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なんでもいつかは終わりを迎える

作者: 左右晴人

ふと思ったことを書いてみる。今、僕達は、人間は、色々なものを作っている。それらは全て何か古いものの進化形と言っていいだろう。人類は様々なものを発見して生活に活かしきた。そして、次の発見を求めている。僕が生きている内は、新たな発見が見つけ出され続けるだろう。いや、向こう500年、もしくはそれ以上は発見が尽きないことを願う。発見は生活を豊かにしてくれる。今こうしてパソコンで書いていられるのも誰かの発見のお陰だ。本当にすごいことだと思うし、有難いと思う。しかし、僕の中で一つ大きな懸念がある。それは全てを知った時、人は人のままではいられないようになる、ということだ。これは非常に言い過ぎているが、僕が言いたいのは人の体の問題ではない。心の問題の方だ。未来への発見に向けて日々研究している科学者達。彼らは皆、夢や希望を原動力として毎日研究しているだろう。彼らがいつか、一つ一つ問題を着々と解決していき、もう探りたい謎がなくなった時、世界はものすごいことになっているだろう。しかし、追い求めるものがなくなった世界は非常に面白くないだろう。便利な道具を当たり前のように使い、食べるためだけに仕事をする。何も求めるものがなくなった世界、謂わば、完全制覇した世界を想像する者は少ないと思う。元々、夢や希望は追い求めるものなのである。達成されたそれらは夢でも希望でもない。だから、今この追い求めている途中の世界に生まれた僕達は幸運なんだと思う。案外、2、300年でこの面白い世界、人類の冒険ストーリーは幕を閉じるのかもしれない。


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