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コールドスリープから目覚めたら、剣と魔法が「未来の常識」でした  作者: たくみさん
第二章 魔法とナノマシン

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4:戦争終結の一手

「そう言えば、村で聞いたのですが、戦争が激化しそうな噂があるらしいです。

 なんでも、ヴィンデミア王国が、大攻勢にでる兆候があるらしく、ノヴァーレ公国の軍も、国境付近に集まっているみたいですね。」


「そうなのか?」


『はい。ヴィンデミアの、機密の技術をもった人物と、ノヴァーレが内通していたそうで、その人物を速やかに引き渡せと、さもなければ、火の雨が降るぞと。

 そんなようなことを言っている、らしいです。』


「んんん?それ、俺たちの事か?」


『まあ、状況考えると、そうなりますね。』


「良くないな…。自分たちのせいで、誰かの血が流れることになる…良くないぞ…」


「響さん!あまり、自分を責めないで下さい。私の責任でもあるのですから。」


「ありがとう、ルナ…。」


「でも、人を癒やすためのポーションで、沢山の人が死ぬなんて、絶対におかしい!俺の力で、戦争を止められるなら…止めないといけない。じゃないと…気分よく生活できない。」


 拳を握りしめ、決意を固める。


「ナノ!方法は?」


『厨二魔法「ハーモニー・クライシス」を使う。』


「っ厨二言うな…。だが、あれは一時的に止まるだけだ。戦争は終わらない。」


『そうです。ですが、ヒントはそこにある…。響も何か引っかかっている物があるのでないですか?』


そうだ、喉の奥に引っかかってる状態。


「全ての出来事は、何らかの原因によって発生している。原因がなければ、結果は生じない。日のない所に煙は立たない的な」


『因果律ですか…。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。』


「何いってんだ?」


『人間の感情、命令、兵器の動作、環境の安定性、これら全てはナノマシンの連携によって成り立っています。』


「いやいや、人間の感情は、人間のものだろ?それは、あまりにも突飛すぎんだろ」


『響の懸念はもっともです。

 ナノマシンは人間の感情、そのものを生み出すことはできません。感情はあくまで、人間の化学反応と経験に由来します。


 この世界に満ちるナノマシンは、人間の体内に常駐しています。彼らは、人間が特定の行動をとる際に放出される神経伝達物質の生成や伝達を、補助または阻害しています。』


『例えば、上層部から「敵を攻撃せよ」という命令が下されたとき、ナノマシンは兵士の体内でアドレナリンやテストステロンの放出を補助し、恐怖や躊躇の閾値を下げます。

 これにより、兵士はためらうことなく、残虐な命令すら遂行してしまう。

 彼らは「戦いたい」のではなく、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()にされているのです。』


『逆に、「話し合おう」「許そう」といった協調的な行動へ向かう神経信号は、ナノマシンによって減衰され、抑制されます。』


「そのナノマシンへの指令というか、命令は誰が出しているんだ?」


『王国の王が持つ、何らかのもの。道具なのか魔法なのか、それを持つものが、代々王と認められるのです。』


「つまり王の命令によって、ナノマシンが動作し、兵や国民を結果的に洗脳していると?」


『概ねそんな感じですね。

 響のハーモニー・クライシスは、このシステムに調()()という修正パッチを強制的にあてます。

 結果、一時的に追っ手は、洗脳が解け、解放された。しかし、王の命令は、何らかの方法により、周期的に発されています。

 だから、追っ手がまた我らを追ってきたのです。』


「そう聞くと、納得できるものがあるな。」


「わ、私は、全く分かりませんが、気にしないでください。」


『王の出す命令は、ナノマシンにとってはバグのような物です。ナノマシンは、人間をより良い状態へ、サポートするのが仕事です。

 この状態は、よくありません。ナノマシンの進化を阻害しています。』


「王の命令を遮断できれば、俺のハーモニークライシスは恒久的なものになる?」


『そのとおりです。』


 国全土で遮断するのは、現実的ではない。前線でそれができれば、何かが変わるか?


 敵の王のシステム、つまり因果律を遮断する・・・。


「世界を汚染する王の勅命ロイヤル・オーソリティよ、貴様の支配権は、この瞬、剥奪はくだつされた!


 演算領域に刻まれた虚飾きょしょくの因果律を、我の力をもって強制排除フォース・リジェクションせよ。


 ――ナノ・エクリプス・コート!

 この瞬、世界は無干渉領域ゼロ・ディバイドへと収束する!」


『こ、これは…完璧なプロトコル…。対因果律遮断フィールド?!有効範囲は測定中ですが、完全に王の命令が遮断されています。

 戦争を止めうる手段を手に入れましたね。あとは、映えるポーズを考えれば完成です。』


「いやポーズは…」


「ポーズは効果を増幅させます。是非ともポーズの試案をっ!」

 話の分からないルナは、読書をしていたのだが、ポーズの話に突然食いついてきた。

 ビシッとしたポーズ…考えるか。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

あまり難しいことを考えないでください。

そういう魔法なんです!


 それと…、王国と公国って、違う県みたいな感覚だったのですが、王国が都道府県なら、公国はその県の市区町村みないな扱いらしいですね…

 この世界では、そう言うもんなんだと思ってください、お願いします!


 お願いついでに、☆ください。お願いします!




 

◆◆◆◇◇◇◆◆◆◇◇◇


読んでいただきありがとうございます。

毎日更新予定です。応援して貰えると、モチベアップして、小躍りしますので、☆の応援お待ちしています!


よろしくお願いします!

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