表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元走り屋の思い出話  作者: 走り屋次郎
50/74

エンジンブローを目撃したときの話

私の行っていた峠は前半でストレート区間、後半は鬼のようなテクニカル区間を抜けてやっと1本という車にとって過酷過ぎる環境だった。


時速はおおよそ200km そこからツイスティーに振られる座右の高速コーナー、そしてヘアピン。


ここでは数多の走り屋、若者達の車を葬った悪名高きコーナーだった。


それ故に国際サーキットに持ち込んでもいい仕上がりの車両がこぞって挑戦していくのを見てきた。


当時としてはまだあれほど過激なアンダーディフューザーやウイングなども大きくなかった時代で、単純に馬力としっかりと足を決めた車が速いという認識だったはずだ。


忘れられない車は6代目のエボのトミマキだった。


あれは夏の暑い夜だった私はその日も懲りることなく走りに行き、そのトミマキの後ろについてスタートを待った。


トミマキは明らかにカムまで替わったカリッカリのモンスター車両で、筑波や富士でもそれなりのいいタイムを計測した車だった。


いわゆる"看板車"や"デモカー"といった車だろう。


そのトミマキがスタートをしたので、私もついて加速する。


しかし、その当時私は180だったので、0-100の60kmまではついていけたが、そこから先はもはや飛ぶように加速していった。


あっという間にテールランプしか見えなくなった所で白煙が視界を遮って、何か私は悪い予感がしてアクセルを緩めた。


案の定、赤のトミマキがボンネットやマフラーからものすごい量の白煙が出てハザードを着けて止まっていた。

つまり、エンジンブローだ。

原因は無茶なブーストアップが生んだ惨劇。

走り屋達も野次馬も集まってオイル処理作業が始まった。


私はトミマキのオーナーと一緒に麓のコンビニに止まってレッカーを呼んだ。


後日、私の180のボディー色が白色からどす黒い茶色が大量に付着し、カーシャンプーを2本使ってなんとかオイルを落とした。


ものすごく迷惑だった。


不可抗力とはいえ、勘弁願いたいものだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ