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【チャレンジ!】秋の歴史2023を全作読んでみる 10/24~10/25

 いよいよこの企画の終りが見えて来た、と思いきや!

【対象更新日:10/24~10/25】

 142作目から149作目まで


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#142

作品名:ハギスと女王と元女王(長編)

作者名:平井敦史 様


■判定基準(★1~★5)

 ・歴史度:★★★★★

 ・テーマ:★★★★

 ・おすすめ度:★★★★★


■一言

 テューダー朝最後の君主エリザベス一世と、その後のステュアート朝の祖となる元スコットランド女王メアリー・ステュアートの話です。

 ハギスという、スコットランドの伝統的な料理での両者の会食がメインなのですが、何とエッセイに実際に作者様がハギス料理を食べたレポもありますので、そちらも合わせて読むことをお勧めします。

 作中の下にリンクがありますが、一応紹介 → 「ハギス実際に食べてみたレポ(Nコード:N9240IL)」


 ふむふむ。現在にまで続く英王室はメアリー・ステュアートを祖としてるんですね。

 本邦では南朝が正統とされているが、現皇室は北朝の直系子孫みたいな感じ…、おっと、誰か来たようだ。ちょっと失礼!


 え~と、何の話だっけ?

 とにかくハギス料理ですね。スコッチウィスキーを飲みながら食べてみたいです。

 (エッセイで出されたギネスは、多分私は食する前に一気飲みすると思う)


 スコットランドもなかなかに宗教が複雑です。

 オールドファームという、セルティックとレンジャーズのダービーでも有名ですね。

 まぁ、日本では宗教関係なく、セルティックのファンが多いと思いますが。

 ブライアン・ラウドルップが好きだった私は、ちょっとレンジャース側とひねくれています。


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#143

作品名:飽食の計~樊城の戦いに寄せて~(短編)

作者名:佐藤山猫 様


■判定基準(★1~★5)

 ・歴史度:★★★★

 ・テーマ:★★

 ・おすすめ度:★★★


■一言

 関羽の公開切開手術!

 実は碁を打ちながらではなく、焼き肉パーティしながら、骨を削られていたとも。

 こっちを採択してたら食事度は上がりますね。


 漢水って長江の最大の支流なんですね。そこが増水じゃ、もうどうにもならねぇスよ。


 ところで于禁は七軍を率いて援軍に出陣したそうですが、この一軍ってどうも12500人で構成されてたそうです。

 ファッ!?于禁…、3万で降伏って、残りは6万近くは水死させちゃったの!?


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#144

作品名:トラとシノの戦国ものかたり(トラの好物には塩加減が大事です。)(長編)

作者名:野松 彦秋 様


■判定基準(★1~★5)

 ・歴史度:★★★★

 ・テーマ:★★★

 ・おすすめ度:★★★★


■一言

 9月24日から10月24日にかけて、全34話の67000文字ほどの作品です。


 戦国物で転生者でなく、現地主人公(加藤清正)のなのですが、描写が普通に現代風でカタカナ言葉も違和感なく差し込まれているのがいいです。

 清正(トラ)とシノの祝言から始まる、結構な長編ですが、一話が短く、また先に上げた文体が(いい意味で)軽めなので、スイスイ読めます。


 加藤清正の若き日々を書いた青春物語といった感じです。

 この秋の歴史に関係なく、これを少年立志版として、次に青年版と、この7万文字近くのペースで清正公の大河ができそうな感じがします。


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#145

作品名:トールが花嫁(短編)

作者名:ももちよろづ 様


■判定基準(★1~★5)

 ・歴史度:★

 ・テーマ:★

 ・おすすめ度:★


■一言

 巨人族「ヨツンヴァインになるんだよ。あくしろよ」

 しかし、ハンマーを取り戻したトールが、巨人族に一転攻勢!


 ファッ!?


 北欧神話をあつかったコメディーなので、内容紹介はこんなのでいいかな?


 さて、BIVROST「ビヴロスト」ってノルウェーにある、世界最北端の蒸留所のウィスキーを、私は飲みたいのですが、中々に値段がね…。

 ビヴロストとは、北欧神話における、神々の住むアスガルドと、人々の住むミッドガルドと繋ぐ魔法の橋(つまりオーロラ)だそうです。


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#146

作品名:新しい家族の初めての食事(短編)

作者名:小宮治子 様


■判定基準(★1~★5)

 ・歴史度:★★

 ・テーマ:★★★

 ・おすすめ度:★★


■一言

 むむむっ!

 大正四年~五年は、1915年~1916年。(多分、炭治郎くんたちの時代かな)

 一方、中国はストロングマン袁世凱の時代。満州は「東三省」と呼ばれ、袁の死後、張作霖が当地の事実上の支配者となります。

 満州国の建国は、張作霖爆殺事件、満州事変を経て、ずっと後の1932年(昭和七年)です。

 まぁ、国ではなく、満鉄の関係者として滞在していたのなら、時代的には問題ないはずですが。

 

 舞台がカリフォルニア州なのに、相変わらずどうでもいいことに拘る筆者なのでした。


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#147

作品名:織田家の(くりや)(短編)

作者名:敷知遠江守 様


■判定基準(★1~★5)

 ・歴史度:★★★

 ・テーマ:★★★★

 ・おすすめ度:★★★


■一言

 信長が刀を抜いた場面で、尺八が鳴り、「てめぇ~、十六の女が~」とバカ殿さま(志村けんさん)と腰元(由紀さおりさん)の年齢詐称のやりとりが浮かんで笑ってしまいました。


 五平餅か~。何年か前の朝ドラで、豊川悦司さん演ずる偏屈な少女漫画家が、絶賛してた食べ物ですね。(もっと前の大河でも信長役もやってましたね)


 何か、読んでて色々なテレビ番組を思い出しました。


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#148

作品名:曲がり角の食堂(短編)

作者名:真白一華 様


■判定基準(★1~★5)

 ・歴史度:★

 ・テーマ:★

 ・おすすめ度:★


■一言

 う~ん。貴族間の陰謀劇を、ある不思議な存在者が解決を図るミステリーものといった感じです。

 こういったのが好きな方にはお勧めですが、

 「歴史+食事」縛りから評価すると、どうしても苦しいですね。

 

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#149

作品名:動物園の出来事(短編)

作者名:九文里 様


■判定基準(★1~★5)

 ・歴史度:★★★

 ・テーマ:★★

 ・おすすめ度:★★★★


■一言

 これは作品名で大体内容がわかりますね。

 最後のごちそうの馬肉は、競馬場の厩舎で死亡した馬からでしょうか。

 後書きも含めて、素晴らしい作品でした。


 動物の殺処分…。

 生き物の命を頂く、生き物の命を最後まで世話をする。

 これらは本当に大切で重要なことだと思います。


 もちろん、熊の駆除や、農家さんで野生動物に作物が荒らされるから、罠を仕掛けて駆除するのは理解できます。

 放棄され、保護された動物が、貰い手が見つからず、殺処分されるのが、私は辛いのです。

 

 たまたまでしょうが、今現在で問題になっていることに近いことを扱っているので、本作を読んで、改めて冷静になって、この動物の殺処分について考えたいものです。 


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 いよいよ作品紹介の最後と言いたいのですが、びっくりなのは最終日で21作品もあります。

 なので、前編で11作、後編で10作と2回に分けて紹介します。


 次は更新日10/26(前編)で行います。

 最終日(10/26)に結構投稿された方々がいました。

 まさかの駆け込みダッシュです。


【読んで下さった方へ】

・レビュー、ブクマされると大変うれしいです。お星さまは一つでも、ないよりかはうれしいです(もちろん「いいね」も)。

・感想もどしどしお願いします(なるべく返信するよう努力はします)。

・誤字脱字や表現のおかしなところの指摘も歓迎です。

・下のリンクには今まで書いたものをシリーズとしてまとめていますので、お時間がある方はご一読よろしくお願いいたします。

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■これらは発表済みの作品のリンクになります。お時間がありましたら、よろしくお願いいたします!

【短編、その他】

【春夏秋冬の公式企画集】

【大海の騎兵隊(本編と外伝)】

【江戸怪奇譚集】
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