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元走り屋の思い出話  作者: 走り屋次郎
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借金地獄に堕ちた友人

山で知り合って一番仲良くなった友人。


彼はFDに乗り、事故ってはまたFDに乗り換え、最後はGC8に乗った。


最初のFDはVマウンドからT88タービン等のチューニングで、

莫大な金額を注ぎ込んで完成させた430馬力近くのFDを所持した。


高速道路では280kmまでマークし、山では最速だった。


しかし、ある世界的有名な国際サーキットでクラッシュ。

そのFDは廃車になった。


だが、1年後…彼はどこかからFDの箱を持ってきて生き残ったパーツを組み込んだ。


それも今度はエンジンまで作り直して480馬力まで出した膨大なパワーと鬼のようなトルクでまた山で最速に返り咲いた。


しかし、降りだした雨に足を救われて内巻きして防砂堤に激突。

500万のFDはついにただの鉄屑になった。


しかし、彼は最後まで諦めなかった。


親や親戚達から借金をして推定400馬力にまでチューニングされたGC8を購入した。


消費者金融からヤミ金、借りられる所から全て借り尽くし、いよいよ「あいつヤバイよ」と噂さえ聞くほど追い込まれていた。


それなのに、彼は他所の山で刺さった。

私がその山に、迎えに行き自宅まで送ったのが最後、彼はそこから行方不明になった。


消されたのか、自発的に逃亡したのか分からない。

ただ、元気でいてくれれば嬉しいのだが…。


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