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神に唾吐くオンナがひとり

作者: 秋葉竹




冬が終わってた

そして約束の日に約束の時間

約束の場所に行った


気がつくと

春はその駅前にも来ていた

さくらの木は見えないけど

散り

舞う

桃色の花びらが見えた


目が良くないくせに

裸眼にこだわって

それで仕事にも支障もないので

そのままにしてたこと


真剣に

後悔したよ


さがしても、さがしても、

みつからないのは

私の目が悪いから


もし私の目が良ければ

きっとあなたをさがしだして

いまごろ恋人つなぎで

手をつないでる


はず




風の吹く駅前の

やさしい風は

最果ての孤独からやって来た風だって


理解した


花びらを舞わせる

孤独な風が

騙された私を

馬鹿だと告げる


髪に感じた花びらを払い落とし

神に唾を吐くのもよしとする


ナゼ、

アイツニ、

アワセタ?

カミ、メ!






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