしはいったい何を見せられているのかしら?」

「さあ・・・?」

何なのかわからないし説明も出来ないが、あえて言うならイチャイチャして女子をあふれさせているというんだろうか・・・。

「不愉快で汚らわしい部活ね野球部は・・・まあ良いわどうせ今年で廃部になるのだから」

飛竜院さんが怒っている。

「わたくしの野球部に何の御用かしら?」

飛竜院郷子・・・あぁ・・・これは話がややこしくなる・・・瞑想だ瞑想僕は瞑想中だ。

佐々原さんと椎奈がいまだに僕にくっついているし話はややこしくなりそうだしこれは完全に瞑想するしかない。

「お姉さまの品のなさがそのまま野球部に出ているじゃないかしら?」

「は?みんな品よく瞑想しているんですけど何か問題でも?」

「あら?そうでしたの?あぁやっていちゃつくのが瞑想っていうものなのかしら?」

「結果が全てよ。ちゃんと結果出してるでしょ?4回戦突破して・・・って言うかあなたたちはいい加減離れなさい」

佐々原さんと椎奈がはがされる。

「とにかく必ず甲子園に行くので黙って見てもらえるかしら?」

「そうですか・・・では楽しみに待っていますわ」

そういうと生徒会長は立ち去って行った。

何しに来たんだろうか?

空気が荒れただけで何の意味もない。








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