表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/16

年末の飲み会(8)

宴会場にうつむいたS君が先に入っていったら、


すぐさま幹事Aが謝りに来ていた


1人で帰ってきた事で、振られたと勘違いした幹事Aは


「すまない」と涙目になっていた。o゜(p´□`q)゜o


周りにいた人達も見守りつつどうなったのか気になっていたようで、


「おれが余計な事言ってしまって、本当にごめん!」と土下座せんとばかりに謝ってくるので


困惑したS君は「そんな気にしなくて大丈夫だよ。だってAのおかげだし」と笑顔でいうと、(*・∀-)b


私も中に入ってきて、彼の隣に立ち「私たち付き合うことになりました。」と報告すれば


Aは泣きながら「よかった~!俺のせいでダメになったらどうしようかと思ったよ」とマジ泣き。゜(゜´Д`゜)゜。ウェェン


他の周りの人達は、うまくいったことを聞いて祝福してくれた


「いつくっつくのか気が気じゃなかったよ!」とか


「すでに付き合ってたと思ってた!」とか言いたいこと言ってきた


私たちの報告を聞いたT子は私を睨みつけてきたΣ(゜Д゜;)コワッ


「そんな年増のどこがいいんですか?絶対合いませんよ」と言い放ち、


周りにいさめられていた


気持ちはわかるけど、「好きな相手の幸せを祈れないのはただの自己中な片思いだよ」いわれて


泣き出して出て行ってしまった


T子の事が好きな別社員Eが追いかけて行ったけどどうなることやら...


『きついこと言うな~』と先輩を見てたら、目が合って「おめでと!」と言われた


「いろいろあるかとは思うけど頑張って!」と言われて再度覚悟を決めたのだった


半分の社員が、忘年会からお付き合い記念の飲み会に変更して騒いでいたが、


もう半分は上役の人達の席なので、こっちの事情を理解してなかったので助かった(´д`)はぁ~


つかまったら絶対なんかいわれるし、逃げられなくなるのは確実だったので…


その後、一次会の忘年会はつつがなく終了し、2次会のカラオケ大会へ移動したのだったが


移動途中でB君に捕まってしまった


途中の曲がり角から手が伸びてきて、引っ張られた私はヨロっとBの腕の中に倒れこんだ


「ふぇ?」と、気の抜けた言葉を発した私に、「なんて声出してんだ?」と顔を覗き込まれて後ずさった


後ろは壁だったので、対してさがれなかったけど、壁に思い切りぶつけて「ゴンっ」といい音がした


びっくりしているB君がさりげなく頭を撫でてきた


「大丈夫?いい音したけど!」と、近すぎる距離感に「ちょっと離れて!」と声をあげた


頭は痛かったが、まずは距離をとらないと、と思い睨みつけたが、Bには効いてないようだ。


「そんな睨んでも、かわいいだけですよ。」と満面な笑顔を見せてくる


「はっ?」と思うと同時になぜか見たことあるような懐かしいさを感じた


遠い記憶の中にかすかに感じる既視感


じばらくじっと見つめながら考えていると、「そんなに見つめられるとキスしたくなるんですが。」


と、なにやらおかしなことを言い出すB、


「もうわかっているとは思いますが、ずっとあなたの事が好きなんですよ!」と


「ふえっ?」と変な声を出した私に「ぷっ」っと八重歯を見せて笑うB。


『最近の男は目が悪いのか?ってか、ずっとっていつから?』


ってか、『なんかこの笑顔見たことある気がするなぁ~』と記憶をたどり



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ