表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

夏へのいざない

作者: 漣の音色

君と出会ってあれから一年経つ。

新しく始めたバイト先で出会った君。

僕の日常に何十色もの彩りをもたらした君。


「初めまして。これからよろしくね。」

たった一言なんだけど、その声と人懐こそうな

笑顔、その溢れ出る優しさに魅了された。

それからは君に会うためだけにバイトに入った。

君が好きな音楽も聞いた、君のオススメした映画も見た。全ては君に振り向いてもらうため。

不純だと思ったけど、それどころじゃなかったんだ。

会うたび好きになっていくんだから。


「あの、私でよかったら付き合ってくれませんか?」

君から告白された時は平然を装うのに必死だった。

想いは叶った!!恋は実るんだ!!

泣き叫びたかった。走り出したかった。


それからは毎日が違って見えた。君が隣にいるだけで

幸せだって思えた。

「好き。」って何回だって伝えあった。

「夏になったら海へ行こうな」って約束。

ようやく叶うな。

セミの鳴き声が妙に心地よく聞こえるよ。

海には浮き輪がちらほら見えるんだ。


風鈴の音色が僕を夏へといざなう。

君のいない夏へと。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ