表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
流星のヴァルキリー  作者: 夢見 旅路
第3章 反骨の星
40/95

第3話 遠征のその前に

 フレデリックは空間ウィンドウで自分の遺書を書いたり書き直したりしながら結局、書き足した所を全て元に戻して電子メールで送信した。内容は当たり障りもない死後の自分の財産処理に関する事だけ。義務とはいえ毎度こうして遺書を書かされると気が滅入って仕方がない。特に残す言葉なんて無いのだから書かなくても良いじゃないか。そんな感情が表情に出たのか書類の処理をしていたロイが肩を竦めてみせて、

「そんな顔してないで取り敢えず書いておけって。親御さんはまだ健在なんだろ?」

「軍人になるって言ったら大反対されて、大喧嘩した挙句に今に至るんで」

 任官してから一度も実家に顔を出していない親不孝者ですよとフレデリックが言うとロイは、

「だったら尚更の事、言葉だけでも残してやりな」

 真面目な顔で語る。その視線の強さに気圧されフレデリックはたじろいだ。

「……考えておきます」

 けれど面倒な説教を嫌ってフレデリックは適当な言葉で切り上げる事にした。

「それにしてもまた厄介な事に巻き込まれましたよね」

「ジャーナリストさんの事か?」

「それ以外にないでしょ」

 とフレデリックが言うとロイは苦笑して、

「ま、今回の件に関しては艦長も乗り気ではないさ」

 そもそもやる気に満ちたところなんて見た事無いのだがとフレデリックは思ったが口には出さなかった。

「パルムってどんな惑星なんです?」

「俺だって詳しくは知らないぞ。最前線にある開拓惑星だって事くらいだ」

「…コール・クリスタルが採掘される」

 アリアが言葉少なく答える。

「いや、そう言う事じゃなくてだな」

「治安とか立地とかの事なら最前線だからという言葉で事足りる」

「つまりは隊長と同じ程度にしか知らないって事だな」

 フレデリックが溜息をつくとアリアは少し考え込む仕草を見せて、

「一度、治安の任に就いた事がある」

「パルムでか?でもあそこは確か惑星統括機構があったよな。だったら軍隊を持っているんじゃないのか?」

 惑星国家として独立している惑星にはそれを統括する機関が存在する。その惑星独自の呼び方も稀にあるが惑星統括機構と呼ばれるのが一般的だ。国家として独立しているのでその惑星の政治や経済、そしてまた防衛に関しても惑星統括機構が管理している。

 惑星に駐留している艦隊や陸戦部隊は全て惑星統括機構の物であり、星間連合軍とは言え基本的に介入する事は出来ない。星間連合軍とは星間連合と言う惑星国家群の同盟が運営する軍隊であり、その目的は星間連合を外からの侵略を防ぐ事が主な目的とする。惑星国家内の争い事や揉め事に関してはその支配宙域内に於いて惑星国家からの要請が無い限り介入する事は出来ない。無論、その惑星国家が星間連合に背く様な行為がある場合は連合外の敵勢力と見なされる事はある。また首都惑星バルバスを含むバルバス星系のアースガルド王国が支配する惑星には星間連合軍が直接、防衛の任に当たっている。これは星間連合軍のそもそもの始まりがアースガルド王国の王国軍であったことからであり、形式上とは言えアースガルド王国の国王が星間連合軍の元帥を兼任しているので他の軍隊を所有する事が出来ないからだ。もしアースガルド王国軍なる物を造ってしまえばアースガルド王国には軍隊が2つある事になってしまい国内での優先順位や多岐に渡る問題が発生する。

 前置きが長くなったがつまりは惑星パルムには独自の軍隊があり、星間連合軍が介入する事はあまり考えられない事なのだ。

「惑星パルムの軍隊は宇宙戦艦を殆んど持っていない…寧ろ無いに等しい。開拓惑星全てに言える事だけどステーションが未完成だったり不十分である場合が多いから艦隊を維持しておくのが困難」

 艦隊と言うのは基本的に金食い虫だ。維持するのにも莫大な費用がかかり開拓途中の惑星の財政ではとても厳しい。

「パルムは最前線の中でも比較的、ダーナ帝国の支配惑星の近くにある。だから狙われる事もあるけど帝国もそれ程、積極的な訳ではない。コール・クリスタルの採掘量がそこまで多くはなくて普通よりちょっと少ない。あとその次くらいに採れる資源は材木だけど」

「あまり需要は無いな。帝国が大規模な軍隊を率いてまで攻め入るほどではないって事か」

「問題も多い。最前線の惑星だから移民者ばかりなのだけど中には帝国の人間もいる」

「帝国のって…亡命者か?」

 アリアは頷く。近年では頻度は少なくなったとはいえ最前線の惑星は取って取られての繰り返し。1つの惑星に種族が入り混じるどころか元帝国人や元星間連合市民と混在している惑星は最前線にはそこら中にある。それ以外にもフレデリックが口にしたように帝国からの亡命者も存在する。国境線上とも言える星系なので命懸けで渡航して来る人間も多い。

「そんな状態で問題が無い訳がない」

「暴動やら軋轢やら…結構ヤバいのか」

「私が呼ばれた時もそうだった。元帝国騎士が住民を扇動して戦艦を奪おうとしていた」

 呼ばれた2時間後にはその元帝国騎士の頭を吹き飛ばして暴動を鎮静化させたが。

「そんな惑星にあの記者たちを連れて行かなきゃいけないのか…」

 フレデリックは重たく溜息をついた。

「ま、ジャーナリストさん達の相手は白兵戦部隊が勤めてくれるみたいだぞ。それに暴動やら何やらが起きても向こうの軍隊が動くだろうし俺達、双腕肢乗機小隊に出番は無いだろうさ」

「けどフィオの話だとヴァルキリーの試験をパルムでやるみたいじゃないっすか」

「あぁそういやそんな事言ってたなぁ」

 試験内容までは聞いていないが資料を見たフィオがとても珍妙な表情をしていたのは覚えている。資料を渡したフランは用事があるからと言って直ぐに何処かへ行ってしまい、フィオは資料を眺めては首を傾げ納得のいかない表情をしていた。ちょっと考え事してきますと言って小隊に割り振られているこの部屋から出て行ったがまだ戻ってこない。

「一体、今度はどんな魔女の秘法(ひみつへいき)を見せられるのやら」

 ロイは苦笑しながら書類の処理を再開した。


 惑星パルムへの遠征を控えた前日、ケインズは何故アンジェリカ・スプーニーの取材が許可されたのかその真相を知る事になった。

 しかしそれは広報課に個人的な知り合いがいると言うベンからではなく、彼女の姉の口から語られる事になる。

「んー…?私はベンから頼んでいた件について報告があるからと聞いていたんだけど?」

「えぇその事に関して…姉さんの方が詳しい様なので」

 ベンの横に座るフランは苦虫を噛んだ表情で頷く。

「……ホント、申し訳ないわ艦長。今回の件はこっちのボンクラ共のせいよ」

「まさか技術開発局が関わっているのかい?また何で?」

 ケインズが驚きの声を上げる。

 技術開発局とは星間連合軍内で兵器の開発や整備に携わる部署だ。新兵器の開発や内部構造の機密情報などの保護の為に星間連合軍内でも独自の権力を持つ部署になる。

「一体、何があったんだい?」

「技術開発局でのスキャンダル、ではなくその外側での事よ」

 フランの台詞を聞いてケインズは悟った。

「……部品を供給している企業側か」

 ケインズは思わず呻った。星間連合軍内に独自の開発部署があるからと言って全ての兵器の開発や供給を行っている訳ではない。むしろ弾丸や部品などは外部受注しているのが殆んどだ。

「アンジェリカ・スプーニーの取材許可を巡って広報課は当初、反対の立場を取っていました。けれど突然、技術開発局から横槍が入ったそうです。で、その横槍を入れてきた人が……」

 ベンは広報課の個人的な知り合いから聞いた話をケインズにした。その後を説明する為にフランは憂鬱そうに口を開く。

「……2課の課長よ」

「よりにもよって……」

 ケインズは頭を抱えた。技術開発局の2課はフランが所属する課だ。

 つまり<ヴァルキリー・プロジェクト>、その開発に携わる部署でもある。

「待った…ちょっと待った。まさかと思うけど横槍を入れる原因になった企業って」

「お察しの通り、<ヴァルキリー・プロジェクト>に部品を供給している企業よ。それも複数企業のね。詳しい事は分からないけど、相当な弱みでも握られているみたいね。供給している部品の値下げや技術提供の取り止め……なんでも御座れな圧力をかけられたみたいで局内でも大きな混乱が起きたそうよ」

「それに乗じてスプーニー女史の取材許可の条件を突きつけられたのかい?」

「その通り。兎に角、混乱が酷過ぎてよく考えもせず暴走したみたいよ」

 マズイなとケインズは独り言ちて溜息をついた。

「この分だとその横槍をどうにかしても別の方面からスプーニー女史の支援砲撃が入る可能性が高いな。それと問題点がもう1つある」

「何でシルバー・ファング号が選ばれたかって事ですよね」

 ベンの言葉にケインズは頷く。

「スプーニー女史の目的が現地の取材だってだけなら私たちでなくても良い筈だ。シルバー・ファング号は試作機を乗せた実験艦だよ。こう言ってはアレだが私たちが担う任務では無い」

「だとしたら何が原因にあるのよ」

「原因?そんなの1つしかないでしょ」

 ケインズがそう言うとフランは眉を顰め、直ぐに嘆息した。

「そう…ヴァルキリーが目的ってことね」

「<ヴァルキリー・プロジェクト>に関係している企業を動かしているんだから恐らくね。本命では無いにしても目的の1つである可能性は十分にある。この前、申請を出してきた新兵器の実験も何か関与しているんじゃない?」

「あのクソジジィめ…パルムへの遠征があるのを分かっていたからアレを送りつけてきたのか」

 フランは頭の禿げかかった2課の課長を思い出しながら舌打ちをした。ケインズに申請を求めた新兵器は宇宙空間では使えない代物だ。

 間違い無く惑星パルムでヴァルキリーを目立たせる為に送ってきたのだろう。

「仕様書は見たけど…どうする?持って行くのは止めておくかい?」

「……裏事情があるにしろ、<ヴァルキリー・プロジェクト>の進展と目的を考えればあの兵装の完成は必要。艦長的にはどうなのよ?仕様書は見たんでしょ」

「正直言って使える事には越した事はない。と言うよりも難事に備えると言う意味では是非、持っておきたい」

 無論それが仕様書通りであるのならばだ。しかしケインズが見た所ではその仕様書には過飾も無ければ不足もない。十分に信用を感じさせる内容だった。

 それ故に艦長と言う指揮官の立場で考えれば手放しがたい戦力である。

「今更、ヴァルキリーだけ置いて行くって言うのも変な話だ。スプーニー女史の目的が何処までなのか分からない以上、その場その場で対処していくしかない」

「私の眼の黒い内はヴァルキリーの格納庫には近づかせないわよ」

「スプーニー女史のお目付け役はレギン班が受け持つ事になりました。レギン曹長なら軍歴も長いですし口の堅い御仁として有名ですから大丈夫でしょう」

「そうか。分かった」

 ケインズはそう短く答えて2人に退出の許可を与えた。出発前で2人とも忙しい。これ以上、時間を費やさせるのも酷という物だ。

 すると時間を対して置かずに入れ違いで今度はマイカが艦長室にやってきた。

「失礼します艦長。広報課からスプーニー女史の行動予定と今回の遠征計画が送られてきました」

「御苦労さま」

「それともう1つ。情報部からこれが」

 そう言ってマイカが渡してきたデータに眼を通すとケインズは険しい顔をした。

「これは…」

 データの中身はディーン・カノータスに関する物だった。動向が掴めていなかった半年の軌跡、その一端をどうにかして捉えた様だ。

 目撃されたのは4ヶ月前。場所はデ・クラマナン星系―最前線の1つであり惑星パルムがある星系だ。目撃された場所もパルムからはそう遠くない。

「警邏隊の3隻が奇襲を受け壊滅。通信が途絶えた警邏隊に不審に思った他の隊が駆けつけた時には敵艦の姿は既に何処にも無かった。しかし偶然にも助かった人員がいた」

 それは配属されたばかりの新兵だった。レーダー分析官として警邏隊に配属され初めての任務を達成し、先任と交代して待機に入るつもりだった。しかし初めての任務と言う事もあり緊張が抜けず通路をうろうろしている間に艦が突然大きく揺れた。その衝撃に驚いたその新兵は気が動転し脱出カプセルへ入り込んでしまった。

 結果的に言えばそれが彼の命を救った。射出されるよりも早く艦は撃沈されたがその衝撃に耐えた脱出カプセルは新兵を乗せて宇宙を彷徨っていた。

「救助された当時は錯乱が酷く話が訊けるような状態では無かったけど最近になってようやく落ち着いてきたらしい。で、その証言によると襲ってきた艦を脱出カプセルの中からモニター越しに見たそうなんだが」

 その艦には灰色の梟が刻まれていた。灰色の梟は間違いなくディーンのパーソナル・マークだ。しかしその艦は新兵が言うにはこれまで見た事のない様な艦であったとの事だ。見た事のない艦と言う単語にマイカは柳眉を寄せる。

「まさか海賊討伐の時に見たと言う例の…」

「<幽霊船>ではないよ。新兵が見た事が無いって言っているのはこれが敵艦の中でもまだ情報が少ない奴だからだと思うよ」

 新兵の証言から推測された敵艦はダーナ帝国のトリスタン級と呼ばれる巡洋艦だ。

 トリスタン級巡洋艦はダーナ帝国の最新艦でまだ12隻しか確認されていない。その内の3隻をどうやらディーン・カノータスは配下に置いている様だ。

 しかし問題はそこでは無い。

「きな臭いな…」

 どうにもタイミングが良過ぎる気がする。

「まさかとは思いますがスプーニー女史はこの事を知って……」

「いや、それは無いよ。軍の情報部だって今日手に入れた様な情報を一介の報道者が先んじて手に入れられるとは考えられない。もしそうだって言うんなら私は彼女を情報部へ推薦するさ」

 そう言ってケインズは肩を竦めてみせる。スプーニーの取材とディーンの目撃に関しては無関係で問題ないと言える。しかしディーンと惑星パルム、そこにケインズは何かあると直感した。

 そして。本当にもしかしたらの話にはなるが。

 惑星パルムで何か不穏な動きがあり、それにスプーニーが勘付いているのだとしたら、

「マイカ君、取り急ぎパルム惑星軍と連絡を取ってくれ。現在のパルムの情勢と帝国騎士団の目撃情報、若しくは直近で戦闘が無かったか教えて欲しいと」

「了解しました」

 マイカはそう言って退室していった。ケインズはその後ろ姿を眺めながら暗雲立ち込めるパルムへ深く溜息をついた。


 空間ウィンドウを開いてジッと考え込む事、1時間。テーブルの上に置かれた紅茶はもう冷めてしまっていてショートケーキの苺は傾いて頂から皿の上に落ちてしまっている。

「フィオさん。紅茶、冷めちゃって美味しくなくなちゃってますよ」

「うん…」

「あと苺のショートケーキ、全然手を付けられてないですけど、どうかしましたか?」

 私の奢りですとエルムがテーブルに置いてくれたが残念ながらフィオはそこまで甘い物が好きな訳ではない。誕生日でもないのに何故、突然にショートケーキを出されたのかフィオには理解不能であった。

 いや、想い人からこうやって何か貰えるのは嬉しいけどと心の片隅で考えながらフィオは目の前の画面に集中していた。

 エルムは冷めてしまった紅茶のカップを下げると持ってきた新しいカップに紅茶を注ぐ。

「何かお悩みですか?」

「あぁ…その新しいヴァルキリーの兵器に関してな」

 フィオはエルムが淹れなおしてくれた紅茶を受け取って一口飲む。シャルロットに言わせると淹れ方がとてもよいらしいがフィオにはそこまで詳しい違いは分からなかった。

 けれどその温かな味が少しだけフィオの強張っていた神経を和らげてくれた。

「うーん…これ本当なのかなぁ……いやでも、スペックとか色々見る限りでは大丈夫なんだろうけど、何これ?何をどう考えたらこんな発想に至るんだろう。そしてそれを実行に移しちゃうなんて」

 まぁ可能だと分かればやっちゃうのが技術屋だけどとブツブツ言いながらフィオは苺を指で摘まむと口へ放り込んだ。

「お行儀悪いですよフィオさん」

「ゴルヴァーン工房で一度、ケーキ出してみ?皆、手掴みで食べるから」

 流石に手を拭いてからだがあそこの猛者たちはケーキをフォークで食べると言う習慣を知らないのではないかと思う。

「もう仕方ないですね」

 そう言ってエルムはフォークを手にするとケーキを小さく切った。それをフォークに乗せて持ち上げると、

「はい。フィオさん、口を開けて下さい」

「……いやいやいやいや、それは流石に恥ずかしいと言うか」

「手掴みで食べる方が恥ずかしいですよ」

 エルムが眉を顰める。

 どうしてこの娘は羞恥心と言う言葉から縁遠いのだろうか。フィオの集中力は完全に途切れた。目の前に差し出されたフォークに乗ったケーキを見てたじろぐ。それでも見ているだけではケーキは消えないのでフィオはなけなしの気力を振り絞って口を開ける。

 口の中に生クリームの甘みが広がりスポンジの柔らかさがまた格別なのに驚く。何でこんな上物が戦艦にあるんだと思ったら、

「美味しいですか?それこの前にアリアさんと一緒に言った喫茶店で売ってたケーキなんです。今日来る前に買って来たんですよ」

「へぇ…って、それって…」

 もしかして俺の為にと言ってからフィオは顔を赤らめた。言っていてあまりに恥ずかしかった。場合によっては自惚れているとしか思えない台詞だが、

「はい、そうですよ」

 エルムはなんて事の無い様に笑みを浮かべて答える。そこには一切の不純物は無く、ただ本当にフィオへ食べさせるために買ってきてくれたのだと感じさせる。

 ただそれと同じくらい、エルムの好意と自分が抱いている好意が別の物だと感じさせる無邪気さでもあったが。

「うん、そっか…うん、ありがとう」

 それでもやっぱり嬉しい物は嬉しいのでフィオはエルムからフォークを受け取ると改めてケーキが乗った皿を自分の方へ寄せる。

 あまり好きではないショートケーキも今日この時だけは一番の好物であると断言出来そうだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ