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私たちは、早速城の騎士達と軍議を開くことにした。最も戦争のことを何も知らない私は、騎士たちの話を聞いているだけだったけど。
クラウドの話によると、今城に残っている戦力の内訳は、騎兵500、歩兵2000(重騎兵100、軽騎兵400、弓兵400、重装歩兵300、一般歩兵1300)だそうだ。それに対して敵軍の数は、3万5000だったが途中、ニノキア側の城を2つ落としたようで、3万1000にまで減らしているようだ。
いくら、戦争のことが詳しくない私でも、この戦力差では戦にならないことは分かるつもりだ。なので、クラウドに率直に聞いてみることにした。
「ねえ........クラウド、敵軍との戦力差がありすぎるように思うんですがこれで、戦になるのですか?」
「...............」
私の質問にクラウドだけでなく他の騎士達も黙って下を向いてしまった。
やはり、この戦争はかなり厳しい戦いになるみたいだ。貴族達が逃げ出してしっまたのが致命的だ。彼らの私兵を合わせれば、最低でも2倍、多くて3倍にはなったらしい。クラウドがか細い声で言っていた。
重苦しい空気の中で私は、考え続けていた。普通なら籠城を選択する所だが、戦力差がありすぎて籠城をするには、いささか厳しいと考えざるをえない。ニノキアの援軍もいつ来るのか今の所、不明だ。最悪この城は見捨てられていている可能性もある。
野戦を選択するにしても、やはり、戦力差があり戦にはならないであろうことは容易に想像が出来てしまった。
戦力差を少しでも埋める必要があると私は、結論づけた。
「皆さん、聞いてください。今の一番の問題は敵軍との戦力差で合っていますか?」
騎士達は、頷く
「そこで、私に考えがあるので聞いてください」
実は、今から話すことは屋敷から城に行くまでの時間で思いついた事だ。
「敵軍が落した城とこの城の間には、大規模な森があることは知っていると思います。そこで、敵軍を迎え撃ちます!」
「し、しかし!あの森は、大規模すぎて毎年地元の者ですら遭難者を出すほどの森です。敵軍に奇襲を仕掛けたとしても、自軍の友軍と合流できずに大人数の遭難者を出すかもしれません!危険すぎます!」
クラウドが反対意見を出してきた。
「私は、騎士達に迎え撃てと言っているわけではありません」
騎士達は、困惑顔で顔見合わせている。その中で顔を上げた者がいる。クラウドだ。
「!?....ま、まさか、シルフィー様!あやつらを仲間にするつもりですか!?」




