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恋と野球と超能力と ー女子があふれてしまう物語ー  作者: 南蛇井


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21/25

悩める少年

3回戦が始まった。

対戦相手は青木畑第一高校

割と進学校でうちの高校と同様1回戦も勝ったことがないはず。

そんな高校が急に3回戦とは・・・うちの野球部も人の事は言えないけど・・・。


1回表

先発は竜ケ崎君

いつも通りの剛速球で三者三振に打ち取る・・・はずだった。

カキン!!

3番打者に打たれた。

サードライナー

竪石がキャッチしてアウト。

なんか直利不動の変なバッティングフォームだったけどなんか打った。

あの剛速球を打つ?こいつらちょっとやばいかも・・・。

1回裏

セットポジションからの1球目。

ギュオォォン!!!ズバン!!!

ノーモーションでものすごい豪速球がキャッチャーミットに吸い込まれる。

ほとんど見えなかった・・・しかもあの完全ノーモーション投球・・・これは確実に超能力!!また超能力野球・・・本当に超能力が使えないやつって僕ぐらいなんだけど・・・。

竪石(弟)君の表情が変わる。

本気だ。

本気で打ちに行く気だ。

【スナイパーバッティング】

確実にボールをバットに当てる能力!!

大きなあたり・・・ホームランになるか?・・・と思ったあたりは急激に減速、ありえない角度で変化ショートフライになった。

その間ショートは一歩も動いていない。

完全に超能力、守備も超能力守備だ。

超能力対超能力・・・僕が完全に蚊帳の外になる異次元の戦いが始まった。

僕と柿崎はあっさり三振し2回表

竜ケ崎君の剛速球・・・打たれた!!

また打たれた。

ノーアウト1塁。

あの球を打つ・・・それならこっちも奥の手を使うしかない。

「長名瀬さん!」

「任せてください!」

長名瀬さんのバットを動かす能力。

意地でも打たせない。

そしてそのまま0が並び

9回裏の攻撃

バッター柿崎ツーアウトランナーなし

これは延長だ。

延長はこちらが不利、竜ケ崎君はすでに限界を迎え5回途中で交代、とうぴーも疲れが出てる。

しかしバッターは柿崎!!

絶望的ピンチ!!

「こうなったら長名瀬さん!!」

「は・・・い・・・?」

長名瀬さんは疲れ切っていた。

げっそりと痩せ、目の下にはクマが出来ていた。

「まっ・・・まか・・・せて・・・」

これ以上は無理だ。

完全に別人と化した長名瀬さんを見てあきらめる。

何か策は何か策は・・・・あーダメだ思いつかない。

延長か・・・。

カキン!

ボールがバットに当たる音・・・打った?

何も考えずに振り続けたバットが偶然ボールに当たった!

そのボールは外野の頭を越えそのままホームランになった。

とりあえずでたらめでも振り続けたらいつかはあたるもんだ・・・。

とにかく3回線突破だ。


翌日僕は悩んでいた。

悩んでいたというか若干落ち込んでいた。

何に悩んでいるのかというと・・・僕だけがない・・・僕だけが超能力が使えない。

チームメイトも対戦相手も超能力者だらけ最近の高校野球がこんなことになっているなんて気が付かなかった。

完全に僕だけ取り残された気分だ。

なんの役にも立たないとはいえ柿崎ですら超能力が目覚めている。

悔しい・・・なんか悔しい。

これはもう野球の練習をしている場合ではない。

超能力を覚醒させるんだ。

とは言え超能力ってどうやって目覚めるんだろうか?

とりあえず瞑想をしてみる。

意識を集中しチャクラを開く・・・そもそもチャクラが何なのかがわからん。

わからないものは開きようもなかった。

その後も瞑想にふけるも何にも変化する気がしない。

これは超能力者たちにコツを聞いてみるか。

「長名瀬さん聞きたいことが・・・」

「超能力のコツ?うーんうーんうーん気がついたら出来てたし・・・出来ることも限られてるから・・・」

「俺?ずっと出来るしコツもへったくれもないよ」

この姉弟は駄目だ。

参考にならない。

最近超能力に目覚めたのは柿崎だけど柿崎に聞くのはプライドが許さない。

と言うか聞いてもまともな答えが返ってくる気がしない。

あとは誰に聞いてもおーんなじ答え。

気づいたら気づいたら気づいたら・・・全然気づかない!!

誰かコツを教えてくれー!





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