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奴隷商人、機会を逃す

「つっかれたー」


ウラース伯爵の館に行った後、いくつかの取引先に挨拶に行き、やっと自分のオフィスに帰ってくる事が出来た。

どうにかウラース伯爵への挨拶は成功したが結構危なかった気がする。

最後のお願いを言うタイミングがもう少し遅かったら伯爵の機嫌を損ねていたかも知れない。


「我ながらよく気付けたなぁ」


父は貴族には対しては誉めろ!媚びろ!持ち上げろ!とよく言っていた。

中にはそう言う美辞麗句が嫌いな貴族もいるそうだが、そんなのは例外だ!無視しろ!だそうだ。


「もう、あそこ行きたくないなぁ」


元々貴族に良い印象がないので、貴族への苦手意識が一気に増加した。

そもそも、行かなければ良かったんじゃないだろうか?

挨拶に行かなければ伯爵との今後の取引は自然消滅していた可能性が高い。

勿論、伯爵との取引がなくなれば大きな痛手だ。

しかし、気分次第で何をしでかすか分からない貴族との取引は危険なんじゃないだろうか?


「ああ、今日が関係をなくす大きなチャンスだったのか!」


そうと気付いて、私は激しく後悔したが当然後の祭だった。


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