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拝啓、悪役令嬢様  作者: 不和 ニ亜
1/1

今度はきっと守ります


「あら、目を覚ましたみたいよ」


長く、眠っていた気がする。目を開けると眩しい。隣では見ていると心が安らぐような微笑を浮かべる綺麗な女性。


「おお、この子は君に似て綺麗な顔をしているなぁ」


その女性に寄り添うようにして、爽やかでカッコいい男性が同じく微笑んでいる。


「ふふ、きっと貴方に似たのよ。名前はもう決まっているのかしら」


綺麗な女性は優しい声と表情で隣にいる男性に問いかける。


「あぁ、我がローレンス家の次男に相応しい優しく凛とした名前だよ。この子の名はーーー」



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