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涙を隠した
「おはよ~」
羅菜は寝ぼけながらリビングに入ってきました。
「おはよう」
瑠菜は何事もなかったように席についてコーヒーを飲んでいます。
「そぉだわ!」
羅菜の紅茶を運んできたママはニコニコ嬉しそうに話し出しました。
「今度四人でピクニックにでも出掛けましょう」
「いいね」と羅菜も張り切ります。
四人で出掛けるなんて久しぶり。ましてやピクニックは小さい頃に行ったきり。瑠菜も楽しみで仕方ありません。
「いつ行く?」
「そぉね~パパに聞いてみるわ」
「わかった。お弁当つくるね」
「ありがとう」




