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自分のバイタリティ

 誕生日を迎えて次の日。僕はカイルと外に出た。もちろん、僕らが貴族であることがばれないよう変装している。


「バニルはどんなバイタリティ何だろうな。」


 バイタリティには10つの属性があるのだ。

1.炎変換バイタリティ。炎に関する魔法ができるようになる。

2.水変換バイタリティ。水に関する魔法ができるようになる。

3.風変換バイタリティ。風に関する魔法ができるようになる。

4.雷変換バイタリティ。電気に関する魔法ができるようになる。

5.重力変換バイタリティ。重さに関する魔法ができるようになる。

6.温度変換バイタリティ。温度に関する魔法ができるようになる。

7.防壁変換バイタリティ。防御に関する魔法ができるようになる。

8.治癒変換バイタリティ。治癒に関する魔法ができるようになる。

9.力変換バイタリティ。力に関する魔法ができるようになる。

10.環境変換バイタリティ。環境に関する魔法ができるようになる。

 最後の環境変換バイタリティは90%の人がそうだ。環境に関するというのは、1,2,3,4すべてが使えるということだが、どんな環境バイタリティ持ちでも、その変換バイタリティに特化したものに勝てないのであまりすごいものでもない。

 さらにこのバイタリティは複数持つこともあるが、この環境変換バイタリティ持ちは複数持つことはないのだ。

 僕は別に環境変換バイタリティであろうといい。訓練すればどんな手練れでも勝てるからだ。結局は努力が一番なのはわかっている。


「バニル。これがバイタリティ研究所だ。」


 街の片隅にある大きな倉庫に見える。ほかは石造りの建物だがこれは金属で作られた建物だ。


「中に入るか。」


 カイルに押されて僕は中へ入った。中では、魔法をたくさんの人が放っていた。確かに研究所感はある。


「ここでは環境バイタリティを吸収して家庭に届けているんだ。」


 実は電線みたいなので環境バイタリティが供給されていることはわかったが、まさかここで環境バイタリティを吸収しているとは思っても見なかった。確かにこの倉庫についている大きな装置は気になっていたが、これでこの町すべての環境バイタリティを担っているのか。


「おっ、ジェイさん。カイルです。」

「おお、カイル様ですか。今日はどのようなご用件でしょう。」


 カイルに返答したのは身長が高く紳士的な中年の男性だった。


「実は今日、うちの子供のバイタリティ見てほしいんですよ。」

「おおそうですか。バニル様ですね。私はジェイと申します。」


 そういってジェイさんはお辞儀をした。


「よろしくお願いします。ジェイさん。」

「それではどうぞこちらへ。」


 そういって案内されたのは小さな部屋であった。この部屋には大きな装置があり、メカメカしいというのが正しい表現であろう。


「バニル様。この装置に寝転がってください。」


 僕は言われた通りに大きな装置の上にねた。CTをとるみたいで少し緊張したが、すぐに測定は終わった。


「はい。もう大丈夫です。お疲れさまでした。」


 ジェイさんに言われたので起き上がったが、あんな短時間でわかるとはすばらしい。


「測定ができたんだな。俺は、4つ属性を持っていたからな。お前はもっとあるだろう。」


 まあ、属性がたくさんあればうれしいがそんなことはどうでもいい。ただ、4属性でも0.45%だ。5属性なんてのは年に二,三人しか生まれない。


「測定結果が出ましたよ。では、見ていきましょう。」


 そういってジェイさんは僕の目の前に立った。


「えーと、結果から言いますね。バニル様の属性は3つあるのですが…」


 ジェイさんは濁らせていた。何か問題でもあるのか。3つは少ないのであろうか。ほとんどの人がたくさん持っているわけではないのに何が問題であろう。だって世の中の2%しか三属性以上もてないのだ。


「属性が、重力変換と防壁変換と治癒変換バイタリティです。」

「そうか。」


 カイルは少し残念そうであった。十分使えると思うが何がいけないのであろう。

【次回】5月16日22時

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