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#1

見切り発車どころではなく、原稿無し予定も無し、ストーリーがしっかり成り立つまでグダグダになると思いますが、見守っていただけると嬉しいです。

 中学時代、俺はVRゲーム「World Sacrifice」というMMORPGに分類されるゲームを学生という領分を放ったらかしにしてまでやり込んでいた。

 あの時は、システムもバトルも物語の設定もありきたりでネット上の評価は最悪、周りの親しい友人もやっていなかった。それでも、俺はゲーム内で知り合った戦友(ともだち)と躍起になって、ゲリラクエストやイベントなどをクリアして、ランキングの上位層にまで食い込んだりと楽しんでいた。だけど、だんだんゲーム内で見かける(プレイヤー)もまばらになり、最終的には戦友もリアルが忙しいという理由でやめてしまい、これをキッカケに俺もやめてしまった。ただ、いつかまたやるかもしれないとデータだけは消さずに残しておくことにした。


 あれから3年、俺は、高校2年になっていた。

 そんなある日のこと。


「おーい、(まこと)。ちょっといいかー?」

「ん、水科(みずしな)?大声出してどしたー?」


 クラスの戸をガラッと開けて俺、雁夜月(かりやづき) (まこと)を呼んだのは、高1の時に同じクラスだった水科(みずしな) 智春(ともはる)だった。


「あのさ!俺、WSに興味あんだけど!」

「は?WS?ナニソレ」

「真が中学時代にハマってたって言ってた、「World Sacrifice」っていうゲームだよ、略して「WS」」

「あー、あれか。あれ、まだ生きてたんだ。」


 俺がやめてから、丁度1年経とうかという頃に「サービスを終了する」という旨の通知が運営から届いていたので、てっきり終わったものだと思っていた。


「生きてた…って、まあいいや。あれさ、今ネットで話題になっててさ、俺に教えてくんね?」

「今「今更とか言うなよ?」さ…俺の言葉取るなよ…ったく、分かったよ」

「サンキュー、助かるわぁ」

「話がそれだけなら、さっさと帰れ。周りの視線が痛い」


 水科は同級生の中では1位2位を争うほどのイケメンであるからして、その水科からの話を適当に返してる俺には、女子からの鋭い視線が注がれるわけで…。


「ひっでぇ〜。はいはい、分かりました、帰ればいいんでしょう帰れば」


 俺は、シッシッと手を振り、教室から早く出ていくように促す。


「あ、真!あとで、連絡するからな〜」

「分かったから早く行けって!」


 この後の女子に対する俺の対応がとても忙しいのをあいつは知らないからなぁ、はぁ〜俺の昼休みが。

 その後、俺は女子の対応に追われつつ一日が過ぎていった。


 そして数日後、あの運命の日がやって来た。


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