【チャレンジ!】秋の歴史2023を全作読んでみる 10/26(後編)
いよいよ最後です!
10月26日に更新された後半の10作です。
【対象更新日:10/26(後編)】
160作目から169作目まで
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#160
作品名:マザピ(Mother people)徐庶~Overture~(短編)
作者名:山本大介 様
■判定基準(★1~★5)
・歴史度:★★
・テーマ:★
・おすすめ度:★★★
■一言
まぁ、一発ネタですな。
でもこれを思いつく発想は、すごいものがあると思います。
内容は徐庶の奇妙な冒険って感じです。
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#161
作品名:団欒の記憶(短編)
作者名:深海聡 様
■判定基準(★1~★5)
・歴史度:★
・テーマ:★★★
・おすすめ度:★★
■一言
ある家族の食卓の歴史。おせち料理の品数や味付けが変化して行く話です。
このように手作りしている家庭は、もう少ないのでしょうね。
私は大晦日から正月にかけて、朝起きてから、夜寝るまで、酒を飲み続け、ベロンベロンの状態で、二日に浅草に初詣に行きます。
(詣でた後、結局ホッピー通りなどで酒を飲む)
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#162
作品名:なぜ日本には激辛料理が存在しなかったのか(短編)
作者名:ウナム立早 様
■判定基準(★1~★5)
・歴史度:★★★
・テーマ:★★★★★
・おすすめ度:★★★★
■一言
ファッ!?また江戸時代の肉食が出て来たぞ。何かのキャンペーンが裏で行われているのか?
内容的には、激辛の焼き肉や火鍋パーティのようなことが、実は案外行なわれていたのかも、と妄想できるおもしろおかしい話でした。
それにしてもお代官さまの「おぬしも悪よのう」は汎用性の広い言葉ですね。
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#163
作品名:大正おむれつ物語(長編)
作者名:畔奈りき 様
■判定基準(★1~★5)
・歴史度:-
・テーマ:-
・おすすめ度:-
■一言
二話で更新が止まっていて、完結していないので評価対象外といたします。
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#164
作品名:古代ローマの留学生が海賊に囚われた友人を仲間と一緒に救出した話(長編)
作者名:ゆめあき千路 様
■判定基準(★1~★5)
・歴史度:★★★★
・テーマ:★★★★
・おすすめ度:★★★★
■一言
10月26日の00:00から23:00、全8話の20000文字ほどの作品です。
古代ローマ帝国の時代。時代的にはガイウス・ユリウス・カエサルが海賊にとっ捕まった時に、自身の身代金を(プライドから)自分で引き上げた、という逸話が作中で出て来るので、カエサル時代より結構後だと思います。
テルマエ・ロマエの時代の辺りかな。
地中海の今のギリシャのロードス島(ロドス島とも)という島が舞台なのですが、このロードス島、アナトリア半島、つまり今のトルコに近いところに位置しています。
なので、ローマからはとんでもなく遠いところです。
そして、このロードス島は当時のローマ貴族の子弟が学問を学ぶ場所だったようです。
あぁ、これで本作の背景を説明できた。
内容はそんなある留学生が、海賊にとっ捕まった友人を救出するのですが、その方法に豪勢な食事が関わってきます。
色々な作品を読みましたが、この作品が時代と舞台が一番特異でした。
ですが、しっかり読みやすく構成されています。
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#165
作品名:これは、イケる!(長編)
作者名:しろ組 様
■判定基準(★1~★5)
・歴史度:★
・テーマ:★★
・おすすめ度:★
■一言
ンゴゴゴ。寿司の話が出たと思ったら、山葵モリモリコントか~。
これなら、やっぱり当初の予定通り、寿司話をやった方がよかったかな。
(ただひたすら、時代ごとに変遷を書き連ねる、エッセイ風の駄作になったと思うけど)
まぁ、最終日でこの分量の作品を書いただけでもすごいと思います。
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#166
作品名:アントナン・カレーム〜フランス料理の父と呼ばれた男〜(短編)
作者名:西山景山 様
■判定基準(★1~★5)
・歴史度:★★★
・テーマ:★★★★
・おすすめ度:★★★
■一言
これは面白かったです。
ただ、アントナン・カレーム物語の序章という感じがするので、できたら連載で続きが読みたい、と思いました。
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#167
作品名:役に立たない話(短編)
作者名:ハーピスト 様
■判定基準(★1~★5)
・歴史度:★★
・テーマ:★
・おすすめ度:★★★★
■一言
何度もドキュメンタリー映画化されている、あの有名な飛行機事故の生存者たちをモデルにした話。
テーマが「生きる」でしたら、満点でしょうか。
うまく直接的な描写はぼかし、どこか寓話化して、極限状態の「生きる」を扱った作品だと思います。
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#168
作品名:中嶋のサンドイッチ(短編)
作者名:とこ 様
■判定基準(★1~★5)
・歴史度:★★
・テーマ:★★★
・おすすめ度:★★★
■一言
何とも不思議な作品でした。
来客が来ると不思議な鈴が鳴る屋敷。約束のない客はお断りするのがルール。
この屋敷の主へサンドイッチを出す主人公。
色々と読み手が考察できる不思議な作りです。
私は何となく、この屋敷は別邸なので、不思議な鈴だけでは、主の身の危険が守れないから、本邸に行くことになった、と推察しましたが、どうでしょうか?
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#169
作品名:秋の味覚秘密の調味料…(短編)
作者名:青空優幸(Apple) 様
■判定基準(★1~★5)
・歴史度:★★
・テーマ:★★★
・おすすめ度:★★★
■一言
さて、本作の最終更新日(投稿日)は2023年10月26日23時54分です。
内容は女の子が10月の連休で家族とおじいちゃんとおばあちゃんの家に行き、食卓を囲むのですが…。
内容はハートフルないい話だと思うのですが、どうしてもひねくれものの私は引っ掛かるものを感じてしまいます。
それは5歳の女の子がおじいちゃんと戦争(多分第二次世界大戦)について話すのですが…。
これって現在(2023年)の話でしょうか?
現在なら以下のような年齢設定になると思われます。
・咲ちゃん(主人公) : 5歳(2018年生まれ)
・おじいちゃん : 咲ちゃんと同じ5歳に終戦を迎えたとして、1940年生まれ(83歳)
・おばあちゃん : 夫の5歳下として、1945年生まれ(78歳)
・おとうさん : この両親の息子として、1975年生まれ(48歳、咲ちゃんが生まれた時43歳)
・おかあさん : 夫の10歳下として、1985年生まれ(38歳、咲ちゃんを生んだ時33歳)
う~ん。それほど不自然ではないでしょうが、どうでしょう?
ありといえばギリギリありでしょうか。
最後の最後で、変なこだわりを出してしまいました。
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あ~、ようやく終わった~!
最後に総評を投稿して、本企画の完結といたします。
10月27日以降に更新された作品に関しては、最初の概要にあげたように取り上げませんが、
「全作読んでみる」と銘打っている以上、多分読むと思います。
ですが、完全に優先度は下がりますので、本年度中には読まないだろうな…。
【読んで下さった方へ】
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