きっかけの飲み会(4)
彼氏と別れていたことを話した後...
S君は「しってる」と一言
私は「えっ...なんでしってるの?」と聞き返した
同じ会社の女子の数人には話したけど、
口止めしたのにそのうちの誰かから聞きだしたらしいヾ(*`Д´)ノ ケシカラン!!
じゃあなぜ?『彼氏から?って聞いたの???』と困惑した
「私さんからちゃんと聞きたかった」と言われ、
また私は 『えっ?えっ?』と焦ってしまった
さすがにここまで言われれば、私だってわかる
草食系だとばかり思っていたちょっと頼りない後輩君
新入社員の時は、なかなか周りと馴染めてなかった初々しかった男の子
いつの間にか男の人になっていたんだな~としみじみと思いをはせながら
少し前からしっかりしだして、話し方も男らしくなっていくS君を、
弟のように思っていた私にとっては、ちょっと寂しい気にもなっていたのだが...
な~んて思っていたら...しばし沈黙が...
周りには誰もいなくて二人きり!!
なにか言いたそうに私をみるS君
やっやばい!なんか雰囲気が告白タイムっぽくなってるきがする(゜Д゜;)ギクッ
「今は付き合ってる人いないんだよね?」と確認されて
「うん...そうだけど...彼とは別れたばかりだから、
しばらくは誰とも付き合うつもりないかなぁ~」と言ってしまっていた...
私から予防線をはってしまったのだ
S君はいままで誰ともお付き合いしたことがないと言っていた
私はこの年で1からの恋愛をしたいと、正直思えなかった
特に年下はもうめんどくさくて遠慮したい...その思いが大きかったのだ
「そうか…そうだよね」と、落ち込んだようなS君と、しばらく他愛ない話をして別れた
ああ~私のバカ!!余計なこと言わなければ...楽しい恋愛はできたのかもしれない
でも、今の関係を変えたくもなかった
楽な関係が一番いい、それに私にはイケメンの彼はもったいない!
同じ会社での恋愛は避けたいのもあるし、
付き合っても別れても面倒なことに変わりはない
しかも8才差!
私がたぶらかしたと、いじられること間違いなし!
考えただけでも嫌だ~!
こんなおばさんなんて、といろいろと言い訳を並べているけど、
本能的に本気になりそうな恋愛がこわいのかも...
でも...、私はほんとどうしたいんだろう...
避けられて寂しかった、
でも恋愛はしたくない?のかな...
いや違うような気がする
でも今のままじゃいられないだろうな~
年末が来れば、会社で泊まりがけの忘年会がある
ちょっと年末までに自分の気持ちなど、いろいろと考えようと思った