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王子様は1人じゃないっ!  作者: 華咲果恋
本編1年生
48/123

幼い頃の私。

「おはよう、美乃梨。行って来る。」


「行ってらっしゃいませ、お父様。」


このやりとりをすると懐かしいあの頃の思い出が蘇って来る。まだ私が小さくて、可愛げのない子供だった頃の、他人(ひと)にはあまり知られたくない淡く儚い大切な思い出が……


「美乃梨、行ってきますね。」


「行ってらっしゃいませ、お母様、お父様。」


私がそう返事をするとお母様とお父様は申し訳そうな顔をしてリビングを出て行った。


私は出来るだけ心配されないように隣に居るシャルルに笑顔を見せて、響彼くんの部屋に向かった。


コンコンッとノックをすると響彼くんは扉を開けてくれる。私は優しく微笑んでくれる響彼くんの顔を見て安心して、つい我慢していた涙が溢れてしまった。


「響彼くん、ごめん、なさい。」


「どうして美乃梨が謝るんだ?別に美乃梨は何も悪い事をしていない。」


響彼くんはいつものように私を膝の上に乗せて背中をさすってくれる。


「美乃梨、兄上と義姉上に対しても甘えて良いんだ。美乃梨はまだ5歳なんだから我が儘だって言って良いんだよ。」


「お父様とお母様は忙しいから困らせてはいけない。そのくらい私にだって分かるわ。」


「美乃梨は大人すぎる。もう少し素直に甘えても誰も美乃梨を責めないよ。」


「だから響彼くんに甘えてるじゃない。でも、お父様とお母様には絶対に言わないでね。迷惑かけちゃうから。」


私が必死にそう言うと「ああ、約束する」と言いながら響彼くんは頭を撫でてくれる。


「そろそろ落ち着いたか?」


「……うん。冷静になってみると両親が仕事に行って寂しくて泣くって子供過ぎる。恥ずかしいっ……」


私がそう言いながら響彼くんの胸に顔を埋めると響彼くんは笑い出した。


「美乃梨、5歳は誰が見たって子供だから。」


「私は可愛げのある子供じゃないから。」


「子供が可愛げなんて気にするな。でも、そうだな。美乃梨はもう少し自分の気持ちを周りに伝えたらどうだ?兄上は美乃梨に甘えられたら喜ぶと思うぞ?」


私はあまりお父様の笑顔を見た事が無い。たまにフッと優しく微笑んでくれる、その顔しか見た事が無い。


「お父様って喜んだらどんな顔になるの?」


「それは、美乃梨が自分で確かめてみなさい。兄上が美乃梨の前でああしてるのは当主としての威厳を保つ為だから。」


「響彼くんの意地悪。教えてくれても良いじゃない。私はお父様とお母様に迷惑を掛けたくないの!」


「じゃあ、兄上の喜んだ顔は見れないな」と響彼くんはからかってくる。すると申し訳なさそうな顔をしながら響彼くんは聞いて来た。


「美乃梨、本当は兄上達に甘えたいんだろう?私が兄上達の手伝いを出来ればもう少し休みがあったのだろうが……」


「響彼くんには夢があるんでしょう?それに悪いのは私。まだまだ子供で毎日響彼くんの部屋に来て泣いているんだもの。お父様とお母様は忙しいから仕方ないのよ。」


私がそう言うと響彼くんは優しく抱きしめてくれた。


「美乃梨は"忙しいから仕方がない"という言葉を自分に言い訳する為に使っているな。自分の気持ちに嘘をつくために。兄上達には黙っていてやるから今くらいは本音で話しなさい。」


響彼くんにそう言われ、抑えていた涙が再び溢れ出して来た。


「本当は、もっとたくさん話したい。色々聞いて欲しい。お茶会もしたいし魔法も教えて欲しい。もっとお父様とお母様と一緒に居たいの。でも、迷惑を掛けちゃうから、いつも頑張っているのを知ってるから、お父様とお母様の前では笑顔で笑っていたいの。」


響彼くんは優しく頭を撫でながら「そうか」と言ってくれる。その日は散々泣き、泣き疲れて眠ってしまった。


「美乃梨、もう少しゆっくり大人になりなさい。」


夢の中で優しくその言葉が響いた。


目を覚ますと肌触りの良いブランケットが掛かっている。自分の部屋ではなく、響彼くんの部屋のソファだった。私が起き上がると何やら勉強をしていたらしい響彼くんが顔を上げた。


「美乃梨、起きたか。」


「響彼くん。おはよう。」


「おはよう。そろそろ昼だ。今日は聡も来るぞ。」


「聡お兄様が!?」


私はソファからバッと身を乗り出して反応した。

そして響彼くんと一緒に食堂へ向かった。

煌と稔と架はお昼寝があるので自分の部屋で食べる。もちろん使い魔も一緒だ。


「聡お兄様!お久しぶりです!」


「美乃梨、久しぶり。今日の午後は京翠達も来るんだってね。またピクニックするの?」


「ええ!聡お兄様も一緒にしましょう!」


「良いよ。煌達も起きてからだから3時くらいでいいよね?」


「ええ。」


そしてお昼を食べ終わり、京翠達が来た。


「美乃梨様、ご無沙汰しております。」


「久しぶり、京翠。本堂さんは?」


「父さんなら薫様に付いていると思いますが。」


「そう。久しぶりに会いたかっただけだから気にしないで。」


煌達が起きるまでまだ時間があるのでいつも通り京翠達と書斎へ向かう。篤季は絵本を置いている所へ行き絵本を持って斜めになっているテーブルに置いて読み始める。私は魔法についての基礎が書かれた本を読み始めた。


「京翠、使い魔の名前ってどうして1歳の頃に付けるの?それまではどう呼んでるの?」


「使い魔の名前を1歳頃に付けるのは契約と同時に名付けるからです。名が付くまで、使い魔の皆さんは属性により呼び方が変わります。属性が被った場合は言語で区別されます。」


「シャルルは私が生まれた頃から居たわけじゃないの?」


「いえ、召喚と契約は異なります。シャルルさんは美乃梨様が生まれた時に召喚され、美乃梨様が生まれて一年を迎えた頃、名が付けられました。」


「シャルルは私が付けた名前、気に入ってくれてるのかな。」


私がそう言うと京翠はにっこりとしながら頷いた。


「シャルルさんは喜んでおられると思います。」


「というか、1歳で名付けってどうやってするの?私は全く覚えていないんだけど。」


「多くの人が本からです。と言っても名前を指差す程度なんですが。」


京翠は「美乃梨様も例外ではありませんよ?」と笑った。どうやら私もお母様に読み聞かせをしてもらっていた本の登場人物であった「シャルル」から名前を取ったらしい。


「どうして京翠はそんなに詳しいの?」


「全て響彼様と父さんに聞きましたから。」


私は読んでいた本を閉じた。京翠は「もう良いのですか?」と聞いて来た。


「ええ。京翠に魔法の事を聞いた方が早い気がしたから。それに……少し、本当に少しだけ、読めない字があるから。もう少し勉強してから読むわ。」


「本を読みながら分からない単語や字を調べたら方が良いんじゃないですか?」


「これはまた今度で良いの!それより貴翠は?」


「あちらで本を読んでいますよ。」


「また難しそうな本ね。貴翠!何を読んでいるの?」


私が難しそうな本を読んでいる貴翠に向かってそう聞いた。


「魔法使いに関しての古い文献を。」


貴翠は涼しい顔をしてそう言うが私にはとにかく難しいものとしか分からなかった。すると貴翠はクイズを出して来た。


「兄さん、美乃梨様。魔力は何から出来ていると思いますか?」


「考えた事もありませんね。美乃梨様、分かりますか?」


私は京翠と一緒になって頭を捻った。


「……魔の力?」


「漢字はそうですが不正解です。正解は活力から成っているのです。例えば魔法使いが心を病み、生きたいと思うのを辞めてしまうと魔力は消えてしまうそうです。逆に病気をしようと、生きたいという気持ちが強ければ魔力が漲るそうです。」


私は初めて聞いたのでとても驚いた。京翠も同じようで興味深そうに頷いた。


「みなぎる……」


「美乃梨様、満ち溢れるという意味です。」


私が知らない単語だと気付き、京翠は教えてくれた。


「そうなの、教えてくれてありがとう。……周りの大人の人は私は頭が良いと言うけれど、やっぱり私は全然頭良くなんて無いわ。皆嘘ばかり。」


「いえ、美乃梨様は同年代に比べるとずば抜けて頭が良い筈です。貴翠は大人顔負けの頭の良さなので貴翠と比べてしまうと見劣りするかもしれませんが。」


「まだ9歳の京翠に言われても……」


私がそう言うと京翠は「そうですね」と笑った。


「ですが、美乃梨様と話している時に5歳の子と話しているという感覚は無いんです。きっと美乃梨様に頭が良いと言った大人達もそう感じたのでしょう。」


「京翠もきっと頭が良いのね。京翠と同年代の人と比べて大人だもの。」


「私と同年代の人ですか?」


「ええ。律ちゃんとか。」


私がそう言うと京翠はふふっと笑った。


「律様は確かに10歳の子供らしい方ですね。私は大人っぽいというよりは美乃梨様の前で失礼な態度を取らないよう教育されているだけですので。」


「そうなの。確かに性格はまだしも口調だけなら篤季も教育されてるわね。」


そう言うと京翠は苦笑した。


「そうですね、口調は。好奇心のままに突っ走るのはやはりまだまだ子供ですが。」


そして読書タイムも終わり、煌達が起きて来た。


「ねえさま、おはようございます。」


稔は眠たそうに目を擦りながら言った。


「おはよう、稔。今から皆でピクニックをしましょうよ。」


「はい!」


そしてお庭にシートを敷いて皆んなでお茶を飲みながらお菓子を食べた。


「美乃梨お嬢様、このクッキー美味しいですよ!」


「もう食べたわよ。」


「そうですか……このブラウニーも美味しいです!」


「そう。一つ貰うわ。」


「美乃梨お嬢様、はい。」


と篤季は私の口元までブラウニーを運んだ。


「どうしたの?自分で食べられるわよ?」


「そうですね。」


篤季は分かりやすくシュンとした。


「い、今、手にクッキーのジャムが付いているの。篤季、食べさせて頂戴。」


「はい!」


篤季は機嫌を直したようで元気良く返事をした。すると貴翠と京翠がすかさず注意した。


「篤季、美乃梨様に気を使わせてはいけません。」


「貴翠の言う通りです。主人に気を使わせてどうするんです。」


「ごめんなさい……」


「良いのよ。篤季は弟のようなものだから。」


私が篤季を庇うと2人は渋々というように引き下がった。そして少しして、


「美乃梨、遅くなってごめんね。」


「聡お兄様!お勉強をしていたのですか?」


「いや、弓をね。師範に扱かれたよ。」


「お祖父様は相変わらずお厳しいの?」


私が聡お兄様の顔を覗き込みながら言うと聡お兄様は首を横に振った。


「師範が厳しいのは僕を思ってだから、あの厳しさは優しさなんだよ。」


「厳しいのに優しいの?」


「うーん、美乃梨にはまだ難しいかな?師範は美乃梨には甘いからね。」


聡お兄様は少し黙った後口を開いた。


「美乃梨、僕は木野家(分家)だから普通は美乃梨とこうして一緒に遊べない立場なんだよ。それを他の人に認めてもらう為に色々頑張っている所なんだ。師範はそんな僕を応援してくれているからこそ厳しい指導をしてくれるんだ。」


「お祖父様は聡お兄様が大好きって事?」


「うん、要するにそういう事だね。それと伝え忘れていたけれど……」


聡お兄様はそう言いながら後ろに目を向けた。


「美乃梨ー!煌ー!稔ー!架ー!元気だった〜!?」


「律ちゃん!?どうしてここに居るの?」


「ふふ〜ん、それはね……」


「僕がピクニックをする事を律に伝えたんだ。」


聡お兄様がそう言うと律ちゃんは


「なんで聡兄が言っちゃうの!私が言う流れだったじゃん!」


と叫んだ。聡お兄様は「聡兄の馬鹿〜!」とぽかぽか叩いている律ちゃんを引き剥がして私の手の平に何かの包みを乗せた。


「聡お兄様、これ何?」


「開いてごらん?」


言われた通り包みを開くと唐紅の紅葉のバレッタがちょこんと包み紙の中に座っている。


「可愛い!」


「美乃梨にプレゼント。僕の魔法の練習で作った物なんだよ。」


「ありがとう、聡お兄様。紅葉から作ったの?」


「ああ。綺麗な色だったから。」


私は早速付けてみるわ、と言いバレッタを付けようと鏡を探した。


「律ちゃん、鏡持ってない?」


そう聞いても律ちゃんは首を横に振るだけ。すると京翠が「失礼致します。」と言い私の手からバレッタを拾った。そしてしばらく私の髪をいじるとよし、と言い手を離した。


「バレッタを付けさせて頂きました。ついでに横も編み込ませて頂きました。」


「美乃梨様、とてもお似合いです。」


「ありがとう。聡お兄様、このバレッタを明後日の私の誕生パーティーの時に付けて良いかしら?」


私がそう言うと聡お兄様は驚いたように目を見開いた後、ふっと笑って頷いた。


「勿論だよ。」


秋には一足早くまだ日の高い頃、私達の間に爽やかな風が吹いた。


「涼しい、」


「気持ち良いですね。」


その風はあまり長く外に居ると熱中症になるとシャルルが私達を呼ぶ為におこした風だった。


「貴翠さん達はまだしも美乃梨様はまだ氷や水系統の魔法は使えないでしょう!煌様達だってまだ使えないので熱中症のリスクはあるんです!」


涼しい風を纏ったシャルルにこっ酷く叱られた。


「ごめんなさい。これからは水系統の魔法の練習を中心に頑張るわ!」


「だから、煌様達はまだ無理なんですって!ちゃんと私の話を聞いておりましたか!?」


「その時は私が煌達を冷やしてあげるわ。」


シャルルははあ、と溜息をついた。


「美乃梨様は頭がよろしいのに馬鹿です。」


「矛盾してるわよ?」


「いえ、美乃梨様には理解出来ないと思います。当事者ですし。」


そして私は自分の部屋に戻った。しばらく勉強をしているとノックの音が聞こえた。シャルルが扉を開くと部屋に入って来た。感じた事のある気配だけど、まだ私は誰の気配か覚えていない。


「えっと、響彼くん?」


「お、正解だ。そろそろ私の気配は覚えたか?」


「まあ、毎日会ってるからなんとなくだけどわかった気がするわ。」


「じゃあ次は誰の気配を覚える?」


私は最近、魔法使いの気配と本堂家の様な純血では無く、魔法使いの血をひく人の気配の違いが分かるようになった。そしてその次には気配を覚える練習を始めた。練習を重ねると半径30メートル以内ならどこに誰が居るか気配を覚えている人なら分かるようになるそうだ。


「次……誰が良いと思う?」


「それは美乃梨が自分で決めなさい。私が決めるわけにはいかないからな。」


「じゃあ貴翠!」


私がそう言うと響彼くんはにこにこと笑った。


「シャルル、美乃梨はもしかして……」

(貴翠の事が好きなのか?初恋か?)


「いえ、美乃梨様ですから。」

(家族愛的なものでしょう)


何故か2人は見つめ合い頷き合った。


「貴翠の気配か……まず貴翠を呼んで来よう。」


そして響彼くんは貴翠を連れて戻って来た。貴翠は私の前にしゃがみこんだ。


「美乃梨様、普通はご両親の気配を覚える方が先ですのに、私の気配を覚えようとしてくれるなんて……」


「どうしたの?」


黙り込んだ貴翠にそう聞くと震える声が聞こえて余計に心配になった。


「み、美乃梨様に選ばれた事が嬉しく、感動で涙が溢れそうで……私、本堂貴翠は一生美乃梨様に仕えると誓います。」


「貴翠、顔を上げて。まだ7歳なのに将来の主人を決めるには早過ぎるわよ。ね、響彼くん?」


私が響彼くんに向かってそう言うと響彼くんは感心するようにに頷いた。


「この若さでもう将来の誓いを立てれるなんて流石貴翠だ。美乃梨、受け入れてやったらどうだ?」


「でも、この誓いって中々改正できないんじゃ?」


「だからこそだ。それを分かっていながら貴翠は美乃梨に申し入れたんだ。」


私は貴翠に向き合って言った。


「もっと後に私よりも良いって思う主人と出会っても裏切れないわよ?」


「そんな人存在しません。」


と貴翠は笑顔で言った。

私は貴翠に手を重ねて言った。


「私、恋咲美乃梨は臣下として本堂貴翠を受け入れる事を誓います。」


「私、本堂貴翠は恋咲美乃梨様を主人とし、一生この身を掛けて護ります。」


すると貴翠に私の魔力が纏い誓いが成立した。この時から貴翠は私の唯一無二の臣下になった。この臣下の条件には一生を共に過ごすという条件がある。


「美乃梨、貴翠と婚約するか?」


突然響彼くんが言った。


「何言ってるの?そんな事すれば貴翠は本堂さん達から離れて養子縁組しないといけないじゃない。」


「美乃梨は貴翠と結婚するのが嫌なのか?」


「それは別に嫌じゃないけど。貴翠は嫌でしょう。」


「私は……美乃梨様となら、とは思いますが美乃梨様はこの間響彼様に頂いた少女漫画のような恋愛をしたいのでしょう?きっと私と婚約すると後悔します。」


貴翠がそう言うと響彼くんも頷いた。


「そうだな。美乃梨に婚約はまだ早過ぎるな。それに好きな人が出来るかもしれないからな。早まって悪かった。」


「好きな人?私は貴翠の事も響彼くんの事もシャルルの事も好きよ?」


「美乃梨、ありがとな。でも違うんだ。」


―いつかきっと美乃梨にも現れるだろう。家族とも友人とも違う"好き"という感情を持つ相手が。その時は応援してやるから安心しなさい―


響彼くんは私の頭を撫でながら言った。



「……ん?」


目を開けると響彼くんが居た。まだ少年らしさの残る響彼くんでは無く立派な大人の響彼くん。


「おはよう、美乃梨。」


「私、寝てたの?」


「ああ。と言っても1時間程度だが。」


「とても懐かしい夢を見てたわ。」


「何の夢だ?」


「私が響彼くんの部屋に泣きついていた頃の夢。」


すると響彼くんは優しくふっと笑い言った。


「泣き虫だった美乃梨か。懐かしいな。」


「泣き虫では無かった!……筈」


「冗談だ。大きくなったな。」


「うん!」

昔は煌くん達は美乃梨ちゃんの事を

煌→あねうえ

稔→ねえさま

架→ねえさま

と呼んでおりました。(4歳頃まで)

次回は期末試験をすっ飛ばして終業式です。

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