表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/15

【チャレンジ!】秋の歴史2023を全作読んでみる 10/20~10/21

 10月20日から10月21日の作品が対象となります。

 何と今回は初の満点が…!

【対象更新日:10/20~10/21】

 126作目から134作目まで


-------------------------------

#126

作品名:瓢箪先生は寝ている(長編)

作者名:倉沢トモエ 様


■判定基準(★1~★5)

 ・歴史度:★★★

 ・テーマ:★★★

 ・おすすめ度:★★★


■一言

 10月16日から20日にかけて、全5話の7000文字近くの作品です。


 江戸を舞台にした伝奇もの。

 劇作家の瓢箪先生と絵師の小平次のマイペースぶりがいいですね。

 瓢箪先生の弟子の勘吉郎の正体は…!


-------------------------------

#127

作品名:喫茶店の常連客 【クセ者ぞろいの常連客とのやすらぎの空間】 《完結済》(長編)

作者名:モモル24号 様


■判定基準(★1~★5)

 ・歴史度:★★

 ・テーマ:★★★★★

 ・おすすめ度:★★★★


■一言

 9月25日から10月20日にかけて、全10話の20000文字超えの作品です。


 先ずひとつ勉強になったこと!作品紹介には「作品コード」を記載すべきだった!

 これをコピーして検索欄にドンっとやれば、一発で作品が検索されるんですね。(「作品名」より楽です)

 ぐぬぬ。なぜこんな単純なことに気付かなかったのか…。_| ̄|○

 ちなみに、このエッセイのコードは「N4800IL」です。


 主人公(作者)が学生時代に行きつけだった(実際の!?)喫茶店の話。

 喫茶店と大衆食堂を合わせた感じのものです。

 こういったのって、実際にあるだろうし、一昔はもっとあっただろうなぁ。

 

 一話ごとの料理の描写が丁寧で、その世界にタイムトリップする感覚は…、まぁ歴史かな。


-------------------------------

#128

作品名:鍋の中の黒い太陽(短編)

作者名:デュラウス 様


■判定基準(★1~★5)

 ・歴史度:★

 ・テーマ:★★★★

 ・おすすめ度:★★★


■一言

 小さな中華料理屋の店主の話。雨で客が来ないので、自身の料理を作りだす。

 それが麻婆豆腐なのだが、麻婆豆腐を「鍋の中の黒い太陽」と表現するセンスがスバラシイ。

 で、その表現の意図するところは?そりゃ読んでみましょう!


-------------------------------

#129

作品名:オスマン帝国のハーレムで(短編)

作者名:まゆたん(ののちゃ) 様


■判定基準(★1~★5)

 ・歴史度:★★

 ・テーマ:★★★

 ・おすすめ度:★★


■一言

 題名通りオスマン帝国のハーレムでのスルタンの贅沢さです。

 酒は…どうなんだろう?暴飲していたスルタンもいたと思いますが。

 Papst und Sultan「教皇とスルタン」という、18世紀ごろに作られたドイツの学生歌を私は思い出しました。

 久々のYouTubeです。


 Papst und Sultan → https://www.youtube.com/watch?v=wt_sE9S56PQ


 【意訳】

  教皇はお金に困らないし、うまいワインをいっぱい飲める

  だからオイラは教皇になりてぇ

  いや、ダメだ。あいつはただの坊主だ。女の子にキスもされねぇし、夜は一人でベッドで寝る

  だからオイラは教皇にはなりたかねぇ

  スルタンはすごい宮殿で、女の子たちと一緒に住んでいる

  だからオイラはスルタンになりてぇ

  いや、ダメだ。あいつはコーランに従って生きている。一滴のワインも飲めねぇんだ

  だからオイラはスルタンにはなりたかねぇ

  ちょっとまてよ。半分はダメで半分はいいんだ

  可愛い女の子にキスされて、そうさオイラは君のスルタンさ!

  お前ら兄弟よ、酒をつげ。そうさオイラは教皇でもあるのさ!


 でもさ、トルコワインって有名なんだよな~。


-------------------------------

#130

作品名:甘い七年戦争 歴史の小話 ウイーンのザッハトルテについて(短編)

作者名:まゆたん(ののちゃ) 様


■判定基準(★1~★5)

 ・歴史度:★★★

 ・テーマ:★★

 ・おすすめ度:★★


■一言

 #078の「おもてなしのお菓子」でザッハトルテについて、ちょっと書きました。

 ウィーン会議は1814~1815年。フランツ・ザッハーの生まれた年は1816年生まれなので、

 ウィーン会議で出したものではないはずです。

 なので、後者の説だと思います。

 ザッハトルテ。2種類あるんですね。

 ラーメン二郎と二郎インスパイア系みたいな感じですね。(全然違う)


-------------------------------

#131

作品名:我が家の秘伝のタレ(短編)

作者名:風祭 風利 様


■判定基準(★1~★5)

 ・歴史度:★

 ・テーマ:★★

 ・おすすめ度:★


■一言

 ニュース番組のコーナーで、何十年と続く地元民に愛される、家族経営の定食屋特集ってありますね。

 ああいった感じのお店の話です。

 たまにお店によっては、秘伝の部分が取材NGってありますね。


-------------------------------

#132

作品名:南総里見異聞録・番外編 ~戦国時代に転生したので、チートを駆使して鰻の蒲焼きを作ります~(短編)

作者名:鶴舞麟太郎 様


■判定基準(★1~★5)

 ・歴史度:★★★★★

 ・テーマ:★★★★★

 ・おすすめ度:★★★★★


■一言

 あれ?ひょっとして初の満点か?

 戦国時代への転生者が、チート能力で鰻の蒲焼きにチャレンジ!

 白焼きの山葵で十分うまそー。(山葵の本格的な栽培は江戸時代から、ちなみに山葵ってハーブです)


 江戸前の背開き。江戸前って、要するに上方と異なるやり方。

 江戸前寿司(握り寿司)は大阪のバッテラ寿司が原型。(東京湾の魚介を使用したの意味もあり)

 寿司屋で鰻を出すところもあるけど、江戸前的には(背開きの)鰻の蒲焼きは、寿司からすると先輩なので、本格的な江戸前寿司屋では、先輩の鰻屋に敬意を表して、鰻は出さないことが多いそうです。


 時代的に今の調味料や薬味を揃えるのがびみょーな状況で、鰻の蒲焼きに執念を燃やす主人公。

 しかし、ある人物により、その成果が…。


 軽快で読みやすいコメディ風の描写と、丹念に調べあげたものが、見事に融合しています。

 ここが(私の嗜好からの)満点の理由かな。

 作者様が書きているスピンオフ作品のようですので、本編も読んでみたいです。


-------------------------------

#133

作品名:メシカ最後の王妃の恋(長編)

作者名:細波ゆらり 様


■判定基準(★1~★5)

 ・歴史度:★★★★★

 ・テーマ:★★★

 ・おすすめ度:★★★★


■一言

 9月30日から10月21日にかけて、全41話の100000文字超えの作品です。

 ンゴゴゴゴゴ。#030の「平成スイーツ物語」に続いて、10万文字来たか…。

 (でも連載中に、1日で4600文字ほど読んでいれば、ふつうに読了できるペースの投稿ですね)


 例によって、読み順問題。

 上の#132の「南総里見異聞録~」が連載作からのスピンオフ作品で、「食事」テーマに絞った短編なのに対して、こちらはガッツリと連載作を読んだ、という感じです。

 この作品を通常連載にして、その中から食事メインのスピンオフ短編を出した方が、色々とスッキリとしたのでは、と思います。

 まぁ、書き方は作者様それぞれで、やりやすい方法もあると思いますので、一概に何が正しいかはないのですが…。


 とはいえ、この短い期間に10万文字越え作品を完結させるのはすごいです。

 (私にはとてもできません!)


 内容はアステカ帝国「メシカ」の、現在のメキシコでも英雄と尊敬されているクアウテモク(メキシコでは男の子にこの名をつけるのは、今でもあるそうです。サッカー選手でもいた記憶が)の妃テクイチポ(イザベル)の波乱の人生と恋の話。

 序盤から中盤までハードできっつい話が続きますが、今現在も似たようなことが起こっているのが、何とも辛いですね。

 

 そんな訳で、恋愛要素豊富な歴史の大作を読みたい、って方にはお勧めです。


 何ともタイミングがいい。メキシコといえば「死者の日」の祝祭ですよ。(11月1日~2日)

 骸骨に扮装した人々がパレードする、名前に反してカラフルで楽しいお祭りです。

 これはアステカの文化と、カトリックの万聖節(11月1日)と万霊節(11月2日)が合わさったものが起源となっています。

 アマランサスを使ったドクロ型(!?)のアレグリア(お菓子)も作られたり、タマリはこのお祭りでお馴染みの食べ物です。


-------------------------------

#134

作品名:活動写真がうつすもの(短編)

作者名:ぷらすとぷらす 様


■判定基準(★1~★5)

 ・歴史度:★★

 ・テーマ:★

 ・おすすめ度:★★


■一言

 鍋リウム。いやナベリウム。ケルベロスか~。

 弁士にチケットをあげたのが、小悪魔かな。

 何とも不思議な作品でした。


-------------------------------



 そっか~。

 期間中を使って長編を定期的なペースで投稿する方がいるのですね。

 まったく見落としていたことでした。

 あと、「作品コード」。これはつけるべきだったなぁ。


 次は更新日10/22~10/23で行います。

 つ…、次もいきなり10万文字作品から!

 うわあぁぁぁ、どうなってんのぉ~!


【読んで下さった方へ】

・レビュー、ブクマされると大変うれしいです。お星さまは一つでも、ないよりかはうれしいです(もちろん「いいね」も)。

・感想もどしどしお願いします(なるべく返信するよう努力はします)。

・誤字脱字や表現のおかしなところの指摘も歓迎です。

・下のリンクには今まで書いたものをシリーズとしてまとめていますので、お時間がある方はご一読よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
■これらは発表済みの作品のリンクになります。お時間がありましたら、よろしくお願いいたします!

【短編、その他】

【春夏秋冬の公式企画集】

【大海の騎兵隊(本編と外伝)】

【江戸怪奇譚集】
― 新着の感想 ―
[良い点]  初めまして。長編作品までお読みいただきありがとうございます。  企画作品を読んだ後に、こちらの作品の評価やひと言を見ると二度楽しめる気がします。  喫茶店の話しは昭和の実在するお店です…
[良い点]  実はこの作品を読んで、『秋の歴史2023』への参加を決めました。お世話になっている歴史ジャンルの公式企画がそんなに寂しいのはどうかと思い、無理して参加を決めた経緯があります。 [一言] …
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ