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恋と野球と超能力と ー女子があふれてしまう物語ー  作者: 南蛇井


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20/25

イライラ解消作戦

「ねえ、何あれ?イライラするんだけど」

姉川さんの機嫌が悪い。

原因はあれのせい。

「ここは野球をする場所であっていちゃつく場所じゃないんだけど」

新加入のとうぴーとずずぴー、この2人のいちゃいちゃが止まらない事に姉川さんが、とってもピリピリしている。

「あのそういうのは後にして野球の練習でもしない?」

「何言ってんだよ新澤っちよ。こうやって愛情パワーをためてんだぜ。これも立派な練習だぜ」

「そうよぉとうぴーは愛情で野球してるんだからぁ」

「あーそうだよね」

これは無駄だ議論をしても無駄だ。

絶対に噛みあう気がしない。

「姉川さんあれですあれあっちを見ましょう」

坊主五人衆のほうに目線を向けさせる。

「ほーらいいながめでしょ?」

「・・・そうね、悪くない眺めね」

やれやれ先が思いやられる。

しかもこれは根本の解決にはならない。

あの2人がいる以上姉川さんのイライラは止まらない。

でも、とうぴーは必要・・・どうする・・・どうずる?

「男紹介してやったらどうだ?」

「そうか!姉川さんに彼氏が出来れば全然問題にならなくなる!柿崎!柿崎にしては珍しくいいこと言うな!」

「でもどうやって彼氏作るの?」

佐々原さんがもっともなことを言う。

「柿崎どうするんだよ?」

「俺に任せろ!!名案がある!」

柿崎の名案・・・すごく不安ではあるが他にあてはないので任せることにした。


翌日・・・・。

「これは!!一体!!!どういう事よ!!!」

姉川さんが怒り絶頂絶好調でやってきた。

なになになに?何事?

姉川さんが何か紙を突き出しながら顔を真っ赤にして激怒している。

「これは何?誰がやったの?どういうつもりよ!!」

紙を見るとそこには・・・


彼氏募集中

姉川美香

彼氏になりたい方は野球部へ!!


・・・・あー名案って・・・柿崎の名案ってこれか・・・最悪だ。

「いや姉川さんこれは・・・」

「恥ずかしくてしょうがないわよ!!どうしてくれるのよ!!」

説明しようとするも姉川さんの怒りの圧が強すぎて説明するスキがない。

「おーどうした?さっそく成果でも出たか?」

柿崎がのんきにやってきた。

「あーそれそれ良いだろ?姉川にもすぐに彼氏できるからな。安心しとけよ」

あぁバカだ・・・柿崎は本当にバカだ・・・。

「お・ま・え・か?お前の仕業か?」

ええあいつの仕業です僕は無関係です。

柿崎がボコられている。

あぁ死んじゃうな・・・。

さらば柿崎そしてありがとう、君のことは決して忘れない・・・かもしれない。

そもそも短い付き合いだし、ありがとう的な要素はないんだが・・・。

さて柿崎の事は良いとして姉川さん問題だ。

なんの解決にもなっていないどころか機嫌が悪化している。

「なになにどうした?」

「大光君!じつは・・・」

「なーんだそんなことなら俺に任せてよ」

任せる・・・任せた結果の柿崎の失態だけど柿崎よりはましか・・・?

「姉川さんやっぱり坊主が好みなんすか?」

「はあ?なに急に?」

「いやちょうど姉川さんに紹介したい人いたんで・・・」

「紹介?別に紹介して欲しくはないけどそこに坊主は求めてないわよ。坊主はあくまで観賞用で付き合う相手には求めてないわよ。普通で良いのよ普通で」

「了解っすちょっと待っててください」

そう言うと大光君は去っていった。

しばらくして男子を1人連れて帰ってきた。

フサフサの髪の毛にちょっとイケメンな感じのやつ。

こいつが紹介したい人?

その割には何も分からずに連れてこられたようなきょとんとした感じだ。

「なんで野球部?」

なんで?とかいい出した。

本当に訳が分からないまま連れてこられてる?

「ちょっとここに立ってて」

そう言うと大光君は姉川さんのところへ行く。

「何?あれ誰?」

「いいからいいから」

そして気がつくと大光君は血を流し倒れていた。

何があった?

なんか姉川さんからの怒りのオーラが倍増している。

「あの何が・・・ありました?」

「バカにして!バカにして!バカにして!もー!!!」


姉川さんの話によるとどうやら大光君は時間を止めたようだ。

そしてこんなことがあったとのことだ。


「さっ時間止めましたから!」

「止めたからなんなのよ?」

「だーかーらー触り放題だしやり放題ですよ!なんなら彼脱がしましょうか?1分しかないんで急いでください!!」

「別に欲求不満じゃないしそんなもん求めてないわよ!!!」

そして大光君は殺されてしまったようだ。

さようなら大光君そしてありがとう

君のことは新しい部員が来るまでは忘れない。

「おいおい俺を殺すな」

「あっ生きてたんだ」

血みどろの大光君が生きているアピールをしている。

しかし姉川さんの機嫌は悪化の一途をたどっている。

どうしたものか?

「あの・・・そもそも姉川さん好きな人いますよ」

「長名瀬さん?」

「同じクラスの清水さん・・・」

「なんで知ってるの?」

「だっていつもその来ると態度が全然違うしわかりやすいですよ?」

「それだ!その人をとりあえず野球部に入れてそれから上手く付き合ってくれれば・・・長名瀬さんその人連れてきて!!」



「はい清水さん連れてきました!」

確かに彼氏には坊主は求めてないようだ。

フサフサのフツメンだ。

「なんで?なんで清水君がここに?」

明らかに姉川さんの態度がおかしい。

長名瀬さんの分析は間違ってはいないようだ。

これはいける彼が野球部にいるだけで姉川さんの機嫌は良くなる。

「野球しませんか?」

「なんで?」

「野球部の平和のために、なにとぞ」

「まあ別に良いけど・・・一応彼女に相談してからで良いかな?」

「彼女?」

「うん、付き合ってる彼女と会える時間が減るし返事は相談してからでいいかな?」

「長名瀬さん・・・?」

振り向くとそこに長名瀬さんの姿はなかった。

姉川さんが固まっている。

そしてそのまま立ち去って行った。


翌日全員で姉川さんに謝った。

「なに?急に?私には坊主5人衆がいるから問題ないわよ」

そこには坊主を眺めニヤニヤするいつもの姉川さんがいた。




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