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ただ優しいのではなく、女性慣れしてるから優しく感じるだけだよ。

作者: 七瀬








よく女性は、“優しい男性ひとがタイプ”というけど、、、?

俺から見れば、女性に優しい男は女慣れしているから優しいんだと思うんだ!

どんだけの女性と付き合ったんだよ!

痒い所にも手が届くほど、女性にとっても優しい男が俺だ!

今日も昨日と違う女性と俺はデートをしていた。




『“君の目に映る俺は幸せ者だな!”』

『なんか、キザ過ぎない?』

『今日は君とステキな夜景が見えるお店でディナーを楽しみにしてるよ。』

『確かに、ここから見える夜景がキレイ!』

『後でもっといいモノを見せてあげるよ。』

『なんか、ロマンティックね!』

『“俺はいつだって! 君の為なら、ロマンティックだよ。”』

『なんかステキ!』

『また一緒にここに来よう!』

『うん。』




俺はとっかえひっかえ、毎日違う女性とデートをする!

勿論! 被らないように女性達には配慮しているよ。

月曜日は、長い黒髪の女性と俺はデートする。

彼女は“和の女性ひと

日本女性に相応しい、立ち振る舞いで俺を物凄く立ててくれるんだ!

男より3歩下がって歩くような女性って今でも居るんだなと感じるほど。

それに彼女は、“和食が大好きだ!”

彼女と会う時は、とびっきり高級な和食のお店を予約するんだよ。

しかも、大御所の芸能人がお忍びでくるような秘密基地。

お店の裏から入れるようなお店で、俺と彼女はそっと裏口から入る。

彼女は俺の後から音をたてないように入るんだ。

お店の中は、薄っすら明るく個室の部屋に通されて料理を堪能する。

彼女の好きな物を頼んでから俺の好きな物を注文する。

彼女はニコニコして俺を見ている。

俺は幸せだ!

彼女みたいな女性と二人でデートできてね。




・・・でも次の日は、また違う女性と俺はデートをする。

最高だろう!

毎日、とっかえひっかえ違う女性とデートなんて!

俺の男友達に話したら? 羨ましがってたよ。

俺は多少の金は持っている、それは借金して作ったお金だ!

女の子とデートするためのお金。

それでも俺は幸せだ!

俺だけに見せる彼女達の笑顔が俺を突き動かすんだよ。




『あぁ、泊隙さんですか?』

『君は、里緒亜ちゃん? 随分と大人の女性になっちゃって~』

『今度! 二人でご飯でも食べに行きましょう!』

『勿論! 俺はいつでもいいよ、じゃあーLINE交換しようか。』

『そうね、また連絡します。』

『うん! じゃあーまたね!』

『じゃあ!』





また、新しい女の子が加わった。

日曜日にこの子とデートをする日に決めよう。

でも? もう1週間埋まってしまった、また増えたらどうしようか?

まあそうなったら、そうなったらでいいよね!


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 遅かれ早かれ色々と破綻しそうですが……(^^;)
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